#96 ナムチェ、それは山奥にまみえるパラダイス ネパール(7)

ネパール

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.ナムチェ、それは山奥にまみえるパラダイス
2.ナムチェ高地順応日


1.ナムチェ、それは山奥に現れるパラダイス

前回の日記はナムチェにお昼ごろに到着したところまででしたね。
今回の日記は高地順応を兼ねて2泊したナムチェでのお話です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

というわけで、さっそくですがナムチェの街ブラに繰り出します。

前回も同じことを言いましたが、ナムチェはエベレスト街道最大の街でして、一体全体どうやってこんな山奥にここまで立派な街を作ったのかと感心してしまうようなにぎやかな街です。

ハンバーガーやピザなどを供するおしゃんてぃーなレストランに、

ATMや両替なんかもありますね。

トレッキンググッズを売る店もたくさん。
カトマンズで買うより値段は倍くらいすると思いますが、重いジャケットをここまで持ってくるのはかなりしんどいのでお金に余裕がある人はここで買っても良いかもしれません。

ある意味安定のパチモンを扱う店だけでなく、

ブランドの正規店っぽい店もあります。

靴下2850ルピー(約3100円)で目ん玉飛び出そうになったので即刻退店しました。

ノースフェイスの正規店もありました。
今自分、ノースフェイスのパチモンで全身包まれてるわけですが入ったらどんな顔されるんでしょうかね。

うむ!ナムチェ!楽しい(゚∀゚)!
街ブラ続けていきます。

お菓子やシャンプーなどの生活物資はもちろん、

お土産ショップも充実。

生活必需品ではない物の充実度に豊かさを感じます。

物価どんなもんか見てみましょう。

オレオ290ルピー(約320円)。
高ぇ~(゜Д゜)
地上では75ルピーとかだったような。

地上では250ルピーだったアクアタブ(水を浄化するやつ)が550ルピー(約610円)。

水とトイレットペーパーはどこも100ルピー(約110円)。
水は下界だと30ルピーくらいなので3倍以上のお山価格です。
でもここまで運ぶ手段はすべて人力(もしくは動物)なので仕方のないことです。

こんな大きな絵画買ってもどうやって持ち帰るんだよ。

薬局もあります。
あ、そういえば絆創膏がほしいんでした。

480ルピー(約530円)はさすがに高いですね・・・
必要なものですがちょっと保留。もう少し他も見てみます。

いくつかの薬局を回った結果、絆創膏5枚を100ルピー(約110円)で購入。
まったく同じものを他の店では250ルピーと提示されましたのでやはり売値はあってないようなものですね。要交渉です。

理容院も。

その他、マッサージ屋、スマホなどを扱う電気屋、歯医者さんまであるみたいです。

いやー、ナムチェ、本当にすごいです。

ここ道路が通じてない富士山頂くらいの高度の山奥ですよ。
何度も同じことを繰り返し言って恐縮ですが、一体どうやったらこんな山奥にここまで立派な街を作れるのでしょうか。本当に驚きです。

ある程度大きな街なので学校もあるみたいですね。
制服着た少年少女が元気に歩いていました。

街の中心の広場にはチベットのストゥーパ。

やはり街が発展するには湧き水の存在は必須なんでしょうね。
ここまでの街道の村々を見ていてもよくわかります。

水路沿いのマニ車。ものすごい勢いで回転してます。
1秒に1回転くらい。そこにご利益はあるのでしょうか。

スポーツに興じる少年たち。
階段上るだけでも息切れする高地ですが子どもたちは元気ですね。
いいもの見せてもらった気分です。

一日中賭け事に興じる大人たち。
仕事しろし。

・・・・・・

(゚Д゚)!!!!!

まさかの日本食ぅぅぅ━━━━(゚∀゚)━━━━っっっ!!

おいおいおいマジか(゚Д゚)!
こんな山奥に日本食屋なんてあんのかよ(゚Д゚)!

でもどうせアレなんでしょ( ̄▽ ̄)?

