#5 炊き出しボランティアを体験してきた フィリピン(4)

フィリピン

こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。

↓今回のできごとです。
1.休日のちょっとした一コマ
2.炊き出しボランティアを体験してきた
3.SMシティーモールとサント・ニーニョ教会と(ついでに)マゼランクロス


1.休日のちょっとした一コマ

2019年10月26日のお話

おっはよーございまーす!
嘘です。そんなテンション高くありません。
おはようございます。
今日はセブに来て語学留学生活始まってはじめての休日です。
朝遅くまで寝てやろうと思っていましたがいつも通り7時に目が覚めました。まぁ8時までもう一回寝たんですけどね。

さて今日は何しましょうかね。何でもできますね。英語の復習するのもありですね。世界一周についてもう少し調べ物するのもありですね。

まぁ部屋でネットぽちぽちしてたら午前おわったんですけどね。

あ、でも言い訳させてください。無駄にネットしてたわけではないです。オリラジあっちゃんのYoutube大学を見ていたのです。実は出発前からこれを見て世界史とか勉強していたのです。ぼく世界史とか全然わからないので、こういう全体像がざっくり理解できるやつ助かります。

ぼちぼち出かけましょうかね。今日は休日で学校のお昼がないので外に食べに行きます。

お、ここにしよう。こんな感じの食堂がぼくの好みなんです。

メニュー。ここから指差しで注文します。 食べ終わったあとに撮ったので少なくなってますね。すみません。

5品いただきます。右下から、白ご飯、豚の角煮、お魚の煮付け、スープ、野菜(の何て言うんですかこういうの?)です。全部で140ペソ(約300円)でした。

どれどれ。まずは白ご飯からいただきます。
うん。普通ですね。日本米と違ってこちらのご飯はパラパラ目です。

次は豚の角煮を。お、美味しいです。日本で食べるような口に入れた瞬間とろけちゃうみたいな感じではなく、ちょっと硬さは残っていますが十分やわらかいです。タレも甘辛でイイですね。

次はスープを。
ずずっ。んまっ(゚∀゚)
ぼそっと声が出ちゃいましたよ。レモングラス()が入ってるんですかね。柑橘系の酸味と香りがあります。白身魚も浮かんでる謎の葉っぱも癖がなく食べやすいです。
 

  • To:母ちゃん)
    レモングラス:香草の一種。レモンに似た味がする。タイ料理によく使われる。

魚の煮付け、野菜の何とかは普通でした。見た目から想像できる味です。

ここけっこうおいしいですし店員さんも愛想いいのでちょくちょく来ましょうかね。
ぼくは食事に関してはわりと節約しないです。 といっても観光客向けの高いところで食べるわけではないですよ。食べる品数を我慢したりしないということです。体力や健康は大事ですからね。

いったん学校に戻ります。

プールなう(1人で)。
ふふ。楽しい。
うおっ!深っ!向こう半分はもはや足がつかないくらい深いです。
おとなしくこちら半分で遊びます。
くるくる回転して水切ったり、水中で腕立てしたりして過ごしました。

べっ、別にぜんぜん寂しくなんてないんだからっ!

2.炊き出しボランティアを体験してきた

この日のメインイベントはこれです。
セブにて活動されているボランティアグループが隔週土曜に周辺の集落で炊き出しをやっているということで、そのイベントにご一緒させていただきました。参加費は1人500ペソ(約1050円)です。

イベントの趣旨としては「子どもたちに楽しい時間と食事を提供」することみたいです。
今回ぼくが参加したのは山村集落での活動でしたが、他にも墓地スラム、海上スラムでも順番に同様のイベントを行っているとのことです。
ボランティアしているのは活動しているグループで、ぼくたちはお金を払って(または支援して)その活動を体験させてもらったという位置づけになると思います。

トラックでガタゴト。街から15分くらいで山村集落に着きました。
それほど街から離れてはいないものの、電気水道はなく便利な場所ではないと思います。

着いた瞬間子どもたちがわっと集まってきした。

ボランティアグループの団員さんから少し注意事項やらスケジュールについての説明を受けた後に、いくつかのグループに分かれて村のお宅を訪問します。
ぼくが訪問したのは3人の子どもがいるお宅でした。お父さんは仕事で日中出ています。一番上の娘さんミッシェルは14歳で英語も話せます。この活動に協力している地元の学生メンバーだそうです。

そこではフィリピンのことや村での生活について聞きたいことがあれば質問できたのでいくつかしてみました。

ぼく「ここじゃなくて都会に住みたいと思う?」
ミッシェル「都会は生活コストが高いから住みたいとは思わないわ」
らしいです。もしお金が十分あったらという質問をすればよかったと思いました。

ぼく「よその家の子どもの世話をするのは普通なの?」
お母さん「そうよ。みんな助け合って生きているわ」
入って来たよその家の子どもを普通にあやし始めたので聞いてみました。
日本では一般的ではないと言うと、そうらしいわねという反応でした。

