#51 古都フエを真面目に観光 ベトナム(7)

東南アジア

こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1. 古都フエを真面目に観光
2. 宮廷料理に舌鼓
3. カルディン帝廟に入れる?入れない?


1. 古都フエを真面目に観光

シンチャオ!
みなさん覚えてますでしょうか、ラオスとの国境まで行ってビザを受け取らなければいけないミッションがあったということを。
ビザなしの滞在期限は明後日ですが、1日余裕を持って移動したいので明日国境の町ラオバオに向かいます。

という訳でフエには1日しかいれないのですよ。
本日1日でガチ観光していく所存です。

2020年1月21日のお話

今泊まっている宿は1泊7.5万ドン(約350円)で朝食も付いてます。

それは嬉しかったのですがインスタント麺出されてテンション下がり、

その後、コーヒー出されてテンション上がる。やふー。

宿の子ども。
ユーチューブに夢中。スマホネイティブ世代だわ。
戦隊モノの日本語の歌を歌ってるの聞いてちょいびっくりした。

それでは参りましょう。フエ観光へ。

バイクぶ~ん。

フエの街はフオン川によって分けられています。川の北側(というより北西)が旧市街地、川の南側(というより南東)が新市街。ざっくりそんな認識でよろしいのではないでしょうか。

はい、フオン川沿いを15分くらい走ってティエンムー寺にやって参りました。
こちらは地元民にも人気のスポットとのことです。

程よく観光地化されてる。

駐車の整理券。
あれ?駐車代はいいの?助かる。

はい、こちらがティエンムー寺です。
あ、ピントがずれた。

はい、こちらが、
くっ、観光客どもめ。

はい、こちらがティエンムー寺です。
入場料無料。素敵。

フオン川に面して建てられています。
あら素敵な風景。

優雅にリバークルーズなんかもできそうですね。

建立は1601年、フエで最も古く美しい寺院です。らしいです。
あ、そうなんですね。すみません、これ書きつつ今知りました。

観光ガイドさん、ですかね?
アオザイってなんかいいですよね。あの深い切れ込みがいい。

七重の塔の周りには小さい建物もありました。

亀さん。
中国の神話の守り神、玄武でしょうか。
他の青龍、朱雀、白虎が見当たらなかったので確証が持てませんが。

ちなみにですが、東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武はそれぞれ天の四方を司る四神なんて言われます。
厨二病のにしきよさんはこの手のお話が大好きなのです。

漢字でなにやら。さっぱりわかりませんが。
やはりベトナムは歴史上中国の影響を大きく受けていたのですね。
フランス植民地時代を経て現在使われている文字はアルファベットみたいなのになりましたが、お寺に行くと漢字が残されています。

もう少し奥に入っていきます。
と、すみません、ここからは巻きで行かせてもらいます。
本日かなりボリュームが大きくなりそうですので。

靴脱いで入りま~す。

ちょっとこれの意味がわかりませんでした。
仙人?仏教となにか関係しているのでしょうか。

はい、という訳でちょっと急ぎ足になりましたがティエンムー寺は以上です。
それほど大きなお寺ではないです。
でもこれが無料っていうのはなかなか太っ腹な気がしますね。

入場料の代わりと言ってはなんですが近くの土産物屋でコーラでも飲んでいきますかね。
え?2万ドン(約94円。コンビニの2倍)?あ、じゃあいいです。

その後、無料だと思ってた駐車代に1万ドン(約47円)お支払いしたのでまぁ。

続きまして、グエン朝王宮へと参りましょう。
フエの目玉観光スポットです。

1802年から1945年までの143年間の長きにわたり、ベトナム最後の王朝がおかれた。
周囲2.5km(南北604m、東西620m)の城壁に囲まれた、約3.6 平方キロメートルの広大な敷地内には、宮廷文化を今に伝える建築物が残っています。
らしいです。なるほどなるほど。

