#28 バンコクの3大寺院を巡れ! タイ(4)

東南アジア

こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1. バンコクの3大寺院を巡れ!
2. 驚愕の入場料。ワット・プラケオと王宮
3. ワット・ポーで20バーツケチって煩悩を捨てれない
4. 暁の寺院


1.  バンコクの3大寺院を巡れ!

2019年12月16日のお話

サワディーカーップ!
本格的にバンコクを観光していきますよ。

タイは敬虔な仏教国です。
そこら中にお寺があります。ガイドブックに載ってないようなお寺でもかなり立派です。
そういうお寺に行くのも好きなのですが今日はせっかくなので、バンコクの3大寺院と呼ばれる寺院を観光したいと思います。
ちなみにぼく自身は以前に一度行ったことがあります。ただ、その時は仏教とかタイの王室とかについてあまり知らない状態でございました。今回はいろいろ予習をした上で改めて行ってみたいと思います。
という訳で今回ちょいうんちく多めですがご勘弁ください。
ちゃんと勉強したわけではないですし、wikipedia先生とかに聞きつつなので間違ってること言っていたら教えてもらえればありがたいです。

いざっ!

の前にお昼ごは~ん。朝ごはんではなくお昼です。
つまり午前中はゴロゴロしていたのです。
文句はロングラックゲストハウスに言ってください。居心地良いのです。
バーミー。あっさり塩味のラーメンみたいなのです。魚の練り物が入っています。スープも黄色い卵麺も大変美味しい。タイでのヘビロテメニューです。40バーツ(約140円)。

そして東南アジアで飲む瓶コーラがマジ至高。
後光が見えるレベル。あ、ただの逆光ですね。すみませんねぇ。

それからお買い物を。今日行くタイ王宮は服装の規定が厳しくてですね。短パンでの入場は認められていません。
いちおうジャージは持っているのですがこれで歩くのはかなり暑いため長いパンツを購入したいと思ったのです。

こちらが購入したタイパンツ。象柄が定番。観光客丸出しです。タイ人はこんなの着ません。
120バーツがスタートでしたが100バーツ(約360円)でいいよと向こうから値下げしてくれたので合意。頑張ればもう少し安くなったかも。でも相場くらいだと思います。

オレンジシャツに柄パンツが絶望的にダサくて震える。

もはや一度帰って着替えようと思いましたがやめました。面倒なので。
世界中から観光客が集まるタイ屈指の観光地にこのダサいコーディネートのお手本みたいな格好で乗り込んで世界中の嘲笑の的となってくれるっ!
キイェェェェッ!

2. 驚愕の入場料。ワット・プラケオと王宮

おっ、見えてきました。ワット・プラケオと王宮です。同じ敷地内にあるんです。
ちなみにカオサンからは歩いてこれる距離です。ぼくは街ブラ兼ねて歩きましたが、暑いのでバス使うのをおすすめします。10バーツ(約36円)ほどです。

4方を白い壁に囲まれています。

ここが入口でしたっけ?
違うみたいです。外国人は右に行けしと書かれています。

暑い~(´Д`)。日陰に沿って歩きます。

ここが入口みたいですね。
外国人観光客たくさん。

大きな道路に面している東側が正面かと思いましたがどうやら北が正面らしいです。
北であることに意味があるようです。なぜ北なのかはちょっと調べきれてないですけど。

兵隊さんもいます。
すごいですな。こんなに暑いのに長袖で。
観光客に写真撮られようと一切動きません。目だけはギョロギョロと動かして監視しています。
刀銃持ってますけど本物でしょうか。少なくとも刀部分は切れそうですけど。

入っていきましょう。

おお!すごい。
でもそれ以上に観光客の多さよ。

ちなみにここは敷地内ですが、まだチケット買わずには入れる場所です。

チケット買っていきます。

驚愕の500バーツ(約1,800円)。
タイの物価基準で言うとかなりの強気プライスです。
さすがタイ屈指の観光地。最高位格付けの寺院。

チケットの半券もぎ取られて、いよいよ入っていきますよっと。

すごごごご━━━━(゚∀゚)━━━━!
建物の大きさと豪華さにシンプルに驚き!

