#132 ペルセポリスは全然がっかりじゃない イラン(2)

イラン

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.カラフルインスタ映えピンクモスク
2.ペルセポリスは全然がっかりじゃない


1.カラフルインスタ映えピンクモスク

2023年2月25日のお話

サラーム!(ペルシャ語でこんにちは)

今泊まっている宿「Niayesh Boutique Hostel」

バイキング形式の朝食が神でした。

ペルシャ式の優雅な椅子に座っていただきます。

コーヒーうめぇw

すばらしい宿ですね~。
食べ放題朝食にエアコン、快適シャワーもついてお値段たったの1泊12ドル☆(ゝω・)vキャピ

・・・と意気揚々とツイッターに書き込んだのですが、一番安い部屋は朝食別料金だったみたいで、正しくは1泊15ドル(約1,950円)でした。
嘘つくつもりはなかったので許していただきたいです。

本日の観光一発目。
宿から歩いて10分ほどの「ナスィーロル・ムルク・モスク」へ。

お庭。
エイヴァーンと呼ばれるアーチ状の門構えが美しいですね。

青を基調とした壁と天井のレリーフも繊細で美しい。

このモスクが有名なのは部屋の中。

こちら。

朝陽が射し込むと部屋全体がステンドグラスを通した光に包まれ大変美しくなることで有名なのです。
ちょっと今太陽が雲に隠れちゃっててポテンシャル発揮できてないですね。

太陽が出るまでもう少し庭の方をぶらぶらして~

じょじょに太陽が出てきて~

おおー(゚∀゚)!
美しいですね~

太陽が射し込むと部屋全体がピンクに色付くことから「ピンクモスク」と呼ばれるようです。

少し色味を加工してみました。
インスタ映えですね。

再び雲に隠れる太陽さん。

今、朝の9時くらいですが人気なのはモスクが開いてすぐの朝7時ごろ。
朝陽の角度がより浅く、部屋全体が照らされるようです。
天気に影響される部分もありますが、間違いなくシラーズNo.1インスタ映えスポットです。
イランに来られた方はぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。

しかも観光地ではなくあくまでモスクなので入場料は無料☆(ゝω・)vキャピ

・・・とツイッターで言ってしまったのですが、後になって実は入場料が必要だったことに気付きました。
そういやチケットオフィスみたいなのあったな・・・(^^;)
誰もいなかったし、イラン人もみんなスルーしてたのでそのまま入っちゃいました・・・

ホテルの件といい誤情報の発信が相次いでいてよろしくありませんね。
本人に悪気はありませんのでどうかお許しを。

2.ペルセポリスは全然がっかりじゃない

ピンクモスク終了。

続いての場所「ペルセポリス」に向かっています。
ピンクモスクから出た瞬間にタクシーのおっちゃんに「ペルセポリス?」と聞かれ、いくら?と聞いたら往復で10ドル(約1,300円)とのことなのでOKしました。

往復10ドルっていうのは安いですよね。ペルセポリスまでは片道で50kmありますよ。
宿で事前に聞いたら20ドル(約2,600円)でそんなもんかなぁと思ってたので10ドルはお得感ありです。

片言の英語のみでのやり取りしかできませんがおっちゃんも優しそう。

タクシーがボロボロすぎて段差のたびに後ろのトランクが跳ね上がってるのが気になりますが。

ゴツゴツしたイランの大地を1時間ほど進みます。

写真は撮り損ねたのですが、途中でミサイルを積んだ軍用車を見かけました。
おっちゃんが指さしながら「ロシアをサポートするのさ!」と誇らしげに言ったのを聞いてギョッとしました。
人が優しいので忘れていましたが、イランは反アメリカ東側陣営の急先鋒だということを思い出しました。

ペルセポリスに到着です。

ペルセポリスとは、紀元前520年のアケメネス朝ペルシャ帝国の時代にダレイオス1世によって築かれた都。
紀元前331年にギリシャのアレクサンドロス大王により破壊されて以降は廃墟となっているがその壮大な遺構は起こされ、1979年にはユネスコの世界遺産に登録された。

らしいです。
毎度おなじみwikipedia先生によるご教示でした。
いつもありがとうございます。

またペルセポリスは、シリアのパルミラ遺跡、ヨルダンのペトラ遺跡とともに中東の3Pと称される遺跡だそうです。3Pって・・・(^^;)

参りましょう。

ちなみに入場料は100万リアル(約300円)。
意外と安くないですか??
外国人料金を導入してないなんて素敵。イランの好感度ぐいぐい上昇中。某インドとは違うのだよ某インドとは。

特に意味はないですがネコちゃん置いときますね~

もひとつ。

ネコに謎に時間を吸われましたが仕切り直して参ります。

こ、これは・・・(゚Д゚)!

なかなか・・・(゚Д゚)!

見ごたえありますよ(゚Д゚)!