ぼく「村にたくさんの日本人が来ることをどう思ってる?」
ミッシェル「いいことだと思うわ」
その理由まで突っ込んで聞かなかったですが、少なくともわるくは思っていないようです。実際、ミッシェルはこの活動に協力的ですし楽しそうでした。

その後は村の子ども達と遊んだり、サンドウィッチを作るのを手伝わせてもらったりしました。
月並みな感想ですがたいへん楽しい時間でした。

カメラに興味津々。

写真の右手前の女の子がミッシェルです。

来てよかったと思います。実は少し心配していたのです。
というのも、こういうイベントがよく行われる村って子どもたちがスレてしまう()ことがよくあるからです。少なくともぼくがこの時訪れた村ではそういうこともなく子どもたちは無邪気でしたし、大人の方々も大変親切でした。

  • To:母ちゃん)
    スレる:観光客に悪い意味で慣れしてしまうこと。お金を要求してきたり、ひどい場合は詐欺行為、窃盗行為をするなどにもなりうる。

ただし、これはあくまでぼくが体験した範囲においてです。
実は同じタイミングで参加した人の中には子どもからお金をねだられて困惑したという方もいました。日本人なのにお金くれないの?と言われたそうです。
おそらくですが、以前ここを訪れた日本人があげたのでしょう。

ぼくは別にお金をあげることが間違っているとか言うつもりはありませんが、自分たちの行為が現地の方の考え方に影響するかもしれない、ということはしっかり覚えておこうと思いました。

貴重な体験をありがとうございました!

3.SMシティーモールとサント・ニーニョ教会と(ついでに)マゼランクロス

2019年10月27日のお話

おはようございます。
この日も自分の部屋で午前中を潰しました。後悔はしていません。

はいお昼を食べに行きましょう。昨日のところ行きましょうかね。
ぼくは食堂についてはいろいろなところに行くのではなく、気に入ったところができたらリピートする傾向があります。

閉まってました。乙。 正午過ぎたからですか?(今12時15分)それとも今日が日曜だからですか?

近くにあった鶏のから揚げ屋さん。もも肉だけではなく、足や首といったたぶん日本では捨ててしまう部位もいただけます。もも肉をいただきました。とりあえずはじめてですので。1個20ペソ(約42円)

そのままジプニーに乗ってセブのダウンタウン(街の中心部。繁華街)まで行きます。

はいやってきましたはSMシティーモール。セブで1番大きいショピングモールです。
ちなみにジプニーは2本乗り継いで18ペソ(約39円)。学校にはあまりおすすめされてないけど(トラブルが多いから)すっかりジプニーラブだわ。

中に入っていきます。セブではモールの中に入るのに荷物チェックを受けなければなりません。ただけっこうザルなので意味があるのかは疑問ですが。

中の様子。おお~きれいですね。そして広いです。

子どもたちの遊び場です。そういえばフィリピンは子どもがすごく多いです。フィリピンの平均年齢は24歳みたいです(ちなみに日本は48歳で世界一)。若い人が多いということは将来的に経済成長が期待されるということです。

タイ料理屋さん。客足ぼちぼち。

その隣に日本料理屋さん。けっこうお客さんいます。ちょっとうれしい。

お。

ゴンチャ。タピオカミルクティー屋さんです。日本にもありますよね。
Mサイズが85ペソ(約180円)。日本の1/3くらいですか。知らんけど。
歩き疲れたら後から戻って来てもきゅもきゅやりましょうかね。
実はぼく台湾でタピオカミルクティー飲んで以来、独特の食感にはまってまして。港区女子よろしくタピ活やっているのであります。もきゅもきゅ。

探索続けます。

出ました(゚∀゚)!MINISO(名創優品)!
ちなみに読み方はミニソウではなくメイソウです。
ダイソー(名前)とユニクロ(ロゴデザイン)と無印良品(ブランドイメージ)が奇跡のコラボ!(勝手に)
JAPANクオリティを押しに押して世界中に勢力を拡大する一大ブランドです。
なお、やはりというか当然というか日本のブランドではなく中国のです。

中の様子です。おしゃれです。やや通路がせまいですが。

許可とか取ってるのかしら。
かわいいから許す(ぼくが)。

そんなMINISOで、爪切り(99ペソ。約210円)とシェーバー(749ペソ。約1600円)を購入。
実は今日の目的はこの2点でした。 シェーバー日本においてきてカミソリでなんとかしようと思っていたのですがなんとかならなさそうだったのです。荷物増えるけどしゃーない。

ちなみにモール内の家電量販店で見かけたブランド物のシェーバーがこちら。4195ペソ(約8800円)。顔に使うものですし、ちゃんとしたのにしようとも一瞬思いましたけど別にいいや。

家電量販店にて。
天下のSONYネ申のロゴがっ!

