予防接種と海外旅行保険について

世界一周の準備

こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。

今回は予防接種と海外旅行保険について書こうと思います。
どちらも命や健康に関わる重要なことです。

この投稿ではぼくが打った予防接種と保険はこんなんですよ~ぐらいの紹介にとどめておきます。全部書こうと思ったらものすごくめんどくs文量が多くなりそうなので。
詳しくまとめてくれているサイトは他にもたくさんあるので、必要な方はそちらを参考にしてください。「世界一周 予防接種」「世界一周 保険」とかで調べればたくさんヒットします。
ぼくもお世話になりました。ありがとうございます。
(また、国や医療機関が作成した資料も併せてご確認ください)

ぼくに関する結論としては、予防接種は推奨されるほとんど全てのものを接種し、海外旅行保険はクレジットカードに付帯する保険でまかないます。

〇予防接種について

世界一周する際に推奨される予防接種は以下のものがあります。 赤字のものはぼくが打った、または打つ予定のものです。

1.A型肝炎
2.B型肝炎
3.破傷風
4.狂犬病
5.日本脳炎
6.ポリオ(急性灰白髄炎)
7.黄熱病
8.ジフテリア
9.腸チフス


推奨されるものはだいたい打って行きます。
それぞれについて簡単に説明させてください。
(見出しをクリックすると厚生労働省のページが開きます)

1.A型肝炎
世界中で感染する可能性があります。主に水や食べ物を介して感染するようです。発熱や嘔吐の症状が現れます。命に関わる病気ではないですが、世界中で感染する可能性があるため、最も重要な予防接種の一つです。
3回の予防接種が必要で、そのうち2回は日本ですでに打ちました。1回目から6ヶ月後以降に3回目を打つ必要があるため、これはタイで打つ予定です。

2.B型肝炎
世界中で感染する可能性があります。主に性行為、医療器具を介して感染するようです。嘔吐や腹痛、黄疸の症状が現れます。性行為をしない、しっかりとした医療機関で受診するなど対策をすれば必要なさそうです。

3.破傷風
世界中で感染する可能性があります。傷口から菌が侵入して感染するようです。手足のしびれ、呼吸困難などの症状が現れます。死亡率が高く、最も重要な予防接種の一つです。
破傷風を含む三種混合ワクチン(百日咳、破傷風、ジフテリア)をぼくは幼い頃に3回打っていましたので、同ワクチンを追加で1回だけ打ちました。

4.狂犬病
アジア、アフリカが主ですが、世界中で感染する可能性があります。犬の他にも、ネコ、リス、コウモリなどあらゆる哺乳類に噛まれたりひっ掻かれたりすることで感染するようです。感染後、数ヶ月の潜伏期間を経て発病。発病すると100%死にいたります。最も重要な予防接種の一つです。
ぼくは日本ですでに打っています。

5.日本脳炎
アジアで感染する可能性があります。主に蚊にさされることによって感染するようです。感染しても発症率は低いようです(0.1~1%)。発症すると高熱、嘔吐、意識障害などの症状が現れます。
ぼくは小学校入学までに3回打っていましたので、追加で1回だけタイで打つ予定です。

6.ポリオ(急性灰白髄炎)
南アジア、中東、アフリカなどで感染する可能性があります。感染者の糞便に含まれるウイルスから経口感染するようです。感染しても90%以上の人は症状が出ないようですが、0.5%程度の人に麻痺が見られ、最悪死亡する可能性もあるようです。
ぼくは幼い頃に1回打っていましたので、追加で1回だけタイで打つ予定です。

7.黄熱病
アフリカ、南米で感染する可能性があります。主に蚊にさされることによって感染するようです。発熱、嘔吐、黄疸などの症状が現れます。死亡率が50%にものぼる病気です。打たなければ入国できない国もあるため、該当地域を訪れる場合は必須の予防接種と言えます。
1回の接種で生涯有効な免疫が付きます。ぼくはタイで打つ予定です。

8.ジフテリア
ロシア、東欧で感染する可能性があります。咳、くしゃみなどにより飛沫感染するようです。 発熱の症状が現れます。死亡率が10%程度ある病気です。
3.破傷風と同様に、幼い頃に三種混合ワクチンを3回打っていましたので、同ワクチンを追加で1回だけ打ちました。

9.腸チフス
世界中、特に発展途上国で感染する可能性があります。糞尿に汚染された飲物や食物から経口感染するようです。高熱、頭痛、発疹などの症状が現れます。症状が重い場合は腸から出血したり、腸に穴が開いたりすることがあるようです。
接種回数は1回ですが日本では接種できません。ぼくはタイで打つ予定です。

以上がぼくが打った、または打つ予定の予防接種です。
ところどころ、タイで打つ予定です、と書いていますが、タイのスネークファームというところでは日本の1/3くらいの費用で予防接種が打てるのです。西回りで世界一周する旅人はまずタイで予防接種するというのは半ばお約束のようなものなのです。

これまで打ったものと、これから打つ予定の予防接種の合計金額は、\88,965でした(目安金額。下記参照)。まぁまぁ大きい金額です。
決して資金の多い旅ではないですが、お金で安心・健康が買えるのであれば安いものだと思います。

