こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。
この日は2回に分けて投稿しています。
こちらは後編です。
今回の出来事です↓
1. ここが宇宙の中心 バイヨン
2. カンボジアの象徴 アンコール・ワット
1. ここが宇宙の中心 バイヨン
タ・プローム遺跡を後にして次に向かいましたるはバイヨンです。
マップの上に四角いのがあるのがわかりますか?
アンコール・トムです。なんとその大きさ一辺3km!
超巨大遺跡です。
下にあるのがアンコール・ワットです。どれだけデカいかがわかっていただけるかと。
アンコールは「王都」、トムは「大きな」という意味みたいです。
名前負けしてませんね。
ちなみに、アンコール・ワットのワットは「寺院」という意味です。
バイヨンに向かう前に昼食を食べようとしたのですが、敷地内のレストランが軒並み観光地価格。
メンバー全会一致でお昼はガマンとあいなりました。
というわけでぶっ通しで観光して参ります。
東側の城門から入城~
もう城壁の凝り方からしてハンパない。
バイヨンに着きました。
バイヨンは超巨大アンコール・トムのど中心に君臨する寺院です。
これがバイヨン!
ん~逆光っ!
バイヨンに露出(明るさ)合わせると空が真っ白になっちゃいます。
メダパニダンスでお出迎え。
レリーフも極めて繊細です。
参りましょう。
ちょっとこの世界観ヤヴァイ。
バイヨンといえばこの四方八方に向けられた観世音菩薩様の超巨大フェイスですね。
某世界の果てまで行く系番組で見られたことあるのではないでしょうか。
なんか落ち着くわ~
このありがたいフェイスは「クメールの微笑み」と称されておるようです。
これ作るのにどんだけ労力かかったんでしょう。
美しいデバター。
薄々気づいてる方いると思いますが、ぼくデバター撮るのめっちゃ好きです。
もはやお気に入りのデバター探しながら回ってる説あります。
ドン引きですか。そうですか。
ぐるりと回って順光から。バイヨン、しゅき。
これがヒンドゥー世界の宇宙の中心。
遺跡内のどこにいても菩薩様の温かい視線に見守られます。
宇宙の中心で悪いことはできんですな。
下から上を見上げる。
四角形の構造ですが内部はまるで迷路です。自分がどこにいるかわからなくなります。
とりあえず上の回廊に上がっていきたいですね。
菩薩様のご尊顔より近くで拝見したく。
実はぼく以前にここにきたことありまして。
上の回廊にとりわけきれいだと思ったデバター像があるのです。それも今一度見たいですし。
あれ?上がる階段が封鎖されています。
ここ以外にもいくつか階段があるのですがすべて封鎖されていました。
うそん。
最上層の回廊に入れなかったのは少々残念ですが見ごたえ十分でした。
後から知ったのですがまさに本日2020年1月1日から修復作業のため立ち入れなくなったみたいです。
タイミングよ。
アンコール・トムを後にします。
南の城門から出る
のですが、超絶渋滞。
車1台が通るのがやっとの狭さです。
交通量に対してあまりに狭い。
でもこの門もまた遺跡なので拡張とかするわけにもいかんのでしょう。
そしてそれは仕方ないとして交通整理のおっちゃんがたった1人。おっちゃんの手に負いきれてないです。あと1人くらいは充てなさいよ。
最初、向こう側にももう1人いて双方で交通整理してるのかと思ってました。トランシーバーで会話してたので。あのトランシーバーはなんだったのか。真相は謎です。
10分くらい待ってますが向こう側から無限に車が続いてます。
ぼくらは別に構わないのですがトゥクトゥクのおっちゃんはガソリン無駄に飛んで苦しいでしょうね。
これ後ろの様子。果てしなく後続が続いてます。
ドライバーたちのいらいらが伝わってくるんですが。
さらに5分くらい待ってようやくこちらの番になりました。
門の向こうにはさらに入城を待つ車の列が。大変ですな。何かいい方法はありませんものか。
2. カンボジアの象徴 アンコール・ワット
そんなこんなで本日最後の遺跡、アンコール・ワットに到着です。
ちなみに他のお2人はすでにアンコール・ワット観光し終えていたのでここで待機です。
1時間ほどで戻ると伝えて単身乗り込みます。
の前にアンコール・ワットについてちょっとだけ。
地球の歩き方先生とWikipedia先生にご助力いただいています。
アンコール・ワットはアンコール遺跡群を代表する寺院です。
インドシナ半島の大部分とマレー半島の一部まで領土としたことのあるクメール王国によって12世紀初頭に創建。
15世紀半ばにシャム(現在のタイ)の攻撃によってアンコール王都が陥落されるとアンコール・ワットは放棄され、16世紀半ばに再発見されるまで忘れ去られたとのこと。
ただ、口承や年代記でも語り継がれるなど存在が忘れられていたわけではなかったとの記述も見られますね。
島野兼了という日本人が徳川第3代将軍家光の命により視察。
インドの祇園精舎と思い込んで見取り図を作成・・・
って、家光さんの頃(約400年前)から日本人が訪れていたんですか!?
