#78 世界三大仏教聖地!バガン仏跡群を駆ける! ミャンマー(10)

東南アジア

こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1. カローからバガンへ 再び砂煙の道 
2. 世界三大仏教聖地!バガン仏跡群を駆ける!


1. カローからバガンへ 再び砂煙の道

2020年3月24日のお話

ミンガラバー!
おはようございます。

一時帰国するとなると早めにチケット取りたいのにこの宿Wifi遅すぎぃ。
おまけにしょっちゅうネットが途切れて入力作業が最初からやり直しとか。
とかなんとかやってると次の街へのバスの時間がみるみる。
ちょっとここでの予約は諦めます。なるべくなら早く取ってしまいたいのですが。
そこそこいいチケットありましたので次インターネットつながる時まで残っていることを祈ります。

バスチケット売り場です。

定刻通り朝9時に出発です。
ここから次の街バガンへは約260km、8時間とのことです。
運賃は13,000チャット(約980円)。

バンタイプのバスには珍しく水付きでした。

260kmで8時間って遅すぎない?なんて思っていましたが納得しました。
走り始めてしばらくはけっこうな山道です。
しかも舗装されてないところも多く、10m先が見えないような赤土が舞い上がります。

ぼくは今車内なんで大丈夫ですが、トラックに人をそのまま乗せるようなタイプはしんどそうです。

休憩。

安定のシャンヌードル。

こちらのバンに乗っていました。
エンジンに水かけているのは、冷やしているのか砂埃落としているのかどちらでしょう。

しばらくすると平地になりました。
この辺はわりとスピード出せてました。

7時間くらい走ってバガンに到着です。

バガンについて少しご説明を。

バガンはミャンマー最大の仏教聖地。
また、カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに世界三大仏教聖地とも称される。
2019年に世界遺産に登録。

2019年って超最近じゃないですか。おめでとうございまっす。
そしてなんと言っても世界三大仏教聖地ですって!
にしきよさんは厨二病なので「世界三大~」みたいなくくりが大好きなのです。
1週間しか旅行日程が取れないならヤンゴンとバガンにしよう!みたいなことを歩き方先生も確かおっしゃっていました。そんなミャンマー観光のハイライトスポットです。

かつて東南アジア各地から修行僧が集まり、仏教の研究が行われていた都市だそう。
平野に大小3,000を超える仏塔が林立するなんともロマンあふれる場所らしいですよ。

バガンについて補足説明をもう少々。

バガンと一口に言ってもそのエリアは下記のように3つに分かれるようです。
①ニャウンウー  ゲストハウスやレストランなどが集まる旅行者の滞在エリア
②オールドバガン 数々の仏跡がひしめくメインの観光エリア
③ニューバガン  高級ホテルや商業施設が集まるおハイソエリア

上記はぼくが調べた範囲での認識ですけど。
②のオールドバガンは必須ですね。①のニャウンウーのエリアに滞在します。
③のニューバガンについてはぼくは行かなくてもいいかな。って感じで参りたいと思います。

で、バスはニャウンウー行きだと聞かされていましたが、

ここに降ろされました。
ニャウンウーまでちょっと距離がありますね。6kmくらい。

しかも街中までいくバスはないようです。
利権のにおいがプンプンするぜ。
タクシーの値段は決められていて一律6,000チャット(約450円)。ウソだろ、この距離で450円は高須クリニック。
カローからここまでが7時間13,000チャット(約980円)ですよ。
利権のにおいがプンプンするぜ。

とは言えさすがに歩くのはしんどいのでお支払いです。
悔しいのぉ、悔しいのぉ。

さらにバガンは入域料が取られます。
25,000チャット(約1900円)。
な、なかなかしっかりした値段とりやがる。プンプンするぜ。

宿はこちら。タクシーのおっちゃんに安いところがいいと言ったらここに連れてこられました。

ドミトリー朝食付きで9,000チャット(約680円)。
客がぼく一人なので実質シングルです。すばらしいコスパ。
観光地は宿代が安いのがいいですね。

そしてチェックインするなり、一時帰国のチケットを検索。
実は移動中も気が気ではなかったのです。
お、Wifiサクサクで助かる~。

ひぃぃ~~~。
今朝取ろうと思っていた28日の上海経由の便が価格跳ね上がってる~。
今朝は5万円くらいだったのに今は10万超え!おそろしい世界だぜ。
さすがにこれは買えない。悔しすぎる。

いくつか条件を変えて検索してっと・・・

4月1日の上海経由の便が6万円!
通常時であればまったくもって安いチケットではありませんが今は状況が状況です。
今ある中ではきっとこれが最善ですね。買います!ポチッとな!

