こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.精神崩壊寸前・・・(´Д`)再び1週間の船移動
2.プカルパ⇒リマへ
1.精神崩壊寸前・・・(´Д`)再び1週間の船移動
2024年1月31日のお話
おはようございます。
南米アマゾンの旅まだまだ続きます。
現在いるのはイキトス。
同じくアマゾンの街プカルパに移動していきます。
方法としてはサンタ・ロサ⇒イキトスまでと同様に
①スピードボート 2日間 300ソル(約1.2万円)
②スローボート 6日間 150ソル(約6千円)
があるのですが、サンタ・ロサ⇒イキトスでスローボートは体験済みですしさすがに6日間あの船の上はきつすぎますので今回は①スピードボートを使います。
なお、友人氏は仕事があるのでリマまで先に飛行機で飛んでいきました。
飛行機使うのも船(+バス)使うのも金額的にはあまり変わらないので、飛行機で一気に行った方が合理的ですので。
にしきよさんは陸路で行けるところはなるべく陸路で行きたい人なので船です。
合理性よりロマン派なのです。
いざトゥクトゥクで港へ。
5ソル(約200円)
プエルト・ヘンリー(Puerto Henry)着。
ここから出航してるらしいのですが、
どれだ?
船がたくさんあってどれが目当ての船かよくわかりません。
とりあえずその辺のおっちゃんに聞いてみましょう。
スペイン語の語彙が絶望的に不足していますが、プカルパ、行く、今日、2日間、どれ、などの知ってる単語を繋げてしのぎます。
ぼく「これ、プカルパ、行く?」
おっちゃん「Si!プカルパ!」
ぼく「2日間?スピードボート?」
おっちゃん「ノ!%3#&=h!&#?」
ぼく「(^^;)???」
・・・・・・
しばらく状況が呑み込めなかったのですが、根気よく説明してくれたおっちゃんたちの話を総合するとどうやら今日はスピードボートは出ていないようです。
しかもスピードボートは次の月曜日まで出ないというではありませんか(ちなみに本日は水曜日)。
う~ん、どうしましょうかねぇ・・・
スローボートで6日間は時間的にも精神的にもさすがに厳しいです。
かといって5日後のスピードボートをちんたら待つのもナンセンス。
これはおとなしく飛行機使った方がいいかもしれませんねぇ・・・
でも陸路ルートがあるところを飛ぶのはポリシー的にアレなんですよねぇ・・・
・・・・・・
しばし考えた結果、結局スローボートに乗り込むことにしました。
友人氏をリマで1週間待たせることになりますが我がポリシーのために犠牲になってもらいます。許せ。
乗っていきます。
今回の船もゴリゴリの貨物船ですね。鉄くずやらガラクタがモリモリに積載されています。
ハンモックスペース。
ひたすらこの景色を眺めつつ進んでいきます。
トイレ・シャワー、
は撮り忘れてたのでサンタ・ロサ⇒イキトスの船のを流用。だいたい同じ感じです。茶色い水が流れます。
前回は2日間ということでトイレ(大きい方)もシャワーも我慢したのですが、6日間だとそうもいかないので腹くくってご利用させていただきました。
トイレは足腰のトレーニングだと思って腰を浮かせてキープ。
シャワーは茶色く濁ったアマゾン川源泉かけ流しです。最初は抵抗ありましたが一度浴びてしまえばどうってことはありません。
浴びた後はさっぱりして風を受けると清々しい気分になります。人間として一皮むけたようにも思えます。
以前も書きましたが、アマゾン川の水は植物由来の色素で茶色くなってるだけなので見た目ほど汚くないですからね(多分)。少なくとも某インドのガンジス川よりは10万倍マシなはずです。
アマゾンをひたすら移動。
食事。
1日3回無料で出てきます。
おいしいのですがレパートリーがあまりなく何日も続くとさすがに飽き飽きしてきます。
また、多くの場合鶏肉が一片しか入っていないのでタンパク質が不足してしまいます。
(上の写真は魚一匹入ってますがこれは特別です)
たまに大きめの村に寄港すると村に降りて行ってチキンや白身魚がたっぷり入ったお弁当を買います。確か10ソル(約400円)とか。