参りましょう。
周囲は堀に囲まれていますね。王宮でもあり堅固な城でもあったのでしょう。

中に入ったはいいのですが内部が一方通行の嵐です。
入る門間違えたっぽい。

結局城壁をぐるりと一周して駐車スペースにたどり着きました。
駐車代1万ドン(約47円)。広いのでその辺いくらでも駐車するところはあると思いますが、まぁ一応ルールに従います。

入っていきます。
おおぅ、いきなり大砲。
フランスに占領された時期のものでしょうか。

係員居眠りしてるやん。しっかりしろ。
という写真を撮ろうとしたらシャッターの瞬間に目を開けられて冷や汗をかく。

入場料なかなか強気の20万ドン(約940円)。
ぐぬぬ。しっかり取ってきやがるな。
今いる宿が2泊で15万ドンなのでそれ以上です。
っていうか宿からは15万ドンと教えられてました。値上げしやがったな。宿も把握しときなさいよ。街一番の観光スポットですよ。

順路を進んでいきます。
この右側が城門です。

ど~ん。
おおおお。かっこいいじゃないですか。

入っていきます。

の前にオーディオガイドが借りれそう。
と思ったら別料金10万ドン(約470円)。
えっと、じゃあいいっす。

ところで関係ないのですがさっきから写真にアオザイ美人がチラチラ写りこんじゃってますね。
これ大丈夫ですかね。なんか盗撮してるみたいに疑われたりしないでしょうか。心配です。
でもそんなふうに思われたとしても仕方ないかもしれませんね。

だってその通りで(自主規制)

参りましょう。

チケット確認を経て入城です。

一番最初に見えてくるこの建物。
太和殿という政治が執り行われた王宮の中心です。
横に広いので写真だと小さな建物に見えますが実際はけっこう大きいです。

残念ながら内部は撮影禁止。
内部は豪華絢爛というよりは重厚な感じです。
主に朱色の空間。玉座には金の装飾がありました。
複数ある木の柱ひとつひとつに細かくはないですが力強い龍の彫刻が施されていました。

太和殿を抜けるとまだまだ続いていきます。広いですな~。

ただ、大部分はこんな草地です。
庭かと思いきや実は破壊された跡です。
ベトナム中部に位置するここフエはベトナム戦争の激戦地であったようです。
その際、王宮も壊滅的な被害にあったようです。
先ほど見た城門や太和殿は残された写真などを元に修復された姿とのことです。

当時の様子を伝える写真資料。

回廊の一部は復元されています。
そしてなかなかに見事です。

と、ここからはダイジェストで。
全部紹介したいところですがなかなか広い所ですので。

はい、正門からは出れなかったので東門から出ます。
グエン朝王宮終了です。おつかれさまでした。

2. 宮廷料理に舌鼓

そして本日のお昼はなかなかに奮発しました。

やってきましたのはこちら、
「Y Thao Garden Restaurant」
フエ宮廷料理が手頃なお値段で頂けるとの情報をキャッチいたしましてね。
せっかくのガチ観光デイですので今日くらいは贅沢をと思いました次第です。

え・・・すご。
敷地の中がお庭になってる。
まぁガーデンレストランって名乗ってますしね。

え?テレビ撮影?

ちょっと思った以上にいいところな雰囲気醸し出してるんですけど。
大丈夫ですか?手頃なお値段との事前情報は信じてもよろしいでしょうか?

席に通されます。

おメニュー表。
すべてコース料理です。
え?マジ?コース料理だけ?一品料理はないの?

一番安いコースで25万ドン(約1,200円)。
震える。
どうしましょ。もう席着いちゃいましたよ。
でもそこまで度肝抜かれるほど高いわけではないですね。なんてったって宮廷料理ですし。

今更尻尾巻いて帰るのもなんか恥ずかしいですしここは思い切っていただきましょう。

見栄を張るためにもう一つ上の28万ドン(約1,300)のコースにしようかとも思いましたが踏みとどまりました。

店員さん「お飲み物はいかがなさいますか?」
ぼく「レ、レモンジュースでお願いします。。。」

頼んじまった。。。
水持ってるから結構ですって言えば良かったのに。ローカルレストランなら普通に言えるのに。
店員さんの目が気になって断りきれず頼んでしまいました。