ふぅ、決済完了っと。
航空券買うのはいろいろと神経使うので好きじゃありません。

4月1日ですか。ちょっと遅くなりましたけど仕方ありませんね。
それまでに情勢が悪くならないように祈りましょう。
また航空券買いなおすなんてイヤですよもぅ。

はい、やることも済んだのでごはんを食べに行きます。
あ、もう暗くなってる。
ニャウンウーは観光の街なだけあって夜でも治安がよさそうです。
レストランなんかにも困りません。
どうでもいいですけどニャウンウーってなんだかかわいらしい響きですね。ちょっと3回くらい甘えた感じで囁いてみてもらってもいいですか?キモいですかそうですか。

こちらのローカル感あふれる食堂にて。
みんなこっち向いてますがそれは手前の大画面テレビで映画がやっていたためです。
女スパイが活躍するアメリカ映画でした。

頼んだのがこちら。
ヌードルサラダとのことです。
シャンヌードルもありましたがあえてはずしてみました。
けっこうおいしそうですね。
この国のサラダには裏切られてばかりですがこれは期待。

いただきまーす。
ぱくっ。

!!!
うまい(゚∀゚)!!!
うまい!うまい!うまい!うまい!
これめっちゃおいしいんですけどぉ~(゚∀゚)!

タルタルソースにうどんを入れた感じですね。タルタルソースより塩コショウの辛味がもう少し強いですけど。
そこにカリカリに揚げてある鶏皮を乗っけてます。

美味!
まことに美味!
ミャンマー料理のこれまでの功罪がすべてチャラになるほどに美味!

しかもこれ1,000チャット(約75円)。
ミャンマー料理、実はタイ料理に匹敵する実力があるのではと思えてきました。
思わぬ伏兵です。
ごちそうさまでした。

本日はほぼほぼ移動日になってしまいました。
明日はバイク駆ってバガンの仏跡群を拝みますよ。
おやすみなさ~い。

2. バガン仏跡群駆け足観光

2020年3月25日のお話

ミンガラバー。
朝ごはんです。

宿の子ども。
ミャンマーの小さい女の子って坊主にしてる子も多いです。
仏門に入っているというパターンもありますが、シラミ予防みたいな理由もあるそうです。

本日はバイクでバガンの仏跡群を見て回りたいと思います。
すみません写真撮り忘れです。
E-バイクですって。電動。
レンタル料は1日5,000チャット(約380円)。
安いですね。ニャウンシュエでは12,000チャットもしましたからね。
充電満タンの状態で渡されるのでガソリン入れる必要ないのもいいですね。

半ヘルしかありませんでした。
ゴミが目に入るのでちょっと怖いんですよね。

行ってきま~す。
うぉっ!E-バイクっていきなり加速するんですね。
すぐ慣れますが、はじめは驚きます。
スーっと音もなく動きます。

まだ街中ですがすでに仏塔が見えてきてますね。
バガンは平地に3,000以上の遺跡が遺されているのです。
3,000ってすごいですね。

にしても昼間のバガン、暑い。溶ける。

まずやって来ましたはシュエジゴンパゴダです。
ヤンゴンのシュエダゴンパゴダと名前がよく似てますね。
今気になって調べましたが、シュエはビルマ語で金という意味らしいですよ。

もちろん靴や靴下は脱いでいきます。
パゴダで靴脱ぐのはもはや当たり前なのでこれ以降はこの断り省略しますよ。

まぁまぁ観光地化してます。

シュエジゴンパゴダです。
シュエダゴンパゴダよりも小さいとは言え巨大です。
そしてずんぐりむっくりな形ですね。

というか、床が熱すぎる。
今これ足踏みしながら撮ってます。
ぶれるぶれる。これTake2です。

あちこちお金をはさんだ像。
仏像?には見えないですが。
ミャンマーの仏教は土着の信仰を取り込んでいるとも聞いてますのでその神様かもしれません。

ん?こちらは?