モックとヤックという鬼が門を守ります。

建物ばかりに目が行きがちですが、回廊の絵もすごいですよ。
ラーマヤナという古代インドの物語を表しているみたいです。タイではラーマキエンと呼ばれているようですね。

他の観光客に付いているガイドの説明によればこの方がハヌマーンさんらしいです。
ハヌマーンはラーマヤナに登場する神猿です。主人公のラーマ王子より彼のほうが人気があるみたいですね。ちなみにハヌマーンは中国の物語の西遊記の孫悟空のモデルではと言われています(←一文にのが多い)。

この二人とか門を守っていたモックとヤックじゃないでしょうか。
まちがってたらごめんなさい。

ラーマヤナの物語はよく知りませんがインドまでに要予習ですね。

日本語のパンフレットがあったのでしばし読む。

裏にワット・プラケオと王宮の地図が。
観光客に公開されているのは一部だけみたいです。

さて、改めてワット・プラケオの本堂に入っていきましょう。

何度見ても豪華ですね。

引きで撮っても、

寄りで撮っても。

ガルーダさん。
ヒンドゥーの世界に登場する神鳥。
先ほどのラーマヤナもそうですが、ヒンドゥー教がタイの仏教に強い影響を与えていることがわかります。

観光客の数よ。これ全員が500バーツ(約1,800円)払ってるんですね。

本堂内は撮影禁止です。もちろん土足も禁止。
この中はタイ国内で最も神聖な場所とされています。そんなとこに観光客大挙して押し寄せてもいいのか。

中には翡翠で作られた小さな仏像が安置されています。思っていたよりもずっと小さいのですね。
でもこれがタイ国内の信仰と尊敬を集めているのですね。
部屋の中は赤と金の繊細な彫刻、四方は仏教世界を表現した壁画に覆われています。
中にはタイ人しか入れないスペースが設けられており、お祈りを捧げています。
この小さな翡翠仏を一目見に来るためにタイ中からやってくるのでしょう。
そしてガヤガヤとやかましいぼくら観光客。
ありがとうございます、そしてすみません。

本堂から出ました。もはや流れるように観光客が入ってくるので押し出されんばかりの勢いです。

敷地内にはこんな感じで休憩する場所もあります。

もはやいろいろありすぎてどこからどう回っていけばいいかわかりません。
順路とかがあるわけでもなさそうですし。

キンナリーという音楽の精霊らしいです。

え?象?ヒンドゥーの空想上の生き物が多い中唐突に象。
後ろの建物の4方にありました。
仏教で象ということは宇宙観を表しているのでしょうか。
ちょっとよくわからないのであまり適当なこと言わないでおきます。

アンコール・ワットのミニチュア。
アンコールワットに感銘を受けたラーマ4世が命じてミニチュアを作らせたようです・
なぜ?って思いましたが、今のタイ王朝って(アンコール・ワットを建造した)クメール王朝から独立した王朝なんですね。知りませんでした。

そしてこちらの眩いばかりの黄金の仏塔にはブッダ先生の遺骨が納めれているようです。
その類の話は各地にあって、毎回話半分くらいにしか聞いていないのですがここはどうなんでしょう。さすがに信じていいかもしれません。タイが公式に言っていますし。

ところどころこんな感じで地味な色の石像が置かれています。
雰囲気が中国っぽいですね。
インドだけでなく中国からの影響もすごかったでしょうね。
インド・中国という超大国のはざまに位置しながらその文化を守り続けたタイ。

その文化に対する誇りはいかばかりか。
また、タイは歴史上欧米から植民地支配を受けていない唯一の東南アジアの国らしいです(アジアで植民地支配されなかったのは日本とタイだけ)。タイに感じられる独特の文化はそこから醸し出されているのでしょう。

とか何とかやってたら喉渇きました。
お、給水所。

共用のコップは使いたくない。

持っていたペットボトルに入れて飲みました。
が、水がくさい(´Д`)!
飲めると言っているので信じたいんですけどおなか壊すの嫌なので捨てました。
あ~半分位ちゃんとした水だったのにもったいねぇ~(´Д`)

続いてこちら。

どん!
タイ王宮!いや~すごい!みごと!
こちらはタイ式と洋式が織り交ざった感じですね。

こちらの王宮はタイ王室の「公的な」住居であるとのこと。つまり実際にはここに住んでいるわけではないのですが、国の重要な行事・儀式がここで執り行われるようです。

屋根の重ね方がもうすごい(語彙力)。

え?狛犬?

