#63 メコン川スローボートの旅 ラオス(6)

東南アジア

こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1. メコン川スローボートの旅
2. 仏教徒の白人おばあちゃん


1. メコン川スローボートの旅

2020年2月14日のお話

サバイディー!
ルアンパバーンを出発していきます。
次なる目的地はミャンマーです。ぼくの東南アジア旅の最後の国です。
の前にいったんタイに再入国するんですけどね。

移動手段はボートです。飛行機でもバスでもなくボートです。
ここルアンパバーンからスローボートでメコン川を上ってタイまで行くのが人気らしいです。
別に大した距離でもないのに2日間かかったり、お値段もそこそこするみたいですがまぁよろしいではありませんか。ロマン大事です。

前日にボートは予約していました。お値段28万キープ(約3,400円)。
ま、まぁまぁするじゃねーか。
バスの値段忘れましたがバスの方が安かったような気がします。それでいて早い。

朝7時半にピックアップと聞いていたので遅れることを見越してゆっくり朝ごはん食べてたらまさかのオンタイムピックアップ。

ルアンパバーンともお別れです。
ピックアップトラックの隙間から。

ここに連れてこられました。

ちなみにこんなトラックでした。
ここにぎゅうぎゅうです。

上に乗っけてた荷物を降ろします。

あちらがボートです。

大量の荷物はまた別のボートに、

と思ったら床に収納するみたいです。

船内の様子。
8割が欧米人旅行者、残り2割がアジア人旅行者およびラオス人の利用者といった感じです。

出発していきま~っす。
なかなかワクワクします。
ボートはかなりの安定感です。荷物多すぎて大丈夫かと思いましたがいらぬ心配だったようです。

スローボートなんていうもんだからもっとゆっくりしたものを想像していましたが意外と速いんですね。

水の色が緑色なんで汚く見えますけど実際はきれいだと思いますよ。大きい魚たくさんとれますし。

こんなふうにメコン川を上っていきます。

ちなみに本日の目的地はバークベンという町です。
ここで1泊して明日もボートで進んでいきます。

日本人の方もいました。手前の赤い帽子をかぶった男性です。
リタイア後、東南アジアを自転車で旅してるとか。
いろんな国の方から興味持たれて話しかけられてました。
実際、チャリダー(自転車旅行者)ってほんとにスゴイと思います。
ぼくもこの前までバイクで旅しててそれもそこそこ大変でしたが、自転車はきっと大変さが桁違いだと思います。

みかんやらビスケットやらいろいろいただきました。
あざっす。

お昼は街で買っておいたほうがいいです。
このカップ麺、船内で買いましたが1.5万キープ(約180円)しました。相場の倍以上です。

トイレはたぶんそのまま落とすスタイル。
まぁ、メコン川は心が広いから許してくれよう。

すごい、エンジンが剥き出し…!
ものすごい轟音と熱です。
怖E。うっかり手でも入れようなものなら回転に巻き込まれそうです。大怪我ですみませんよ絶対。

道中の景色を乱れ撃ちにて。

いや~大変よい光景ですね。
これぞ思い描いていたラオス!という感じです。
山は青々としていますし、岸にいる人々は笑顔でボートに手を振ってくれます。

はじめは乗客のみなさんお元気です。
岸に人や村が見えたりしようものならオーだのワーだの騒ぎながらカメラ構えてパシャパシャ撮ってます。

ところがです。2時間もすれば大概どんな景色も飽きてしまいます。贅沢な話です。
みんなスマホいじったり、本読んだり、寝たりと思い思いの方法で時間つぶしてます。
外の景色見てる人なんて誰もいません。
かくいうぼくも思いっきり飽きてますけどね。でも本は持ってませんしネットもできないのでおとなしく流れる景色を眺めるのみです。

釣竿みたいなのが垂らされてる。
でも人はいません。仕掛けるだけ仕掛けて後日確認する感じでしょうか。

途中、現地の方が降りたり荷物を載せ替えたりもします。

・・・・・・

雄大なるメコン川の風景にさすがに飽き飽きしてきたころバークベンの町に到着です。
時刻は18時少し前。暗くなる直前です。今日9時間もボートの上だったんですね。

本日はこの町に宿泊です。
ちなみにここでの宿泊費はボート代に含まれていません。28万キープ(約3,400円)はあくまでボート代です。

ここバークベンはスローボートで行き来する場合にもれなく宿泊することになる町です。
というかほぼそのためにできた町だと思います。

で、ぼくここでの本日の宿を予約しておりませんが、

問題ありません。
キャッチの人がわんさかいますので。
着いたばかりの観光客を絡めとろうと船着場にスタンバッてます。
本日はおとなしく絡めとられようかと思います。

何人かに値段を確認したところ、個室で7万キープ(約840円)とのことです。
探せばもっと安いのがあるかもしれません。
でも意外と安いんですね。いや、値段はいたって普通なのですが。
この町に宿泊する以外の選択肢はありませんのでもっとふっかけられるかと思っていました。