なんちゃって日本食なんでしょぉ( ̄▽ ̄)?

頑張って日本っぽい雰囲気演出してる努力は認めるけどぉ( ̄▽ ̄)?

肝心のお味の方はそうでもなんいでしょぉ( ̄▽ ̄)?

そんな小手先のテクでだまされるほど
にしきよさんの舌はチンケでは

んまぁぁ━━━━(゚∀゚)━━━━っいっっ!!

おいおいおいおいマジかよっ(゚Д゚)!
日本で食べる和食と遜色ねぇじゃねぇかっ(゚Д゚)!!
なつかしき故郷の味がヒマラヤの山奥に!
ぼくは今猛烈に感動している!

いや誇張じゃなくて本当に感動するほどおいしいです。
日本で食べるのと同じ味というのもまったくウソではありません。

ここまで1週間ほとんど肉を口にしていませんでしたからね!
やはり同じたんぱく質でも卵やチーズとは訳が違いますよ!
ボロボロに疲弊した足腰の筋肉に栄養素が直接届けられてりゅ~・・・(´Д`)!

はっ(゚Д゚)!
すみません。大変お見苦しいところをお見せしました。
当時の心境を思い出すと今でも心が躍り出しそうになります。
それくらい素晴らしい食事でございました。

本当にごちそうさまでした。
あ、これ多分明日もまた来るなぼく。

いやー!マジでいいとこっすねナムチェ(*`∀´*)!
賑やかでいろんなものが揃ってて、おまけに日本食まである!

2泊するのは高地順応のためでしたが、それ抜きにしても2泊くらいはしたくなる魅力がここにはあります。

ナムチェ。
そう、それは、
数多の峠を乗り越えた先、
深き山奥に、ふいにまみえるパラダイス・・・(´Д`)

・・・・・・

明日も一日ナムチェです。
よろしくどうぞ。

2.ナムチェ高地順応日

2022年10月26日のお話

再三申し上げております通り、本日は高地順応日ということでもう1日ナムチェにとどまります。薄い空気に体をならすのです。

と言っても何もしないわけではありません。
ヒマラヤから登る朝陽を拝みに馳せ参じるため早起きしてきました次第です。

おはようございます。
今、朝の6時半です。

早朝のナムチェ。
高い山はもう陽に照らされていますね。

サンライズポイントまで400mほど登ってます。

ゼェゼェ…(´Д`)
つ、つれぇ…(´Д`)

400mくらいと思うかもしれませんがここ富士山頂くらいの高度ありますからね。
ちょっとした階段でもすぐ息が切れる世界です。
(あと高度差400mは普通にしんどいかと)

それとなぜぼくは手袋を持ってこなかったのでしょうか(宿に置いてきた)。
日の出前なんて絶対寒いに決まってるのに・・・

寒ぃ…(´Д`)

ナムチェがあんなに小さく見える・・・
だいぶ登ってきました。

わかりますかね?
地面に霜が降りています。
通りで指先が凍てつくはずです。

7時半。
高い山から陽の光を浴びて明るくなっていきます。

サンライズポイントに着きました。
ちなみにココ。ホテルの横にある小高い丘になってるところ。

おぉー!太陽~(゚∀゚)!

あ、あったけぇ…(´Д`)

逆光すぎて何が何だかわかりませんが日の出です。
おはようございます。

北方には朝陽に照らされたエベレスト。
真ん中の黒いのです。

太陽が顔を出したその瞬間、地面を覆いつくしていた霜が蒸発し始めました。

前の山に目をやっても、後ろの山に目をやっても、
陽の光を浴びた場所から順に地面からは霧が発生し、
ほんの十分ほどの間、ぼくの周りは真っ白い世界に包まれました。

気づけば手の指先がじんじんと痺れています。
凍え切った指先が温められて血が通うようになったのでしょうか。

・・・さて、戻りましょうかね。

行きで見た地面を覆いつくしていた霜は帰り道にはきれいさっぱりなくなっていました。

暗く寒い夜が明け、これからまた1日が始まります。
人も、建物も、巨大な山ですら、顔を覗かせるだけで一瞬で温めてしまう太陽の偉大さに触れたナムチェの朝でした。

朝ごはんうめぇぇぇwww
なにこれwwwこんなおいしい朝ごはんあんのwww!?