兵隊さんおつかれさまですっ!
王族が住んでるわけではないのにこんなに兵隊さんいるんですね。
パフォーマンス的な意味合いが強いのでしょうか。

裏側から見ても見事。

そんな感じのワット・プラケオとタイ王宮でした。

3. ワット・ポーで20バーツケチって煩悩を捨てれない

続いてやってきましたは、ワット・ポーです。
王宮から徒歩5分ほどの場所にあります。ていうかとなりです。
ちなみにワットっていうのが寺って意味です。

入場料200バーツ(約720円)。
王宮と比べると安いがそれでもなかなか強気なプライシング。
元取ってくれよ。

ワット・ポーといえば巨大な寝転がった仏像(涅槃仏)で大変有名ですね。
それは最後に拝見するといたしましょう。

まずは敷地内を探索。ワット・ポーもかなり広いです。

マッサージスクール。実はワット・ポーはタイマッサージの総本山です。
ここでマッサージを受けることも習うこともできますよ。

19世紀当時、タイの医学の最高学府だったようです。
資料などがちらほら。

ワット・ポーも中国に影響されたと思しきものが多く見られますね。

ん?こちらは洋風な雰囲気が入ってます。

こちらの仏塔は王や王族のお墓のようなものらしいです。のようなものってどういう意味でしょうか。Wikipedia先生のおっしゃることですけども。
それを知ってか知らずか多数の観光客がパシャパシャ。
まぁぼくも以前ここに来た時同じことしてたような気がするので何も言えませんが。

本堂におじゃましていきます。もちろん土足禁止です。

そ、荘厳…!

ワット・プラケオは王室専用の仏教儀式の場であるため僧侶がいないみたいです。
ワット・ポーには僧侶がおります。

本堂の仏像。ワット・ポーは涅槃仏で有名ですが本尊像はこちらなのですね。

柱と壁。
仏教世界のスペクタクル。

僧侶。
重くも優しい経を唱えています。

しばらくおじゃまして外へ。
くつろぐネコたち。

こちらの小さい建物の中に入っていきましょう。小さいとは言えもちろん土足禁止です。

こんなこと言うのは良くないですが、本堂と比べてかなり地味です。
それでも祈りを捧げる人は真剣です。
お、おばあちゃん下着スケスケですが。。。

別にかっこいいこと言おうとしている訳ではないですけど、お寺とか仏像の大きさって関係ないと思います。そこで祈る人の気持ちとは。

さて、いよいよメインとなる涅槃仏を拝みましょう。
この建物です。立派ですなぁ。金の装飾が他より一段明るく見えます。

が、問題発生。入口どこかわからず建物の外をくるりと回ったらなんと知らずに出口を出てしまいました。
NO ENTRANCE!マジで!まだメインディッシュいただいてない!

出口監視している係りのおねえさんに半券見せたら出口から再入場許可してくれました。
あっぶね~。ダサい服装していたから覚えられていたのでしょうか。いや~よかった。

おねえさんに感謝しつつ入っていきましょう。
土足はもちろん帽子もだめとは。

はい改めまして、こちらが大変有名なあの涅槃仏でございますっ!乞う刮目!

ど~ん!
んでけ~っっ(゚∀゚)!ちょっと伝わりにくいかもですが大変に大きいです。
もうどうやってもカメラに入りきらん。

んもぅ!柱がじゃまん!
別にそこに立てなくても大丈夫でしょうに。

この超ド級にでかいゴールデンブッダ先生の高さは15mあるらしいです。
寝てるのに15m!
15mというとぼく8人分ですね。
いまぼくちょっと見栄張りましたよ。ふふ。

でかすぎてブッダ先生の御髪が天井にぶっ刺さってます。
もう少し大きめに建てて差し上げればよかったのに。
窮屈そうじゃない。

だめだ、このでかさ伝えるすべがない。

なお、壁もやはりスゴたんです。

先生の足の裏。仏教と深い関わりがあるバラモン教の世界観が表現されています。
偏平足は悟りの境地に達した者の証とのこと。作るのが楽そうだなとか思われた方は今すぐ反省しろください。
大変申し訳ありませんでした。

後ろ姿、の作りは雑だな

108個の壺が置かれています。108と言えばなんの数でしょうか?

そう、煩悩の数です。すぐ答えられたあなたは仏教通です。
なんとこのワット・ポーでは、この壺にサタン硬貨(バーツ以下の単位の硬貨)を入れることで煩悩を捨て去ることができるのです。サタン硬貨はタイでは良くないことの象徴らしいです。
でもサタン硬貨って細かすぎて普通にしてればまず手に入らないんですよね。

そんなあなたのためにサタン硬貨売ってます!お値段たったの20バーツ(約72円)!
たった20バーツですべての煩悩を捨てられるって出血大特価!超絶ご奉仕価格!
まぁぼくは買わなかったんですけどね。
悟りの境地より20バーツでしょ。一生ぼくは煩悩を捨てれそうにありません。

