どうもお久しぶりです。
帰国後、日本を存分にエンジョイしておりますにしきよさんです。
現在は東京の姉夫婦宅に居候中。
甥っ子姪っ子の保育園送り迎えをしつつ来たる社会復帰に向けてパワーを貯蓄したい所存。
遅ればせながら帰国後の初牛丼をいただきました。
枯れ果てた全身の細胞一つ一つに出汁の旨味が沁み渡りました。
やはり日本は最高です。
書店に立ち寄ったのですが、地球の歩き方って今こんなことになってるんですね。
なかなかどうして興味深い切り口のものもありいくつか欲しくなってしまいました。
さて、前回までで旅のパートはすべて終了、今回からは旅で使ったお金を精算したり所感を述べたりといったまとめパートに移っていこうかと思います。
一応今考えてるお品書きは以下の通り↓
エピローグ1 良かった国ランキング
エピローグ2 世界一周、全部でいくら使った?
エピローグ3 地域別ふりかえり
エピローグ4 旅で何を感じたか・これからのこと
エピローグ5 最後に
今の段階で考えてることなので変更の可能性も大いにございますが。
長い旅の締めくくりですし書きたいこともゴチャゴチャとっ散らかっております。
とりあえず今回はあまり思考を使わず書けそうな「良かった国ランキング」を手始めとしてスタートさせていただきましょう。
何の客観性にももとづかない独断と偏見にまみれたランキングですがどうぞよろしくお願いします。
良かった国ランキング
世界を旅した人がよく聞かれる質問ランキング堂々の第一位
「どの国が良かったですか?」
に真面目に回答していこうかと思います。
すでに何十何百と同じ質問を頂戴しておりますのでここいらで文章化、次同じ質問をいただいた際には本ページのURLぶん投げて回答完了!とさせていただきたく考えた次第です。
というのは半分冗談ではありますが、
しかし実際問題としてこの質問、気軽に聞かれる割にはなかなか答えにくい質問でもあるんですよね。
「良かった」をどのように捉えるかに依るのだと思います。
単に「街が綺麗だった」とか、「観光の見所が多かった」とか、
「ご飯がおいしかった」
「人が優しかった」
「交通の便が良かった」
「治安が良かった」
「物価が安かった」
のようなポジティブな面を「良かった」と捉えることもできますし、
逆に、
「不便」
「不衛生」
「未発展」
など一見ネガティブに見える面からだっていろいろな気付きを学ぶ機会があり、それらをもって「良かった」と表現することもできるわけです。
どのポイントを求めたり重視するかによって「良かった」国というのはいかようにも変わりますので思われるよりずっと答えるのが難しい質問なのです。
以上の前提をわかってもらいつつ、「良かった国ランキング」としてあえて順位を付けてみるのが今回の試みです。
ただ読者の皆様も薄々感付いてるとは思いますが、にしきよさんは長年の非リア生活のために人間性が少々残念な方向にねじ曲がっております。
厨二病もいまだに抜けきっていませんし、そんな人間の感性で作ったランキングが人様のお役に立つとは思えませんのであくまで参考程度と留保しながら読み進めてくださいまし。
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さっそくランキングの発表に入りたいのは山々ではございますが、その前にランキングのノミネート国、もといこの旅で訪れた国を簡単に振り返りましょう。
訪れた国は全部で47ヵ国(日本は除く)。
1.東南アジア(9ヵ国)
1.フィリピン
2.インドネシア
3.シンガポール
4.マレーシア
5.タイ
6.カンボジア
7.ベトナム
8.ラオス
9.ミャンマー
2.インド・シルクロード(6ヵ国)
10.インド
11.ネパール
12.パキスタン
13.UAE(アラブ首長国連邦)
14.イラン
15.トルコ
3.ヨーロッパ(10ヵ国)
16.ギリシャ
17.イタリア
18.バチカン市国
19.オーストリア
20.チェコ
21.ポーランド
22.ドイツ
23.フランス
24.スペイン
25.ポルトガル
4.アフリカ(12ヵ国)
26.イスラエル
27.エジプト
28.エチオピア
29.ケニア
30.ウガンダ
31.ルワンダ
32.タンザニア
33.ザンビア
34.ジンバブエ
35.ボツワナ
36.ナミビア
37.南アフリカ