っていうか祇園精舎ってインドなんですか!?京都のどこかじゃないんですね。
次々明らかになる新事実。
そして今更それ知る小生乙。
もっと早く教えてよぅ(´Д`)
書きながら調べた付け焼刃の知識をひけらかすのはこの辺にしていざ参りましょう。
早朝も渡った仮設のブヨブヨ橋を渡っていきます。
ちなみに左に写っているのが本来の石の橋です。
ふふ。小さすぎて何も見えますまい。
暑いので木陰を歩いて行きたいのですが、
真正面を拝むため中央のアプローチを通っていきます。気合です。押忍。
僧侶の皆さんが記念撮影していたので許可を得て撮らせていただきました。
なお、今朝人が群がっていた蓮池の前。
諸行無常の響きありますね。
そこからのアンコール・ワット。
大正義大順光。
蓮。かわいい。
ちょっとここで異常事態が。
めまいがちょっと。熱中症と思しき感じです。
木陰で座ります。少しずつ水を摂取して15分ほど休憩しました。
ご心配おかけしました。大丈夫です。
1時間で戻ると言ったのにすでにちょっと時間使っちゃいまいたので急ぎましょう。
これ、地球の歩き方先生に載っているアンコール・ワットの見取り図。
こんな感じで回っていきましょう。
くまなく全部見ちゃう欲張りコースです。あ、時間。。。
まず外側の第一回廊はヒンドゥーのレリーフのオンパレードです。
おなじみの物語ラーマーヤナから、ぼくはほとんど存じ上げませんがマハーバーラタ、死後の世界のイメージの天国と地獄、ヒンドゥーの天地創造神話である乳海攪拌の物語など。
他観光客に混じりてガイドの説明を盗み聞く。
戦いの様子を描いたレリーフ。
第一回廊は一周2kmもあるそうですがこんな感じで壁一面にびっしりとレリーフが彫られています。やばい。
天井にも。
乳海攪拌を描いたレリーフ。
綱引きして海をかき回したら神様や不老不死の薬が生まれたよってお話。
なるほど、わからん。
海をかき回されて大迷惑なお魚さんたち。
君たちは応援してるのかな?
歩き方先生によるとこの辺にサロン(腰巻き)を身に着けてないデバターがいるとのこと。是非目にしておきたかったのですが見当たりません。
近くにカンボジア人がいて、あいつサロンを巻いてないデバター探し回ってんじゃねーのwと思われると恥ずかしいので諦めました。
父兄の皆様大変申し訳ない。
ヴィシュヌ神と阿修羅の戦いを描いたレリーフ。
上の腕が4本あるお方がヴィシュヌ神です。3柱いるヒンドゥー教の最高神の一角です。
ちなみにアンコール・ワットはヴィシュヌ派のヒンドゥー寺院とのこと。
その下は神鳥ガルーダさんですね。ガルーダはヴィシュヌさんの乗り物として描かれることが多いみたいですが、カンボジアでは単独で信仰の対象になることもあるとのこと。
ちなみにタイの国章はガルーダですね。
(参考。タイの国章。)
この辺、歩き方先生によると、「彫刻が雑なため、後世、中国人によって彫刻されたものといわれている」とのこと。確かに雑ですけど。
名指しでってちょっとアレじゃない。
第一回廊の最後です。
おなじみ安心安定の大正義ラーマヤナ。
上が主人公ラーマ王子、下がラーマ王子より人気になっちゃった猿の将軍ハヌマーンさんですね。
ちょっと自信ないですけどこちらが退治される悪魔ラーヴァナさんでしょうか。
はい、第一回廊終わりです。
意外と時間使っちゃいました。見ごたえたっぷりぷり。
中に入って行きましょう。
巨大なくぼみが。沐浴場の跡とのこと。
クメール王国の巧みな治水技術の象徴ですね。
インスタ写真撮影しちゃうよね~
なにやらやってますね。お祓い?