お値段4万ドン(約190円)。きぃぃ。

そんなこんなやってるうちに1品目が来ました。

えぇと、何これ?
店員さん「春巻きです。」

え?春巻き?
あ、この背中にぶっささってるやつですね。
それ以外はニンジン削って造った飾りですね。たぶん食べたら困るやつ。

こちらの3種のたれ(辛いの、辛くないの、辛くないの)にディップしていただきます。
ぶっささってる春巻きを取ってっと、

んあぁっつ!
この鳥内部が燃えてる!?
あ、あなた様はもしかして朱雀様ですか?赤いし。

んあぁっ!おいしいっ!春巻きおいしいっ!
ホイアンで食べた春巻きも外側パリパリで美味しかったですがそれよりさらに繊細なパリパリ加減です。
中もパサパサではなくジューシーなんですね。
やるな宮廷料理。

続いてやって来ました。まずは左下のフォー。
フォーはけっこうローカルの店でも食べ慣れてますからね。違いやいかに。
む、おいしいじゃないですか。
麺はいたって普通です。おいしいのはスープの方。
生姜がいい感じです。ローカルのフォーは生姜が多すぎて、辛くなったり渋くなったりと味が思わぬ方向に発散しちゃうことも多いのですが、こちらはかなりまとまってます。
牛肉も固いやつじゃなくてやわらかいの使ってますね。
うん、おいしい。

右下のパイを。
サクサク生地の中はエビやもやしですね。塩麹っぽいタレにつけて。
こちらもおいしいです。

そしてレモンジュースをオーダーしたのになぜかパッションフルーツジュースがサーブされるというチョンボ。
ふふ。そういうところ嫌いじゃないです。
あ、パッションフルーツジュースもおいしいですよ。甘酸っぱいお味です。

えぇとこちらはお煎餅?
どうやって食べるのでしょうか。
よくわかりませんが、豚肉とエビと豆の付け合せをのせていただきました。
この付け合せがめっちゃうまい。
お煎餅は多孔質過ぎるためか、タレをつけるとピシピシミシミシと音を上げていました。
そんなことってある?
そして口に入れると舌に張りついて水分を奪ってきます。いてて、危険です。

フライドフィッシュ。
魚感あまりなかったですけど。
う~ん、普通。

チャーハン。味の方はいたって普通。
謎に亀仕様。
あ、亀じゃなくてきっと玄武ですね。
ということはこの先、青龍と白虎も出てくるかも。

と思ったらデザート来ちゃいました。
みかんとフルーツを模したお菓子。
みかんはあまりおいしくなかったですね。甘くもやわらかくもなかったです。
お菓子の方は。。。う~ん、食感はお饅頭。甘さも感じるのですが、どちらかというと薬のような苦さの方が強い。これについてはおいしくないというよりはっきりとまずいです。

以上でフエ宮廷料理完食です。
お会計29万ドン(約1,400円)。
ぐぬぬ。1食の値段としてはあまりに高い。
だがしかし、お支払いはクレジットカードで。
これがある限り無敵です。ふはは。

なんだか尻すぼみ感が否めませんが。
でも食べて良かったです。

いつもは安いローカル食堂でちゃちゃっと済ませがちですけど、
たまには奮発してその土地の歴史や伝統の味を楽しむのもありですね。
味だけでなく見た目にも楽しかったです。

これからも機会があれば、敬意を払う意味でもいただいていきたいですね。
まぁ今回はけっこう好き勝手書いちゃいましたけど。

3. カルディン帝廟に入れる?入れない?

はい、本日最後の観光スポットに参ります。
もう少しだけお付き合いください。

が、実はこの時点で1つの懸念事項が。

お金です。

最初の町で下ろした500万ドン(約23,500円)がもうなくなりかけています。
今の手持ちのお金が13万ドン(約610円)しかありません。
宿からきいた情報では、次のカルディン帝廟の入場料は10万ドン(約470円)とのことです。でもさっきの王宮でのことを考えるとじゃっかん不安です。
まぁ向かう途中にATMあるでしょうからそこで引き出しましょう。

・・・・・・

はい、カルディン帝廟に到着しました~。
ねぇ、なんでなの?なんでATMがないの?