ものすごい量の賽銭数えてる。
こんな堂々とやるんですね。

はい、さっと見て次いきます。
たぶん滞在時間10分くらいです。
バガンは寺院や遺跡の数が多いのでテンポ良く行きますよ。

右を見ても左を見ても仏塔遺跡。
多くは名前すらない風の遺跡です。

とは言え、大きくて見ごたえある仏塔はやはり人気があります。
こちらはティーローミィンロー寺院。
遺跡ではなく現役の寺院として使われているみたいですね。

大変立派です。

内部です。
天井の白い漆喰があちこち剥がれ落ちていますが。当時のガチっぷりが伺えます。

仏像。
暗い空間の中で静かに鎮座する様はありがたみがありますね。

一方で、寺院内外ではお土産屋さんがひしめいています。

誕生曜日によって変わるラッキーブレスレット。
初めて見ましたね。ちょっとこういうの好きです。

店員?のおばちゃん。
スマホでお経流しながら音読してます。
かしこまった状態で読むのではなくこんなリラックスした状態で読むあたり、仏教が生活に根付いている感じがします。

りす。

仏塔の周りをくるっと回ってみます。

って、熱っちっち!

避難。
レンガ部分が太陽熱で熱すぎる。
なるべく足がつかないようにぴょんぴょん跳ねながら移動してますがそれでも我慢できないくらい暑いです。
やばいです。しばらく陰ないじゃないですか。ちょっと後悔してますよ。どうやって戻りましょう。飲み水かけて足濡らせば10歩くらいは耐えれるかしら?

気合で生還です。
次の仏塔参りますよ。

バイクぶ~ん。

まとまった数の風の遺跡が見えます。
ちょっと見ていきます。

ふむふむ。
わりときれいな姿を残してるものもあれば、

崩れかけているものも。

アゲアゲミュージックを爆音で垂れ流す地元のヤンキーくんたち。
と思ったら次はラブバラードみたいなしっとり系。
君たちもう少し己の音楽性に一貫性をだな・・・

次にやって来ましたは、アーナンダ寺院。
数あるバガン遺跡の中で最も美しい、らしいです。
外見の寄り写真撮るの忘れてましたが、確かにレリーフが細かくて美しい寺院です。

と、その前に。
ここの砂地でハンドル取られて転倒しかけました。
お気をつけくださいね。

例に漏れず周囲はしっかりお土産屋さん。
これタナカの原木ですね。

ちょっと休憩。暑すぎ。
コーラ。700チャット(約53円)。
ぷは~っ(゚∀゚)。やっぱこれだーね(゚∀゚)。
あんまり冷えてないですし、なんならボトルに土こびりついてますがうまいものはうまい。
ぼく東南アジアでコーラばっかり飲んでるのでよっぽどコーラ好きと思われるかもしれませんが日本ではほとんど飲みません。1年に1、2回くらいです。東南アジアで飲むコーラはおいしいのです。

手を伸ばせば取れそうな賽銭箱を横目にいざ入っていきましょう。

いきなり本尊像。
デカイです。対比するものがないので伝わりにくいですがかなりの大きさ。
10mくらいはありそうですね。

回廊にも無数の仏像が。
一部鳥の巣にされてました。ピーチクパーチク。

むむ。さっき本尊像だと思っていた仏像と同じ大きさの仏像がここにも。
どうやら、4体の仏像がそれぞれ東西南北を向くように置かれているようです。

ひとつひとつ仏像の表情が異なります。
なぜかキンキラ金なのにいやらしさがないですね。
いや、別にタイのブッダ先生がどうとか思っているわけではありませんが。

という感じのアーナンダ寺院でした。

お次はこちら。
タビィニュ寺院です。

先ほどのアーナンダ寺院とともに3,000の仏塔群の人気トップを争う寺院です。
こちらはバガン仏塔群の中で最大なんだとか。確かにかなり遠くからでもその姿が見えました。
かわいい名前してやるなタビィニュ。

入口はいってすぐに絵かきのおっちゃんが。

これおっちゃんが書いているみたいです。
紙ではなく布に書いてますね。
ぼくはいりませんがなかなかグッドなお土産になりそうです。
1枚20ドル(約2,200円)から。おそらく交渉可です。