露骨にお金見えてるんですけど(´Д`) 俗っぽ~い(´Д`)
沐浴場近くのデバターレリーフ。
ちょっと、胸のところだけテカリがあるんですけど。父兄の方々がそこだけ撫でてくんですかね。
父兄たちよ。
天井に目を向ければ見事な石組み。
いまいちどうなってるかわかりません。
柱の足元にはもれなく男性のレリーフが。
そしてもれなく崩れています。
どなたでしょう?ちょっとわかりませんでした。まさかブッダ先生ではないですよね。
窓の透かし彫りの柱にゾクゾク。
はい、中にいよいよ入って行きます。
もうこの時点でまぁまぁ高くまで登ってきてます。
ほんとに建造に大変な労力かかってますよ。これは。
最上層の第3回廊に上る階段。急すぎぃ~!
写真で伝わるかわかりませんが60°くらいありそうな勢いです。
まぁこの階段は登れないんですけどね。
第3回廊に登るために並ぶ人たち。15分ごとに100人づつ入れるみたいです。
宗教上の理由から、肩やひざが露出した服装では入場不可。また健康上の理由からかもしれませんが、妊婦や心臓疾患持ちの人は入場不可のようです。
それより、左に階段あるの見えますか?こちらの方が階段の急さが伝わりますね。
みんな恐る恐る上り下り。
かつては生の階段だったようですが転落事故死続出につき現在は補助階段です。それでも怖そうですけど。
アンコール・ワットはけっこうゴリゴリに修復されています。
賛否あるかもしれませんね。
第3回廊を下から見上げる。
時間がないので今回はパスです。
戻ります。
の前にもう少しだけ寄り道。
ぼく以前もアンコール・ワット訪れたことあるんですが、その時驚いたのはここです。
アンコール・ワットのすぐ横にある集落みたいなの。
マップではこんな感じ。ほんと100mくらいしか離れていません。
アンコール・ワットのすぐそばと思えないほど静かで素朴です。
僧侶がいたので聞いてみました。
ぼく「ここは村ですか?」
僧 「いや村じゃないよ。僧院だよ」
ぼく「お寺はどこにあるの?」
僧 「どこって、すぐそこにあるじゃないか。」
実はぼく、アンコール・ワットって遺跡だと思ってました。
実それは間違いで、正しくは現役の寺院らしいのです。
この瞬間まで勘違いしていました。
ぼくたちにとっては観光地でもここに住む僧侶たちにとってはそれ以前に寺院なのですね。
ってぼくさっき中でお祓いしてる人に俗っぽいとか言っちゃった。
こちらは前回訪れた時の写真です。
今回、ここにおじゃました時間が遅かったので人があまりいませんでしたので。
国内屈指の観光地アンコール・ワットの近くにいながら観光とは関係なく過ごす素朴な人々に癒されました。
トゥクトゥクに戻ってきました。
1時間で戻ると言いながら、結局2時間も待たせちゃいました。
白状しますとうっかり時間を忘れていた訳ではありません。1時間以上経ってるの途中で気付いてました。くそ野郎やん。
そして2人とも怒るではなく、むしろぼくに何かあったのではと心配していたみたいです。
すみません(´Д`) うぅ(´Д`)
無事宿に帰還です。おつかれさまです。
干からびた体にコーラを染み込ませる。 0.5ドル(約55円) 。
至高。
ちなみに待たせたお詫びにお2人にはマンゴーシェイク(1ドル)をごちそうしました。
はい、大変おつかれさまでございました。
2回に分けた本日の日記もこちらで終了となります。
最後まで飽きずに読んでいただきありがとうございます。
え?もう遺跡飽きた?
ふふ。
明日も遺跡に行ってきますよ。
今回の投稿は以上です。
最後まで読んでいただきオークンでした!
2020年1月1日 カンボジア・シェムリアップにて
今日の1枚。大正義大順光アンコール・ワット。
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