#275 パイネ国立公園でムダにハラハラさせられる チリ(4)

チリ

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.パイネ国立公園でムダにハラハラさせられる
2.気を取り直してトレッキング


1.パイネ国立公園でムダにハラハラさせられる

2024年3月11日のお話

おはよーございまーす(小声)。
現在朝の6時半、まだ暗いうちからノソノソ動き出しております。寒ぃ―。

本日はプエルト・ナタレスを拠点として行ける「トレス・デル・パイネ国立公園」という場所に行ってきます。
一応ナタレスが最寄りの町なのですがバスで片道2時間もかかりますのでこの時間です。

バスターミナル着。

こんな早い時間からたくさんのトレッカーが集まってますね。

ぼく「パイネまで1枚お願いします」
お姉さん「こめんなさい、7時のバスはもう一杯よ」


あらら・・・
バスの席がないのは予想外でしたね。
別になければ明日出直すだけなので問題はないのですがせっかく早起きしたのですから今日がいいですね。

バス会社はいくつかあり、別の窓口で7時10分の席があったのでここにしました。
よかったよかった。

運賃往復で2.2万ペソ(約3,340円)
まぁまぁしますよねぇ。

乗っていきます。

バスの中で朝陽。

パタゴニアの景色。

素晴らしいです。

およそ2時間でトレス・デル・パイネ国立公園の入場ゲート(アマルガ・ゲート)に到着。
ここで入場料3.2万ペソ(約4,860円)を支払います。

け、結構なお値段ですね・・・(´Д`)

そしてまだここは単なるチケットブースで、ここからさらにトレッキングのスタート地点まで乗り合いバスで移動しなければいけないみたいです。

乗り合いバス片道4,000ペソ(約610円)
いちいち料金かかってめんどうですね。これがパタゴニアのやり方か。

係員「オラー。オンライン予約はしてる?」
ぼく「してないよ。チケットここで買えるでしょ?」
係員「もちろん!むこうでチケット買ってね」


ぼく「チケット1枚お願いします。」
係員「ごめんなさい、今システムが壊れててカード決済できない状態なの」
ぼく「現金あるよ」
係員「現金は受け付けてなくて。今日はチケットなくていいから入っていいわよ」






???(゚∀゚)???





ちょっと意味がよくわからないのですが。
今チケットなしでいいって言いました?

そんなことあります?
スペイン語でのやり取りしてるので認識が正しいのか全然自信が持てません。

4,000ペソ払って入口まで行ってから追い返されるのはまじ勘弁なのですが。
大丈夫でしょうか。本当にチケットなしで行ってもいいのでしょうか?

ぼく「ごめん、念のため確認させて。本当にチケットなしで行ってもいいの?」
係員「Si。システムがダウンしてるからしょうがないよ」


大丈夫なのか?
本当に大丈夫なのか??

他の現地チケット勢のトレッカーに聞いてもぼくと同様に不安に思ってる人もいれば、タダで入れるぜ~!やり~!みたいなテンションの人もいます。
もう何が正しいのかわかりません。

どうしようもありませんので入口まで向かいます。
乗り合いバス片道4,000ペソ(約610円)

あら、アマルガゲートからパイネ山、見えちゃってますね。

本日のトレッキングの目的地なので見なかったことにします。

乗車~。
助手席でしたやったぜ。

さて、運賃の4,000ペソはいつ払うのかな?

・・・いつ払うのかな(゚∀゚)?

・・・あれ?もう入口に着いちゃうぞ(゚∀゚)?

ドライバー「着いたぞ」
ぼく「(4,000ペソは(゚∀゚)?)」

結局4,000ペソ払うことなく降りました。
一体全体どうなってるのでしょうか。
他のトレッカーも払ってる様子ありませんでしたしもう意味が分かりません。

インフォメーションセンター。

天気や気温などの情報がモニターされてました。

他にもトレッキングについていろいろと聞きたかったのですが藪蛇になりそうなのでやめときました。
わたし今チケット持ってませんのでね。

ドキドキ…
ほ、本当にチケットなしで行けるのか(´Д`)??

チケット確認あったら終わりですよ・・・(´Д`)

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

は、入れちゃいました・・・

特にチケット確認とかされることなく普通に入れちゃいました。

もうこの先チケット確認されることとかないでしょうから言っちゃいますね。





5千円得したぜやっふ━━━━(゚∀。)━━━━wwww!!!!