柱の高さ伝わります?
たぶん30mくらいはあります。

当時の様子を再現するVRメガネなるものがあるみたいです。
イラン人のグループに貸してもらいました。お世辞にもクォリティが高いとは言えませんが当時の様子を想像できて楽しかったです。

「ウェルカム to イラーン!」

残されたレリーフ。
支配下にある様々な国から送られてきた使者が描かれているようです。

使者の服装が異なるのがわかりますね。

ここにも柱が林立していたんでしょうかね。
今は破壊された岩がゴロゴロと転がるのみです。

高台からペルセポリスを一望。

当時は見える範囲全部が城下町だったのかもしれませんね。

最も高い場所にある祭壇的な場所。

これはゾロアスター教の世界観ですね。
この頃のペルシャの宗教はゾロアスター教でしたね。これ見るまで何を勘違いしたのかイスラム教だと思ってました。

ゾロアスター教、聞いたことありますか?
ユダヤ教やキリスト教以前に絶対的な影響力を持っていた古代宗教です。
ユダヤ教やキリスト教の神と悪魔が戦っている善悪二元論の世界観は実はゾロアスター教が元になっています。現在となってはごくわずかな信者を残すのみとなっているゾロアスター教ですが、いかに現在の世界に残す影響が強いかわかりますね。

この祭壇は岩肌を削って作られたものです。
まだ未完成っぽいですね。もし完成していたらインドのエローラ遺跡みたいな壮大なものになっていたかもしれません。

再びふもとに降りてきました。

何度見てもこの柱いいですね~

今はただ廃墟でしかありませんが、巨大な柱が二千年の時を超えて立ち続けている様に悠久の歴史を感じさせられます。

残念ながらアケメネス朝ペルシャはギリシャから来たアレクサンダー大王によって滅ぼされてしまいますが、そうでなかった場合、ゾロアスター教が今日の世界宗教となっていた世界線もあったかと思うと面白いですね。

旅行者界隈でペルセポリスはどういうわけか期待外れながっかり観光スポットとして紹介されることが多いのですが、全然そんなことなかったです。

ここがつまらないって言ってる人ってそれもうその人自身がつまらないだけでは?
と書きそうになりましたがどう考えても性格悪いのでやめときます。

・・・・・・

・・・ふふ、楽しい。

・・・・・・

もう少しいたかったのですがそろそろ行きます。
実はタクシーのおっちゃんから13時までに戻れと言われていたのであまり時間がないのです。もう少し長くしてもらえば良かったです。

今更ですが、ここまで見てきたもの全部、30mはあろうかという高台の上に造られています。いかに当時ペルセポリスが栄えていたかわかりますね。

さらば!ペルセポリス!

戻ったらおっちゃんがシーシャ吸ってました。
すまん、待たせたみたいだ。

オレンジくれました。
皮付きのまま渡してくれれば良かったものを素手でべたべた触ったものを渡されました。
一瞬断ろうかと思いましたが普通に食べました。味はおいしかったです。

・・・・・・

シラーズに戻ってきました。

夕飯はまさかのちょっといいホテルで。
いえね、先人ブロガーの情報を参考にイランの家庭料理をいただけるローカル食堂で夕食をいただこうと思っていたのですが、そこがまさかの閉店でした。コロナの影響でしょうかねぇ。

そこからいくつかローカル店をのぞいてみたのですが今一つピンと来ず、試しに入ってみたちょっと良さげなレストランが気付いたら実はホテルでした。

ローカル食堂で食べたかったですが、まぁ物価も安いことですしここは一発高級なペルシャ料理にトライしてやろうと思った次第です。

チェロウケバブをチョイス。
チェロウはご飯のこと、ケバブは説明不要でしょう。

これがまぁうまかったです。
ケバブは炭で焼いたのかってくらい香ばしいです。ご飯はほんのりバター風味にサフランが効いててグー。紫キャベツの付け合わせはちょうどいい酸味、焼きトマトはめっちゃ甘かったです。いづれも大変おいしいです。
これがペルシャ料理か。

右下のはシラーズサラダというそうです。せっかくシラーズにいるということで注文してみましたが、トマトと玉ねぎを刻んだだけの普通のサラダでした。玉ねぎの辛みが強くあまり美味しくはなかったです。でも慢性的なビタミン不足でしたのでしっかりいただきました。

気になるお値段は220万リアル(約660円)でした。
こんな高級そうなホテルで食べてもこの値段ってずいぶんお得感ありますよね。柄にもないことしましたがホテルディナー、挑戦してみて良かったです。

帰りに売店でバナナのアイスクリームを買い食い。
13万リアル(約40円)

「ウェルカム to イラーン!」
売店でたまたま会った人からもらいました。
イラン人ほんと親切ですね。

そんなイラン観光1日目でした。

今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきメルシーでした!

2023年1月25日 イラン・シラーズにて

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