外側の図体の割に本尊像は大きくありません。
いや、そんなことは言ってはいけませんですけど。

曲がった先にいきなりいると驚くんですがあなた。

はい、以上であらかた見たかった寺院はすべて見終わりました。
意外と時間かからなかったですね。
あとは適当にE-バイク走らせながら気になった仏塔を拾ってきたいと思います。

バイクぶ~ん。

む、ひときわでかいあの仏塔が気になります。

ほうほう、なかなか立派ですね。
階段がありますね。登れるかもしれません。

ダメでした。
なんでも夕陽や朝日の写真を撮るために無理やり登る観光客が相次いだようです。
残念ながら転落死してしまう事故も起こったためほとんどの仏塔は登るのを禁止しているようです。

帰り際手を洗おうとしたら出てきたのは熱湯でした。
なぜそんな仕打ちを。

ミャンマーに限らずどの国でも日本の中古車がよく使われてますね。
特にミャンマーでは日本語が書かれた車がそのまま走っていることが多いように思います。

その後も広いオールドバガンを走りながら夕陽ポイントを探します。

こことかいいかも。
小高い丘の上。

む、あの右奥の背の高いタワーにも行ってみましょう。

バイクぶ~ん。

こちらはバガンビューイングタワーです。
目立たないように仏塔に似せて作られていますね
オールドバガンの中で営業を許可されている数少ないホテルの一つです。
宿泊者でなくてもお金を払えば塔に登れるみたいです。

5ドル(約550円)ですか。
5ドルというと7,000チャット・・・

・・・なしの方向で。
きれいな風景写真は撮りたいですが7,000チャットはまぁまぁ大金です。
タワーからのきれいな景色を期待された方はすみません。
にしきよさんはそのへんの金銭感覚がいまひとつ残念なトラベラーなのです。

いったん宿に戻って夕陽の時間まで休みます。

400チャット(約30円)のフルーツ牛乳ぐびー。
これお気に入りです。

・・・・・・

時間になったのでまた出てきました。
先ほど目星をつけてた小高い丘です。

むむ、けっこう観光客がいますね。

ほとんど地元の人でした。

激混みというわけでもありません。
ゴープロでタイムラプス(一定間隔で撮った写真をつなぎ合わせて見せる動画)も撮影できそうですね。

これを、

こうじゃ。
キモ三脚を久々に召喚。

めったに使わない望遠レンズも使ってみます。

本日訪れたアーナンダ寺院とタビィニュ寺院も見えますね。
なるほどこのまま日が低くなって夕陽と寺院が重なったりするんでしょうかね。

あれ?
消えかかってない?夕陽?

・・・。

え?うそん?陽が落ちる前に消えちゃったんですけど?
どゆこと?地表の空気汚すぎるから?

他のみなさんは納得してるのでしょうかコレ?

いない。
すでにワンコしかいない。

まじか~。
これが噂に名高いバガンの夕陽かよ~。
運わるかったんかな。
いえ、別に悪くはなかったのですが事前の期待値というものが。

なんか軽く虚しささえ感じますよ。
帰ります。

最後に見納め。風の遺跡。

このやりきれなさをキミに託す。
謎の種が入ったドリンク。
800チャット(約60円)もします。
うん。まずくはないがおいしくもない。
どうしてくれるんですか。

宿に戻ってきました。
休憩しつつブログ書いてるとうっかり暗くなっちゃいました。
ここは観光の街ですが、今はコロナの影響でずいぶん人が少ないです。
レストラン閉まってるとこばっかりです。

コンビニがぽつんとやっていたのでカップ麺とドリンク買いました。
これで950チャット(約71円)です。

足りないお湯。
線がないのでどこまで注げばいいかわかりませんが明らかに足りないと思います。

それどころかお湯がぬるすぎていつまでたっても固いままでした。
今日は厄日ですか。

本日はこんなところです。
すみません、最後の方尻すぼみになってしまって。
とは言えそれなりにバガン満喫しましたよ。

今回の投稿は以上です。
次回はミャンマー第二の都市マンダレーに移動していきます。
最後まで読んでいただきチェーズティンーバーデーでした!

2020年3月24・25日 ミャンマー・バガンにて

今日の1枚。これホントおいしーの!

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