ツインの部屋をギリシャ人のおっちゃんとシェアすることになりました。
一人あたり3.5万キープ(約420円)です。
トラックに乗せられ宿へ。

部屋です。
コンセントの位置が絶望的に悪い。ドア付近にしかありません。
 

夕飯食べに行きます。
この町は宿とレストランくらいしかないような小さい町ですが、レストランはかなりちゃんとしてます。

こちら、カレーとのことです。
カレーというよりはシチューの方が近いです。
具にしっかり火が通っていますし、味もコクがあってとてもおいしいです。
でも写真のイメージよりだいぶ量が少ないです。

というわけで焼きそばも追加。
これも普通においしい。焼きそばははずれません。
右上のはラッシーという飲むヨーグルトみたいなものです。

ちなみに3点合計で5.8万キープ(約700円)。
この町の食費は高いです。ローカルの食堂も見つかりませんでしたし。もっと探せばあるかもしれませんが。
でもまぁカレーがおいしかったので意外と満足しています。

2. 仏教徒の白人おばあちゃん

2020年2月15日のお話

おっはよーございまーす。
朝の散歩(3分)。

朝食はコーヒーとサンドイッチ。宿泊費に含まれません。2万キープ(約240円)。
高ぁい。

本日も1日ボートで移動していきますよ。

岸を歩く少年僧たち。
望遠で撮ったのに小さすぎて見えませんね。

ぶっちゃけ乗客の誰ひとりとして外を見ていません。

お昼。宿で作ってもらいました。1.5万キープ(約180円)。

・・・・・・

8時間ほど走って今16時半くらいです。
ここから先はメコン川がラオス-タイ間の自然国境となっているようです。

つまり向こう側はタイです。

・・・・・・

10時間ほど走って18時くらいに到着です。
スローボートの旅終了です。
おつかれさまでした。

2日間で合計18時間以上ボートの上でした。
景色には飽きます。間違いなく。少なくとも4時間程で。
あとはひたすら時間つぶすことになります。
それでもこのスローボートでの移動はおすすめしたいですね。
メコン川の雄大さや、ラオスの穏やかな表情を感じられると思いますよ。

にしても、

めっちゃはなれたところに下ろされますね。予想外です。
ファイサーイの町まで6kmくらいあるんですけど。

案の定どこからともなくソンテウ登場です。1人2万キープ(約240円)。
わざと離れたところに作ってる疑惑。

ファイサーイの町に到着です。もう暗くなっちゃってる。
宿の数も少なく値段も少々高いです。

アメリカ人のパワフルなおばあちゃんとツインルームをシェアしました。
1人あたり4万キープ(約480円)。

このおばあちゃんと宗教の話を少しばかりしたのですがそれがちょっと面白かったです。
なんとこのおばあちゃん、仏教徒であるとのこと。
もちろんアメリカは宗教の自由があるので別に変なことではないのですが。
白人の方なのでてっきりキリスト教徒だと思い込んで話してました。固定観念ですね。

でももともとはキリスト教徒だったみたいです。
年をとってから、仏教の教えが素晴らしいと感じて改宗したみたいです。
そんで今、仏教のことをもっと知るために東南アジアを旅してるとのこと。

う~ん、そんなに簡単に変えれるものなんですかね。
仏教とキリスト教って世界観まるっきり違うと思うんですけど。

おばあちゃんが言うには宗教は幸せになるためにあるものだとか。
あ、でもそれには賛成です。
おばあちゃんが年をとってより心の穏やかさを大切に思うようになった時、キリスト教より仏教の方が自身の価値観にあっていると判断したのではないかと思います。
自分が大切にする価値観がまずあって、それにあわせて宗教を選択したんですね。
なかなか大胆というかなんというか、でもなんだかすごく面白いですね。

ぼくは他の国の旅行者と話をすることってあまりないのですが、存外面白いことも多いのではないかと思いました次第です。
そんな少しばかり興味深い話を聞けたラオスラストナイトでした。

今回の投稿は以上です。
次回は再びタイに移っていきますよ。
最後まで読んでいただきコッブチャーイでした!

2020年2月14・15日 ラオス・ルアンパバーン~ファイサーイにて

今日の1枚。メコンの夕陽。ボートの上から。

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