念のため言っときますが別にずるして入ろうとしたわけではないですよ(重要)。
ちゃんと払うつもりでしたし実際クレジットカードで決済しようともしましたからね(向こう側のエラーで弾かれた)。

まぁいいではありませんか。
わたくし、カラマ→サンティアゴのバスで余分に50ドル支払っていますので(時差勘違いしてたので完全に自分が悪い)これくらいのラッキーがあってもお天道様も多めに見てくれるでしょう。

2.気を取り直してトレッキング

というわけで、ここまで散々チケット関連で振り回されましたがここからは大手を振ってトレッキングに専念したいと思います。

てくてく。

立派なロッジがありますね。
ぼくはナタレスから日帰りで来ていますがお金に余裕があるブルジョワはこういうロッジで優雅に宿泊するのでしょう。

パタゴニア、何が素晴らしいって空気がめちゃめちゃ綺麗です。
南米で地平線の向こうまでクリアに見えるってなかなかないですからね。
深く呼吸するたびに薄汚れた心が浄化されていく気がします。

てくてく。

てくてく。

2人までしか渡ったらダメな橋。
他のトレッカーはあまり気にしてなさそうでした。

コースはいろいろですが標識が置いてあるので迷うことはありません。

パイネ国立公園、実はトレッキングルートは多彩でして、ぼくは日帰りですが所要日数3日のWコース、さらにガチなのは所要日数7日のOコースなんかもあるらしいです。

だんだんと高度を上げます。

パタゴニアの山と湖。

美しいです。

馬(゚Д゚)!?
こんな岩場を?
でもところどころ動物の糞が落ちていますのでホーストレッキングする人もいるのかもしれません。

うぅ… (´Д`)
きっつい… (´Д`)

せめてトレッキングポールがあればよかったんですけどね。
借りる機会がありませんでしたので足腰のみで登っていってます。
でもパタゴニアは標高が低いので足腰がきついだけで心肺に負担はほとんどありません。

「Windy Pass」
「風の峠」といったところでしょうか。

ちょっとした休憩ポイントです。

いい景色。

進んでいきます。

山道に突如立派な小屋が。

チレーノキャンプというポイントに来ました。

文字通りここでキャンプする人もいるみたいです。

昨日仕込んだサンドイッチをいただきます。
ハム、チーズ、トマト、卵のみのシンプルなサンドイッチですが運動後なので大変おいしいです。

さらに進んでいきます。

水は綺麗な川の水をいつでもどこでも汲めるので問題はなさそうです。

なんだか日本の森林風景を歩いてるみたいです。

ラスト1kmが最難関の岩場。

くっ… (´Д`)
きつい… (´Д`)
すでに足が棒のようです。

登っても登っても一向に終わらない岩場を登り切って、

ようやく目的地のパイネ山に到着しました。

う~ん、ドン曇り(^ω^)!

いやわかってましたけどね。
ここに来るまでの岩場で天気が怪しいことくらい薄々感づいていましたよ。

せっかく5時間かけて登って来たのに晴れてくれなかったのは少々残念ですが、別にがっかりはしないです。

曇ってても十分カッコいい山ではありませんか。
他のトレッカーもそれなりに満足そうな顔でゴールにたどり着いたことを喜び合っています。

チリ・トーレスデルパイネ峰への弾丸日帰りトレッキングコース ...

ちなみに晴れてたらこんな感じ(ネットより拝借↑)。
険しくそびえる3つの岩山がトレス・デル・パイネ(3つの山)の名前の由来。

持ってきたお菓子を食べつつ瞬間的にでも晴れてくれないか待ちます。

30分程待ちましたが残念ながらパイネにかかる分厚い雲は晴れることはありませんでした。
残念ですがそろそろ戻ります。

ここ雪降ってる上に風もめちゃめちゃ強くて長居はできません。
あと帰りのバスの時間も決まっていますので体力的にも時間的にもこの辺がリミットです。

さらばパイネ!

同じ道を帰るので帰りの様子は割愛。

行きでも撮りましたが帰り道も同じところで撮ってました。
パタゴニアの風景美しいです。

・・・・・・

インフォメーションセンターに戻って来ました。
往復9時間のトレッキング。最後の方は膝が砕けるかと思いました。

目安時間が7時間ときいていましたがたぶんこれは体力ある白人向けの目安でしょうね。

帰りのバスは入口に集金係の人がいましたのでしっかり4,000ペソ(約610円)お支払いしました。

アマルガゲートにて。
(あら、雲晴れてますね)

アマルガゲートから再びバスで2時間、プエルトナタレスに帰ってきました。
夜10時。日没が遅いパタゴニアですがさすがにもう真っ暗です。

予想通り翌日ものすごい筋肉痛になりましたので1日オフにしました。

トレッキングおつかれ記念に日本食を食べに来ました。
半分はこれを楽しみにトレッキングしてました。

おそらく日本人オーナーではないですね。外国人が考える日本!っという趣。
でも日本愛を感じて嬉しいです。

かつ丼8,000ペソ(約1,220円)
大変おいしかったです。ずたずたに疲弊した足腰にいきわたります。

屋台で追加のおやつ。
昨日だいぶ無理したので今はとにかくタンパク質と糖質摂って体を回復させたい一心です。

フライドポテトにチョリソーやら鶏肉やらを乗っけたやつ。
4,000ペソ(約610円)

以上、プエルト・ナタレスとトレス・デル・パイネ国立公園からでした。
パタゴニアの旅はもうしばらく続きます。

次回はチリからアルゼンチン側のパタゴニアへ。
よろしくお願いします。

今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきグラシアスでした!

2024年3月11日 チリ・パイネ国立公園にて

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