5.北米(3ヵ国)
38.アメリカ
39.メキシコ
40.キューバ
6.南米(7ヵ国)
41.コロンビア
42.ペルー
43.ボリビア
44.チリ
45.アルゼンチン
46.パラグアイ
47.ブラジル
上記の今旅で訪れた47ヵ国がランキングの選出対象になります。
以上、前置きが長くなりましたがいよいよ本題の良かった国ランキングを発表して参ります。
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良かった国ランキングトップ10
第1位
インド
「一番嫌いな国はどこ?」
と聞かれたら間違いなくインドと答えると思います。
最初の都市コルカタでは着いたその日に詐欺師に騙されて身ぐるみ剥がされる寸前まで行き初日からインド人不信に、
街は汚いし人はウザいし食べ物は不味いしで全く良い所などありません。
しかし不思議と心に残っている出来事が多い国でもあります。
ヒンドゥー教の聖地バラナシではガンジス川の川岸で火葬される老人を見送り死生観について考えを巡らせ、
シク教の黄金寺院があるアムリットサルでは国籍や宗教を問わず振舞われる無料の食事をいただき、資本主義とは別の原理で動いている世界がある、と体感し、
などなど・・・
例を挙げればきりがありません。
日本とはあまりにも常識が異なるインド・・・
そもそも常識という言葉自体が存在するかすらも疑わしいインド・・・
こちらの都合などお構いなしに土足で旅行者の心を踏み荒らしてくる奔放さに衝き動かされ、気付けば東西南北各地をぐるりと巡っていました。
たった3ヵ月旅しただけではその一片を理解することも不可能なほど、インドという国はあまりに大きく、そしてあまりに深い存在なのでした。
好きか嫌いかでいうと間違いなく嫌いの方ですが、それを覆すほどの圧倒的なエキサイティングさを持つインドが良かった国ランキング堂々の第1位です。
第2位
アメリカ
急激なインフレと歴史的な円安で今やなかなか旅行することが難しくなってしまったアメリカ。
しかしこの国をスキップすることは考えられませんでした。
好む好まざるに限らず現在社会はアメリカを中心に動いていると言って過言ではなく、世界のことを知りたいならこの国を直接この目で見ることから逃げられないと思ったからです。
最初に着いたニューヨークでは圧倒的な都会感に度肝を抜かれ、
歴史の街フィラデルフィアや首都ワシントンD.C.では多くの博物館に行きこの国の歴史や価値観に触れました。
アメリカがこれまで世界中でやってきたやばいことは知ってるつもりですし、この国が正義の国だとは決して言えないと思いますが、少なくとも自国のやって来たことを反省し、自分たちが決して完璧ではないと認めたうえでそれでも万人にとって理想となる国づくりをしていこうという強い意思を感じる国でもありました。
シカゴからはレンタカーを借り大陸を横断。
果てしなく続く平原や雄大な自然に改めてこの国の大きさを感じました。
レストランで食事するとそれだけで7,000円くらいはかかってしまうアメリカ。
そんな国を2ヵ月近くも旅できたのは、行く先々で泊めてくれた方々のおかげでした。
見ず知らずの人間を見返りなしに泊めてくれるなんてどれだけ愛情が深いのだろうと痛く感激させられました。
おかげ様で最高の旅になりました。
この場を借りて感謝させていただきます。
大都会に大自然と何もかもスケールが大きい超大国。
行く前と行った後で大きく印象を変えさせられたアメリカを第2位とさせていただきます。
第3位
タイ
初心者も玄人も、旅人なら誰でも大好きでおなじみのタイ。
大都会である首都バンコクは高層ビルが立ち並びつつもすぐ隣には昔ながらの生活が営まれる地区があるなどいろんな顔を覗き見れる都市です。
パッタイにバーミー、カオマンガイ、トムヤムクンなどタイ料理はなんでも絶品。
仏教寺院などの見所もたっぷり。
バンコク以外の田舎もまたのんびりしていていつまでも滞在していたくなる魅力があります。
ラオスとの国境の街チェンコーンではあまりの居心地の良さに半沈没。
「パパイヤビレッジ」は一押しの宿です。
タイは何度でも足を運びたくなる魅力に溢れた国でした。
食の美味しさ・観光の魅力度・人のやさしさ・物価の安さ・治安の良さ、どれを取っても隙のない総合的な優秀さでタイが第3位に輝きました。