タンパク質を体が欲しているのかめちゃくちゃおいしかったです。
移動中はとにかく暇でした。なんせインターネットが使えなかったものですから。
やることといえばハンモックに寝たり、変わり映えしない外の景色を眺めることくらい。
あとはシャワーを浴びたり、たまに寄る村を歩いたり、
絡んでくるクソガキ3兄弟を適当にあしらったりとかですかね。
どれくらい暇なのかがわかりやすいのがこの写真↓
船上での数少ない娯楽、みかんの皮の匂いを嗅いで喜んでいるところです。
これで3時間くらい過ごせます。本当に暇なんです。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
さて、長かった船旅もプカルパが近づきようやく終わろうとしています。
(奥にうっすら見えてるのがプカルパ)
今回のイキトス⇒プカルパの船移動は正直きつかったです。
間違いなく人生で一番暇を持て余した1週間でした。
飛行機なら1時間でスキップできる距離を1週間かけて移動するのはあまりに非効率ですが、しかし終わってみると案外貴重な経験だったとも思えます。
今後の人生でこんなマネできる機会なんてないでしょうし、暇なら暇なりにいろいろと考え事もできましたので。
長らく憧れていたアマゾン川の大きさも身をもって体験できました。
この1週間のアマゾン川ボート旅、間違いなく一生忘れられない思い出になりました。
2.プカルパ⇒リマへ
2024年2月8日のお話
ボートに揺られること8日間、ついにプカルパに到着です。
(6日の予定だったが結局8日かかった)
プカルパの港。
当初プカルパで1泊するつもりでしたが、これ以上友人氏をリマで待たせるのは悪いのですぐにリマに向かいます。
トゥクトゥクでバス乗り場にやって来ました。
バスチケット購入。
90ソル(約3,600円)
リマまでは18時間とのことです。
18時間・・・余裕ですね。8日間の船旅とは比べるべくもないです。
プカルパに到着したのが朝の7時頃、リマ行きのバスは午後1時半の出発ということでやや時間があります。
というわけで近くのショッピングモールで時間を潰させてもらいます。
久しぶりにWiFiも使えました。
スーパーで水を発見。
2.5Lが2.5ソル(約100円)でした。
船の上だと6ソル(約240円)とかでしたね。致し方ないと思います。
フードコート。
バーガーセット14ソル(約560円)
とってもボリューミー。
久々に食べるジャンクフードは大変においしかったです。
こちらが乗り込むバス。
WiFi付きをうたってますがどうせ付いてないでしょうね。
時間になってもちっとも出発しません。
どうやらエンジン系にトラブルがあったようです。
疲れていますし一刻も早くリマに着きたかったものですから、そんなもん出発前までにやっとけバカ野郎と思ってしまいましたが、整備士のおっちゃんたちが作業着を油まみれにし、しまいには口でエンジンオイルを吸い出しているのを見て反省しました。
ぼくら旅行者がこうして旅できるのは彼らのような人たちが車をメンテナンスしてくれているおかげです。
結局出発は2時間遅れましたが文句はありません。
むしろよく2時間で直してくれたものです。
プカルパからリマへの道中。
プカルパからしばらくは熱帯性の景色でしたが、
翌朝目覚めたらアンデスの山の景色でした。
ペルーの国土はアマゾンの熱帯地域、アンデスの高山地域、海岸地域と変化に富んでいまして、アマゾンのプカルパから海岸地域のリマに向かう途中にアンデスの高地を抜ける必要があったようです。
途中、標高4,300mを超える地点もあり、酸欠で手足の先が痺れました。
(短い時間で抜けたので大事にはならない)
リマは海岸で標高が低いですが、その先しばらくは高地エリアに入りますので準備が必要ですね。
18時間の予定のところ22時間くらいかかりましたが無事にリマに到着しました。
リマの話はまた次回。
今回の投稿は以上です。
最後まで読んでいただきグラシアスでした!
2024年1月31日~2月8日 ペルー・イキトスからリマまでの道中にて
コメント