カコタビ2 パキスタン・イラン編

カコタビ

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

いや~ブログ書くって大変ですね。
1つ記事書くのにどんだけ時間かけてんねん、って思いました。そんなに長い記事でも内容のある記事でもないのに。ぼくは今仕事してないですし実家でニート同然の生活です(ていうかニート)。準備のため出かけたりはしますがそれでも記事書くのに使える時間はたっぷりあると思うんですけどね。
旅しながら毎日ブログ更新してる方って本当にすごいと思います。


文才ぽちぃよ


第2回はぼくのバックパッカーデビュー戦となった、「パキスタン・イラン編」をお届けしたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。

まず、バックパッカーデビュー戦がパキスタンってちょっと珍しいと思うんですよね。自分で言うのもアレですが。初旅がインドだったっていう旅人はたまにいますが。じゅうぶんぶっ飛んでると思いますけど。まずはそのあたりから説明させてください。

前回の2ヶ月間のタイ出張で海外おもしろいかもと感じ始めたぼくです。帰ってからいろいろな海外旅行の本を読んでいました。確か一番はじめに手を取ったのは、世界一周したご夫婦が書いた本だったと思います。いろいろな国がのってました。実際行ったらどんな感じだったみたいな体験記と豊富な写真とともに。ぼくその当時はどんな国があるかもよくわかっていなかったのでね、素直にへぇ~、ほぉ~、すげぇ~でした。
そんなこんなで、楽しかったなぁ~、行きてーなぁ~、行こう。となりました次第です。

で、どこに行こうかなと上記の本をパラパラしてたところ、パキスタンに最も興味を惹かれたのです。なんでって話ですがこればかりは直感です。人を納得させるに足る理由はございません。すみません。
あえて言うなら、文面から、そのご夫婦がパキスタンでの旅がいかに楽しかったか、どれだけ素敵な思い出となって心に残ったか、それがより鮮烈に感じられたからだと思います。 そんなこんなでパキスタンに決定。ついでに隣国のイランにも行けそうだぞとなりました次第です。

時期は年末年始の大型連休。公休と有休をくっつけて怒涛の17連休です。上司ドン引きです。

ぼく「17連休になるのですが」
上司「長いね。海外旅行でもいくの?アメリカとか?」
ぼく「パキスタンとイランに。。。」
上司「。。。」
ぼく「。。。」
上司「。。。大丈夫なの?」
ぼく「。。。大丈夫ですぅ」

上司が心配したのは渡航先の治安かそれともぼくの頭かは今となっては不明でございます。前者であることを強く願います。

そんなこんなでめでたくお休みいただけることとなりさっそく準備です。
バックパック旅のイロハから、観光のポイントとルート、それからもちろん安全情報も。この時は好奇心がヒーハーでしたが元来ぼくはビビリですので。安全情報については穴が開くほど調べました。

バックパックなど必要なものも少しずつ買い揃えていきました。この準備期間がまぁ楽しかったです。あれもいるかな。これもいるかな。これはあれに使えそうだぞ。的な。
それと、パキスタンはビザがいるんです。費用は100円です。もう無料でもいいと思うんですけどね。そこはどうしても譲れないんですかね。なんかかわいいやん。

はい前置きは以上です。本編いきます。


カコタビ2 パキスタン・イラン編

2016年~2017年 年末年始休み

この旅1つ目の国パキスタン。目的地は北部の山岳地帯にある里「フンザ」です。
このフンザ、風の谷のナウシカの舞台のモデルになったと噂される土地です。たどりつくのは大変ですが、風光明媚な景色が広がり多くの旅人が再訪を願わずにはいられない場所とのこと。ここに行きたいと思います。
空港のあるラーワルピンディーという都市からフンザへ往復します。フンザはその地域の総称です。行ったのはカリマバードというところです。その後は空路でイランへと抜けました。



日本から1日かけてパキスタンのラーワルピンディー国際空港に到着です。 嗚呼、日本とは異なる国に来たんですね。わくどき。
よっぽど外国人が珍しいようです。じろじろ。


まずは街ブラ。交通状態がカオスです。

よく話かけられます。大変フレンドリーです。 だまそうとかいうわけではなく純粋に興味をもって話しかけてきます。

ラーワルピンディーからギルギットへのバスの車窓から。ギルギットはフンザまでの中継地点となる街です。乗車時間は8時間越えでしたが雄大な景色の連続で飽きませんでした。

ギルギットに到着。翌日街ブラ。 歩いていたら子供たちに包囲されるの図。 なお、泊まった宿(一泊700円)寒すぎてガクブルでした。

ギルギットのおじさんズ 道に迷っていたら親切に教えてくれました。

フンザへのバス停留所にて。 アディダスのパーカを着た少年とお姉ちゃん。 ずっとこっちを見て笑っていた。かわE。

さっきの子どもたち一家。故郷に帰るところだったらしい。 言葉は通じませんでしたけどね。とてもあたたかな感じは伝わりましたよ。

フンザへの道中。バスの中からの景色。

険しい山が突然開けて里が現れました。フンザに到着です。
ぼくが訪れたのは冬でしたので少し景色がさみしいです。春には杏の桃色の花が咲き誇り、大変美しい景観となるようです。