第4位
イタリア
ローマ帝国やルネサンスと深い関係にあるイタリア。
ローマ、ナポリ、フィレンツェ、ヴェネチアと各地に有り余るほどある観光地が魅力の国でした。
適当に歩くだけで超有名観光地に次々ぶち当たるローマ、
ルネサンス、ヨーロッパの歴史の大変革の震源地となったフィレンツェ、
小さい頃からずっと来たかったヴェネチア、
(ポケモン映画の舞台なのだ)
とにかく目白押しの観光が楽しい国でした。
またイタリアと言えばイタリア料理。
シンプルながら驚くほど美味しいマルゲリータや、
ボンゴレスパゲティ、
グロテスクな見た目からは想像できない上品な味のイカ墨パスタなどなど、
イタリアでは毎日の食事も大きな楽しみでした。
質・量ともに圧倒的な観光資源、そして食の美味しさが光るイタリアが第4位入賞です。
第5位
ペルー&ボリビア
2ヵ国タッグでのランクインはルール違反くさいですが、隣同士の国ですし同時に訪れる人も多いと思うので大目に見てください。
アマゾンの原生林からアンデスの山々まで、同じ国とは思えない程変化に富んだ国土を持つペルー。
ずっと憧れていたアマゾン川をハンモック船で下ったり、ジャングルで1泊するツアーに参加。
線路に沿ってひたすら歩く通称スタンドバイミーコースでマチュピチュを目指したりと多彩なアクティビティを楽しみました。
ペルー料理はどれも美味しくそして物価も安いというのもポイント高し。
ボリビアは何と言ってもウユニ塩湖。
ちゃぷちゃぷという自分の歩行がたてる波音以外一切の音がない凪の世界。
見渡す限りの鏡張りは天国にいるのかと錯覚するほど。
間違いなく世界一の絶景でしょう。
レベルが高い多彩な観光地、おいしいご飯、そして物価の安さで魅せたペルー&ボリビアが第5位でした。
第6位
ネパール
ネパールは何と言ってもエベレストトレッキング。
およそ2週間かけて標高5,300m地点にあるエベレストベースキャンプを往復しました。
着替えやカメラなど、多くの荷物を背負った状態でのトレッキングは非常に過酷なものでした。
標高を上げるにつれてモノは貴重になります。
上の方ではWiFi・電気・そして水ですら十分にアクセスできなくなり、普段何不自由なくそれらを使える生活を送れていたことに感謝の念を抱きました。
また山道には100kgを超す重さの食料や燃料を担いで運ぶ方々が多くおりぼくたちの観光を支えてくれています。
翻って普段の生活でも、見えないだけでそこには多くの感謝すべき人々がいるのだということを考えさせられたのでした。
もちろん、苦労して辿り着いた世界は大変な絶景。
サングラスなしには目を開けない程眩い銀世界。
あらゆる生命を拒絶する世界の中ただぼくの身体のみが熱を帯びているのを感じたのでした。
ネパールと言えば美味しい日本食も忘れてはいけません。
なぜかネパールはハイレベルな日本食屋さんが密集する国。
トレッキングから帰った後に食べた日本食の味は一生忘れないでしょう。
エベレストトレッキングは世界一周で行ったアクティビティの中でも1,2位を争うほどやって良かったアクティビティ。
いつか年をとった後に再び挑戦することが人生の目標のひとつとなりました。
唯一無二のエベレストトレッキング、そして日本料理の美味しさも無視できないネパールが第6位に入賞です。
第7位
UAE(アラブ首長国連邦)
UAEでは近未来都市ドバイを訪問。
世界一高いタワー、世界一大きいショッピングモール、世界一の噴水などなど・・・
有り余るオイルマネーでひたすら世界一を量産するドバイ。
世界中から富裕層が集まりさぞかし物価も高いのかと思いきや、実は国民の9割が賃金の安い外国人労働者で占められており物価は意外や意外それほど高くありません。
オイルマネーに外国人労働者、日本とは根本的に構造が異なるこの国からは国の在り方について考えさせられました。
お金があればもちろんいろんな楽しみ方ができますが、ないならないでもそれなりに楽しめるところが魅力の一つかもしれません。
他にはないゴージャスな近未来都市、でありながらバックパッカーでも意外と楽しめるという意外性を持つドバイを擁するUAEが第7位となりました。
第8位
エジプト
紀元前3000年からとも言われる長い歴史を持つエジプト。
ピラミッドは言うに及ばず、
数々のエジプト王が眠る「王家の谷」