よく見たらSONYのロゴだけことごとく破壊されてるんですけど。フィリピン人はSONYに恨みでもあるんですか。

車も売ってます。
ちなみに街で走っている車は9割以上が日本製です。ちゃんと集計したわけじゃありませんが。
5割がTOYOTA。残り4割をHONDA、MITSUBISHI、MAZDA といったところでしょうか。その他ISUZU、SUZUKIとドイツ車も少々。なぜかほとんど日産は見なかったです。

何でも手に入ると聞いていましたが過言ではないと思います。スーパーマーケットはもちろん、布生地屋さんや果てはペットショップもありました。

2時間くらいうろうろして疲れました。ちょっと休憩しましょう。

タピオカもきゅもきゅ。

・・・・・・

はい続いてやってきましたは、

サント・ニーニョ教会です。奥に見えている建物がそうです。

敷地内です。日曜日の今日はミサ(※)が行われていてすごい人の数です。

  • To:母ちゃん)
    ミサ:カトリック教会での重要な典礼儀式

建物の中に入っていきましょう。
短パンにサンダルという軽い格好で来てしまって心配だったのですが、地元の人も同じような感じです。最低限のマナーはあると思いますが服装に関する規定は厳しくなさそうです。

おおっ。綺麗だ。賛美歌が流れています。サント・ニーニョ教会はスペイン人によって建てられたフィリピン最古の教会の一つなんですって。
奥の祭壇にいるのはキリスト教の聖人でしょうか。ちょっと知識不足で誰が誰かわかりません。

天井です。聖書のお話のイラストですね。
左のは神による天地創造とエデンの園、右のはモーセの十戒、上は聖母マリアの受胎告知、下のはペテロが天国の鍵を授けられるシーンでしょうか。
付け焼刃ですので間違っていたら教えてください。

キリスト像。よく見るとキリストの足の部分とマリア様の手の部分だけ禿げています。
多くの人が触れて通って行くのを見ました。なぜ足なのか理由があるかはわかりません。単に手が届く位置にあったからでしょうか。

お祈りする女性。

さて、あまり宗教関連のところでパシャパシャ撮るのは好きじゃないのでこの辺でカメラしまいます。次のミサは16時からとのことなので10分程待って参加させてもらいましょう。

・・・・・・

ミサが始まりました。再び賛美歌が響きます。
ぼくは前のほうの席にすわって参加させてもらっていました。
周りの人は手を合わせたり、胸の前で十字を切っています。その様子を見ていると、ぼくも形だけでも真似したいとも思いましたが、信仰心のないぼくがそれをするのが許されることかどうかわからなかったため、おとなしくただそこに座っているだけにとどめました。

フィリピンはアジアで珍しいキリスト教が主な国です。今から約500年ほど前にスペイン人によって布教されたようです。当時どういう経緯でもともとあった宗教から改宗したか(あるいはさせられたか)はわかりませんが、少なくとも今のフィリピン人にとってキリスト教は欠かせないものとなっている。そんなふうに思いました。

30分程たったところで、大変に失礼なこととは思いながら途中で抜けてきました。いつまで続くかわからなかったので。

次の目的地はこちらです。マゼランクロス。
サント・ニーニョ教会のすぐ隣です。実は今日はこれを見たかったのです。
マゼランは世界一周をはじめて成し遂げたスペイン人航海士です。彼がセブ島に到着した際に打ちこんだのがこのマゼランクロスと呼ばれる十字架です。
セブ島から世界一周をスタートさせる旅人の中にはこのマゼランクロスに成功と安全を願掛けする人もいるのです。

・・・まぁアレですね。ただの木材ですね。なんかこう、もうちょっとありがたみのある感じかと思ってましたよ(個人の感想です)。

ご存知の方もおられると思いますが、そもそもマゼランって世界一周できてないですしね。実は世界一周したのは彼の部下で、彼はこの近くのマクタン島で戦死してるのです。
じゃあなんで願掛けするのかって話ですが、まぁちっさいことは気にすんなそれわかt

さてそろそろ帰りましょう。
と思ったらスコールです。しばし雨宿り。
フィリピンに限らず東南アジアの雨は短時間にざぁっと降ってすぐにやむのが多いです。

帰りはバイクタクシーで戻りました。150ペソ(約320円)でした。


普段授業がある日は基本的に学校から遠くに行かずにいるので、今回少し足を伸ばしていろいろなところをまわれて面白かったです。
こちらには日本に当然あるものがないことが多いですが、その逆も見つかってまた興味深いと思いました。

今回の投稿は以上です。
今回長くなっちゃいましたね。実は2つの投稿に分けようとも思ったのですがめんどくさくなってやっぱり1つにしました。
無駄に長い投稿にお付き合いいただきありがとうございます。
次回からは授業が再開するのでまた内容薄い読みやすい分量になると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

2019年10月26~27日 フィリピン・セブにて

今日の一枚。山村集落で出会った少女。すました顔は超美人。笑った顔は超キュート。
(他の方が撮った写真を許可を得てお借りしました)

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