1.A型肝炎 \7,500×2回 + \4,200(予定)×1回 = \19,200
3.破傷風 \4,200×1回 = \4,200
4.狂犬病 \12,000×5回 = \60,000
5.日本脳炎 \1,350(予定)×1回 = \1,350
6.ポリオ(急性灰白髄炎) \750(予定)×1回 = \750
7.黄熱病 \2,550(予定)×1回 = \2,550
8.ジフテリア (破傷風と同じワクチン)
9.腸チフス \915(予定)×1回 = \915

※旅事情に詳しい方は、上の4.狂犬病でおやっと思われたかもしれません。 本来、狂犬病の予防接種は3回です。ぼくは予防接種前にモロッコで誤って犬に噛まれたことがあったため暴露後接種という形で5回接種しました。噛まれたといっても毛並みがきれいな飼い犬でしたし、甘噛みみたいなものでしたけどね。一応です。
狂犬病に感染した動物に噛まれた場合でも、すぐに患部を消毒し、適切にワクチンを打てば問題なく発症を防げます。ただ、おサイフ的に優しくないですが。
世界一周でなくても海外旅行よくするよって方は(狂犬病に限らず)なるべく予防接種してから行かれることをおすすめしたいです。

また、上記以外の病気にも気をつけたいと思います。例えば、マラリア、HIV、高山病などです。

マラリアはアフリカで感染する可能性がある病気です。主に蚊にさされることで感染するようです。高熱、頭痛、吐き気などの症状が見られ、死亡する場合もある病気です。 マラリアはワクチンが未開発なので、該当地域を旅するときは予防薬を毎日飲みながら気をつけたいと思います。

HIVは主に性行為によって感染します。そのような行為をしなければ基本的に大丈夫ですが、地域によっては注射針の使い回しなどによる医療感染の恐れがあるようです。アフリカなどの発展途上の地域を旅するときは、万一に備えて、新品の注射針を所持しておくなど自分でできることをするつもりです。

高山病は高地の低酸素状態に体が順応できずに起こります。頭痛、吐き気、食欲不振をはじめさまざまな症状が現れます。一時的なもので病気ではないですが重篤な症状の場合には死亡することもある侮れないものです。高地を急いで移動しない、激しい運動をしない、水分をしっかり摂り呼吸を整える、予防薬を服用するなどしてなるべく防ぎます。ぼくどうやら高山病に弱い体質ぽいですし。

〇海外旅行保険について

病気やケガの治療費、携行品損害補償、加害時の賠償補償、(考えたくないですが)万一死亡した時の事後処理費などなど。海外旅行保険は旅するうえで必須です。
なんたって海外では医療費10割負担で場合によっては1回の治療が数100万になるケースもありますからね。

とりあえずどれくらいするものか調べてみましょうかね。
条件を入力して見積もりボタンをポチっとな、ん~どれどれ


40万円━━━━(゚∀゚)━━━━(年間)!!
無理無理無理無理無理!!



ぼく2年くらい行くつもりなんですけど。
他のところで見積もっても、条件を下げても頑張って年間20万円・・・。おおう・・・。


・・・・・・

・・・ええと、予防接種の方では「お金で安心・健康が買えるのであれば安いもの」とかほざいておきながらアレですけど、海外旅行保険には入らないことにしました。理由はぶっちゃけお金です。さすがに金銭的に厳しいぞと。。。

と言っても無保険ではありません。さすがに無謀すぎるので。
どういうことかと言いますと、クレジットカードに付帯する保険でまかないます。

今回の世界一周では合計5枚のクレジットカードを持っていきます。そしてポイントは、クレジットカードの保険には自動付帯利用付帯の2種類の利用条件があることです。

自動付帯とは、海外旅行にクレジットカードを持って行けば自動で保険がかかりますよ、ということです。持っているだけで旅行開始日から効果があります。
一方、利用付帯とは、持っていくだけじゃダメだよ、ちゃんと使ってくれないと保険かけてあげないよ、ということです。公共交通機関などの料金をカードで支払った日から効果があります。

一見、利用付帯は不親切に見えますが、カードを使うまでは保険がつかないということは逆に言うと、好きなタイミングでカードを使って保険をスタートできるということです。ここがミソです。

ぼくが持って行く5枚の内2枚は自動付帯で、3枚は利用付帯のクレジットカードです。
自動付帯の2枚はともに最初の約3ヶ月で保険期間が切れるため、そのタイミングで順次、1枚づつ利用付帯のカードを使用して保険をスタートさせます。利用付帯のカード3枚ともそれぞれ約3ヶ月の保険期間があるため、全部で約1年の保険がクレジットカードによってまかなえるということです。
この方法で行きたいと思います。

とは言え、決して完璧な手ではありません。クレジットカードの補償は保険会社のそれと比べて手薄いことが多いです。例えば、保険会社の治療費補償の限度が無制限なのに対して、クレジットカードの補償では300万円が限度だったりします。そこまで必要なケースはまれだと思いますが。

それと、決定的なのが、この方法では1年間しかカバーできないということです。ぼくは2年間旅する予定なので足りていません。これに関しては、必要であれば海外旅行中でもスタートできる保険会社の保険に入ろうと考えています。または、どこかしらのタイミングで一時帰国を検討するかもしれません。一時帰国をはさんだ場合はクレジットカードの保険はリセットされるのです。
保険のために帰るのではありませんが、旅疲れを起こしていたらちょうどいいタイミングだと思って帰ってくるかもしれません。

いずれにせよ無茶なことはせず、なるべく保険のお世話にならないようにしたいと思います。
生きて元気な姿で帰ってくる。それが一番だと思うので。

今回の投稿は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント

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