世界遺産創設の発端となった「アブシンベル大神殿」などなど、
ロマンあふれる観光資源が何よりの魅力でしょう。
砂漠のイメージが強いエジプトですが、紅海に面したリゾート地ダハブではダイビングなど海のアクティビティが楽しめます。
物価も安くついつい長居してしまう魅力ある場所でした。
そんな観光の魅力あふれるエジプトですが民度の方はかなり残念。
意味もなくウザ絡みされたり、観光客から1円でも多く搾り取ってやろうという態度には毎回イライラさせられました。
とは言え今となってはあれもいい思い出なわけねーだろ〇に晒せ(^ω^)
エジプト人によるクソすぎる愚行の数々を観光力と物価の安さが辛うじてカバーしたエジプトが第8位にランクインです。
第9位
ナミビア
続いてもアフリカからナミビアがランクイン。
ナミビアではメンバーを募り1週間レンタカーを借りてロードトリップをしました。
国立公園内を自由自在に運転できるサファリ、
キャンプと車中泊、
スカイダイビング、
砂漠の夕陽と盛りだくさんの1週間となりました。
レンタカーでワイワイ走ったのがシンプルに楽しかったナミビアが第9位に入賞です。
第10位
キューバ
世界でも珍しい社会主義国であるキューバ。
アメリカとは対立しており長年の経済制裁の影響で非常に貧しい国です。
しかし国民は陽気そのもの。
国から住む家が与えられるのでホームレスは存在せず、食料も配給で保障されているので飢える心配はない。
この国の陽気さはそんな安心感からくるのかもしれません。
お隣のアメリカはゴリゴリの資本主義で見た目は発展してキラキラしていますが、貧富の格差が大きくホームレスや薬物中毒者も多いです。
共産主義は悪であり資本主義こそ成功への道と習いましたがどうなのでしょうか?
世界でも稀に見る社会主義の国で貴重な経験をすることができたキューバが第10位です。
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以上、独断と偏見で選ぶ「良かった国ランキングベスト10」でした。
本ランキング、どの国をランクインさせるかなかなかに悩みました。
惜しくも入賞はなりませんでしたが、
バイクで縦横無尽に駆け抜けたインドネシアやベトナム
人との出会いにも恵まれたカンボジア
シルクロードの歴史感じたイラン
旅中屈指の魅惑の街イスタンブールを擁するトルコ
建築・芸術・食、あらゆる分野が一級品のオーストリア
信仰とは何かを考えざるを得なかったイスラエル
かつて授業料を支援していた子だもたちに会うことができたルワンダ
地球の裏側で日系人コミュニティの温かさにふれたパラグアイとブラジル
などなど・・・
泣く泣く表彰台から降りてもらった国もたくさんあります。
今回はエンタメ性を持たせるため敢えてランキング形式で順位付けしましたが、人によってはどこが1位になってもおかしくないくらいどの国も魅力的な国だと思います。
次に旅行する国を迷ってる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
世界一周・47ヵ国を旅したにしきよさんが胸を張ってお墨付きいたしますよ。
・・・・・・
以上、「良かった国ランキングベスト10」でした。
ここからは余談となりますが、
このランキングを作る作業、やってみるとなかなかに楽しいものですね。
調子に乗って
「美味しかった料理ランキング」
「感動した絶景ランキング」
「居心地が良かった街ランキング」
とかノリノリで作ってましたし
しまいには
「面白かった遺跡ランキング」
「心動かされた美術品ランキング」
なるものまで危うく用意するところでした。
さすがに全部盛り込むと食傷しそうなので自粛いたしましたが。
もし気になる方がおられましたら対面時にでも直接聞いていただければと思います。
これにて「エピローグ① 良かった国ランキング」は終了です。
予定通りいけば次回は「エピローグ② 世界一周、全部でいくら使った?」となります。
変態のごとく1円単位でメモった出費がついに陽の目を見るか?
我がExcel術が火を吹く予感です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
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