ちなみに、仏教における涅槃って、「煩悩を滅尽して悟りの智慧(菩提)を完成した境地のこと」らしいですよ。Wikipedia先生今回大活躍です。
今知りました。だからここに壺が置かれているんですね。なるほどです。

金のなる木。煩悩捨てろし。

先生の枕。細かい模様はロータスでしょうか。ロータスって蓮です。
仏教では蓮って特別な花です。よく仏像が蓮の花(蓮華)を型どった台座の上に座っていますね。
「泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ、」らしいです。Wikipedia先生からです。ありがとうございます日本に帰ったら寄付致します。

おつかれさまです。ワット・ポー終了です。
入場券に水の引換券がついていましたね。ここでもらえるみたいです。

冷たい水を瞬間で飲み干す(マジで10秒くらい)。
ぷは~~っ(゚∀゚)!
うっめ~なおいっ(゚∀゚)!

4. 暁の寺院

最後です。もう少しだけお付き合いください。
バンコクの3大寺院の残り一つ、暁の寺院ワット・アルンを見に行きます。
アルンが暁って意味です。
暁の寺院って。。。もう名前からして。。。厨二病がうずいちゃう。じゅる。

とは言え今回ワット・アルンに入場はしません。
ワット・プラケオやワット・ポーもそうなのですが、ワット・アルンも以前行ったことあるんですよね。
で、その時ワット・アルンを近くで見て、意外としょb(自主規制)だなと思ってしまったのです。ただ、その時は昼間に行きました。夜はライトアップされてそちらの方は綺麗らしいのでその様子を遠くから眺めようと思いました次第です。

これ、先ほどの使った図の再掲載です。
チャオプラヤー川の向こう岸にあるワット・アルンをこちらから眺めましょう。

Maps.meによるとカフェのお隣のここにビューポイントがあるとのこと。
やって来ました。
時間もいい感じです。意図したわけではありませんが幸運にもマジックアワー(日没前、日の出後に数十分程体験できる薄明の時間帯)のワット・アルンを見れそうです。

が、問題発生。
ワット・アルンがっ!ぼくらのワット・アルンがっ!!

目隠しされてりゅ━━━━(゚∀゚)━━━━!

っざっけんなっ!このクサレフ○ッキンカフェがっ!
何の権利があってぼくらのワット・アルンを隠すんじゃ(゚皿゚#)
おおん?
ぜってー入らねぇかんな(゚皿゚#)!
ぜってーバニラシロップキャラメルソースアドチョコレートホワイトモカチップエクストラソースコーヒーフラペチーノとか頼まねぇかんな(゚皿゚#)!

くっ、どこかに抜け道は!抜け道はないのかっ!
マジックアワーが終わっちまう!

白人バックパッカー「こっちだ!付いてこい!」
ぼく「んお?こ、これは!?」

塀をよじよじ。これで目隠しを超えられる!
ご覧あれ!これが!マジックアワーの!暁の寺院!

う、美しい・・・!
黄金色に照らされたワット・アルン。
わずかに残された朱い空、刻一刻と見えなくなっていく。
この顔を見れるのは長くてもあとわずか数分だけ。

・・・いいものを見せてもらいました。

日が暮れました。さぁ帰りましょう。

帰り道。今日昼間見た寺院たちもまた美しくライトアップされています。
こちらはワット・ポー。

王宮の向かい側は防衛省でしたか。

・・・ワチラーロンコン現国王。

プミポン前国王はその人柄と数々の功績により国民の尊敬を集めておられました。
即位してから70年以上にわたってタイを支えられ、2016年10月に誠に残念ながら崩御されました。88歳でした。
プミポン国王崩御を受けてタイ国中が1年間喪に服したのは記憶に新しいです。

そんな前国王とは対照に現国王、即位前の皇太子時代の素行から国民からの人気は芳しくないようです。
不敬罪にあたるためあまり書きませんけども(タイ国民だけでなく外国人にも適応される)。

まぁ不敬罪がどうって言うより他国の王族について言うのは良くないと思うからですけど。
ぼくだって外国人から日本の皇族をとやかく言われるといい気分しないですからね。

東南アジア、ひいてはアジア全体の経済を引っ張る存在として栄えある発展を。
そして今後もより一層の日泰友好を。
心よりお祈りお願い申し上げます。

今回の投稿は以上です。
最後まで読んでいただきコップンカーップでした!

2019年12月16日 タイ・バンコクにて

今日の一枚。ワット・ポーにて。観光客があまり来ない堂の小さな仏像。今日一番美しいと思った。

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