穏やかー。なお、谷間にある里ですのでそこらじゅう坂道だらけです。

里の子どもたちです。外国人に興味津々。

ペアルック。かわいらC。 このあたりまで来ると小さい女の子であればそれほどカメラを嫌がりません。
イスラムの戒律が比較的ゆるいのかもしれません。

この前の街、ギルギットまでは街に女性の姿をほとんど見なかったです。
聞いてみると、家の中にずっといてあまり人前には出ないとのこと。 女性を大事にしているからこそということですが、ちょっとう~んと思いました。
けど、これは日本という自由な国に生まれ育った自分の価値観です。それぞれの国には長いあいだ大切にされてきた文化があり、価値観があるのでしょう。
そんなことを少しばかり考えました。

これ屋根裏です。生活の煙と洗濯物。しゅき。

鶏飼ってました。 きっとここから一羽づつ頂いていくのだと思います。

この里の人は顔立ちがアジア人ぽくない人も多かったです。 この女の子なんてヨーロピアンな雰囲気が強いです。
その昔、古代ギリシャのアレクサンドロス大王の東方遠征軍がこの地に住んだという伝説があるようですが本当でしょうか。

氷河トレッキングにも出かけました。 ガイドは土産物屋のおにいさんが買って出てくれました。

このおじちゃん、里の一番高いところにある砦の管理人です。 見晴らしがいいので何度か行っていたのですがその度に優しくしてくれました。

長谷川メモリアルスクールに訪問しました。 この地で命を落とした登山家、長谷川恒男氏の遺言で設立された学校です。
この地を愛し、この地に愛された日本人がいたのですね。

当然ですがここでの生活は日本とは異なります。 電気は切れるし水は出ないしで、決して便利なものではないと思います。
けどそれは日本で暮らすぼくの尺度です。ここに住んでいる人は、あるものに感謝して、ゆったりと穏やかに過ごしていました。
物質的には豊かではないかもしれませんが、見ず知らずなよそ者に受け入れる心の豊かさを感じました。

短い滞在でしたが良い旅となりました。
きっとまた訪れたいと思いましたよ。

次はイランです。

イスラム教シーア派の聖地マシュハドから入国し、
砂漠の街ヤズド、
古都エスファハーンを訪れました。

イランはマシュハドからスタートです。
イランの第一印象は、想像以上に近代的だということです。それと、宗教が生活と一体化していると感じました。女性(観光客でも)は常にチャードルと呼ばれる布を身にまとわなければいけません。

聖地マシュハドのモスク(※)です。

  • To:母ちゃん)
    モスク:イスラム教の礼拝所のこと。

このモスクにはイラン全土からムスリム(※)が巡礼に来るようです。
みなさん一心にコーラン(※)を読んでいます。ちなみにコーランはぼくでも無料で借りれました。

  • To:母ちゃん)
    ムスリム:イスラム教徒のこと
    コーラン:イスラム教の教えが記された聖典のこと

これ、イスラム教の聖人の遺体が葬られている廟です。 わかりますか?巡礼者全員が触れようと手を伸ばしています。すごい熱気です。

ぼくあまり宗教のことはわかりませんが、彼らがそれを大事にしている、生きる標としている、ただそこにいるだけでしたが、そのことだけはわかりました。

移動です。夜行バスで目を覚ましたところです。バスの車窓から。

砂漠の街ヤズドに到着です。

旧市街を探索です。迷路みたいに入り組んでてすぐ迷います。楽しい。

こちら、世界最古の宗教ゾロアスター教の墓地でございます。
その名も「沈黙の塔」。いや名前かっこよすぎか。うずいちゃう。

頂上です。一昔前まではここで遺体を鳥に食べさせる鳥葬が行われていたようです。

せっかくなので少し横たわってみました。空が青かったです。
起き上がったらフランス人の男性にカメラ回されてました。飛び降りようと思いました。
この写真はその彼にもらったものです。

なお、ふざけてやったわけではないです。
ぼく宗教とか文化関連のところでちゃかすのいやですので。
ただ、どんな気持ちになるかを知りたかっただけです。

ヤズドの街のモスクです。大変立派な建築です。たぶん街で一番大きなモスクです。

写真はないのですがごくごく小さなモスクにも行きました。地元の人が日常的に礼拝をするためにあるものだと思います。決して威厳に満ちた建物でも、目を見張るような立派な装飾があるわけでもなかったですが、そこで祈る人の真剣な表情に、排斥することなく異教徒の自分に見学を勧めてくれる深い度量に、少しですが心を動かされました。

ヤズドの街で出会った日本人夫婦に誘われて郊外の村に行くツアーに参加しました。

ナン作りました。

イラン名物の水タバコです。
イスラム教の国ではアルコールが禁止されているので水タバコが嗜好品としてメジャーなようです。

イラン最後の都市エスファハーンにやって来ました。有名なイマーム広場です。

広場の建築。立派ぁ。

広場の周りに巡らされた市場。

これ、美容院です。もちろん男女別です。
個人的に街歩きでこういうところが面白いと思います。

ヤズドからエスファハーンへの寝台列車でたまたま同室だったファハッド(左)とハディ(右)。
エスファハーンを案内してくれたり、イスラムについて教えてもらったりしました。
エスファハーン大学医学部で学ぶ学生さん。エリートやん。

観光地を巡るのももちろん楽しいですけどね。でも、後から思い返してより心に残ってるのって人との出会いだったりするんですよね。
そんなことを考えた「カコタビ2 パキスタン・イラン編」でした。

次回は「カコタビ3 タイ・カンボジア編」をお届けします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント

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