いやまぁ、さすがにこれは空腹補正ってことは理解してます。
何しろ朝から2時間山登り降りしてましたからね。
スーパーはらへりーだったんですよ。

ちょっとばかし二度寝かまして次に向かいましたるは~

エベレストミュージアム。
どんなミュージアムかは特に知りません。
前情報なしでとりあえずミュージアムがあるから行ってみるか~という感じです。

入場料250ルピー(約280円)

残念ながら中の撮影は禁止されていたので写真は載せられないのですが(最初知らずにパシャパシャ撮りまくってた)、この博物館けっこうよかったです。

エベレスト登山の歴史、
この地に住まうシェルパ族の生活・文化・風習、
チベット仏教について、
ナムチェという街がいかにして発展してきたかの説明などなど、
なかなか素晴らしい展示内容とボリュームで大変満足です。

特にナムチェの発展具合を年代ごとに写真で収めた展示は興味深かったです。
この街に着いた時から、山奥にあるこの街がどうやってここまで発展できたのかと疑問に思っていたのですが、なるほど、このような過程を経て発展してきたんだなと納得させられました。

写真撮影ダメだったのが残念でしかたないです。
お伝えしたかったです。

250ルピー(約280円)という手ごろな値段の割にしっかり楽しめますのでナムチェで高地順応する方は寄ってみるといいと思います。おすすめです。

さてさて、ぼちぼちお昼になる頃合いですかね~

というわけで、

ふふ♡来ちゃった(^ω^)♡

ハイ!唐揚げ定食ぅぅーーーっ!!
あげあげww(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ

はい美味い!
安定して美味い!

唐揚げももちろんのことながら、白米、味噌汁、小鉢の胡麻和え、漬物、そのすべてが五臓六腑に染みわたる美味さ。なんと美しいのでしょうか和食というのは。日本に生まれたことを誇りに思います。

あぁ・・・最・・・高・・・(´Д`)

ごちそうさまでした。
本当にありがとうございます。



・・・・・・

夕食・・・

ふふ♡来ちゃった(^ω^)♡

いやぁ、さすがに和食連続しすぎじゃないかとは思いますよ?
でもこれから世界一の山に挑んでいくわけですからね?
カツ丼くらい注入してゲン担いでかないと逆に失礼っしょww
ってことでやらせてもらってます。

ちなみにおそらく読者様が気になっているであろうお値段なのですが(あえてここまで伏せてた)、

・生姜焼き定食
・唐揚げ定食
が1,000ルピー(約1,100円)

今食べてるカツ丼が850ルピー(約940円)でした。

高いっちゃ高いですが、山の価格にしてはそう感じないんですよね。
というのも、例えば宿でフライドライスを頼むと500ルピーとかします。
そこにスープとか何か1品頼むと平気で800ルピーとか今食べてる日本食と同じくらいの値段になってしまうんですよ。
それならあと200ルピーくらい出して美味しくて品数も多い、何より肉が食べれる日本食の方がよくね?となりますよね。

すなわちこの日本食三昧は愚かしい散財などでは決してなく、
正常な思考のもと下された極めて合理的な判断なのです。

とまぁ、いくらか茶化したような書き方しましたが、ナムチェの日本食屋さん「TOMODACHI」、ナムチェに行かれた際は立ち寄ることを激しくおすすめします。故郷の味の感動が必ずやあなたを包み込むことでしょう。

以上、ゆっくりしつつも楽しんだナムチェでの2日間でした。
明日からは再び高度を上げていき、3500m超の高所エリアに入っていきます。

今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきダンニャワードでした!

2022年10月25~26日 ネパール・ナムチェにて

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