入場料13万ドン超えてたらアウトだぞ。
頼む、値上げなしであってくれよ。せめて13万で頼むぞ。

ぼく「チケット1枚お願いします」
係りのお姉さん「15万ドンになります」

ぼく「(おわた(゚∀゚)・・・)」

ぼく「(・・・いや、まだだ)クレジットカードは使えますか?」
おね「ごめんなさい、現金だけなの」
ぼく「じゃ、じゃあ、ATMは近くにありますか?」
おね「ごめんなさい、この近くにはないわ」

ぼく「(おわた(゚∀゚)・・・)」

これもう帰るしかないやつやーん。と諦めようとしたら、お姉さんが両替は可能と教えてくれたので財布に忍ばせている100ドルをドンに変えてもらいます。
が、決められているレートがやや悪かったのでキャンセルしました。
代わりにカンボジアで使いそこねた2ドル(クソボロボロ)と11万ドンを合わせて買えないかという超絶迷惑かつ厚かましい提案をかまします。
お姉さん、事情を察してくれたんでしょうね。受け入れてくれました。
あのときの引きつった表情は決して忘れませんとも。

何はともあれチケットゲトーです。

いってきまーす。

こちらのカルディン帝廟はその名の通り、カルディン帝のお墓です。
ここフエには〇〇帝廟という観光スポットがいくつかあります。今回は全部見る時間とお金がなかったので、No.1人気のカルディン帝の廟のみおじゃまします。

なお、No.1人気と書いたのは、観光客にという意味です。
当時のカルディン帝は、民の税金を跳ね上げて贅沢三昧していたとんでも皇帝だったみたいです。
現在でもベトナム人が嫌いな皇帝No.1に選ばれるほどの不人気っぷりです。

ただ、贅を極めたカルディン帝廟は歴代皇帝廟の中でも観光地としてはNo.1人気とのこと。
皮肉なもんよのぉ~。

ぼくはカルディン帝に恨みがあるわけではないので、素直にNo.1人気の場所に足を運びました次第です。

さぁさ参りましょう。

兵俑。
まだ見たことはないですが中国始皇帝の兵馬俑を知っていますのでそれと比べてしょぼいと思っちゃいました。

ふむ。色彩的な派手さはないですが彫刻がかなり細かいですね。

フエの街からはかなり離れた森の中にあります。
入場してしばらく進んでから振り返るとなかなか素晴らしい景色です。

カルディン帝はかなり西洋の文化に傾倒していたらしいです。
確かに、彫刻は中華式ですけど建築様式は西洋風に見えますね。

中に入っていきます。
服装規定あり。あんまり厳しくはなさそうでしたけど。

外見の色彩的地味さと裏腹に中はかなり色彩豊かです。
そして随所に洋式らしきものが取り入れられてますね。

廟室。
キンッキラキン。
すごっ。贅の限りとはこのこと。
あまりの豪華さに記念撮影する人が後を断ちません。
ここお墓ですよ。でもまぁピラミッドとかでも記念撮影するよね。

ちなみに下段が棺です。

別角度から。

ご尊顔。

別の部屋の展示。
西洋の物に興味を示していたことが伺えます。

後から気付いたのですが一応内部は撮影禁止なのですね。
観光客ガンガン撮ってましたし、係員いたのに誰も止めませんでしたけど。

はい、戻ります。
それほど大きくないので30分もあれば全部見れるかと。

森に佇む姿がかっこいいです。

という感じの古都フエの観光でした。
さ、明日はまたバイクかっとばしてラオスとの国境の町ラオバオへと向かいますよ。
ちゃんとビザ受け取りミッションは達成できるのか?

今回の投稿は以上です。
最後まで読んでいただきカームオンでした!

2020年1月21日 ベトナム・フエにて

今日の1枚。 グエン朝王宮にて。
誰も来ないすみっこの方でもしっかりと線香があげられていた。

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