こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.ナイル川西側「死の街」へ
2.偉大なる王家の谷に無礼な態度で臨む
1.ナイル川西側「死の街」へ
2023年5月5日のお話
サラーム!
昨日はルクソールの東側を、本日は「死者の街」と呼ばれる西側を探索していきます。
レンタル料50ポンド(約230円)
今日もよろしく!
ナイル川着きました。
このフェリーに乗っていきます。
橋も架かってるのですがかなり南まで行かないとないので自転車の場合はフェリーで行くのが正解のようです。
運賃15ポンド(約68円)自転車ごと乗れました。
ぼく以外はみんな地元民です。
向こう岸に着きました。
死者の街なんて言うのでもっと寂れた雰囲気をイメージしていましたが普通にちゃんとした街ですね。
ちょっと驚きました。
進んでいきましょう。
ナイル川の肥沃地帯。
川から少し離れると砂地になります。
やってきました。
本日1つ目のスポット。
「ハトシェプスト女王の葬祭殿」です。
ハトシェプスト女王は、古代エジプト時代に王として活躍したたった1人の女性とのことです。
・・・と書いていて「あれ?あの有名なクレオパトラは?」と思ったのですが、
古代エジプトとはアレクサンドロス大王によって滅ぼされるまでの時期のことを指すので、クレオパトラ女王の時代はもう古代エジプトではないということみたいですね。
なるほど勉強になりました。
この程度の知識でゆるりと回っていますのでそこんとこどうぞよろしくお願い申し上げます。
入場料60ポンド(約270円)
エジプトの観光地はお値段良心的で助かります。
このトラムに乗って向かい・・・
と思ったら有料でした。片道10ポンド(約45円)
もう入場料に含めてくれればいいのに。
で、このトラムチケット、
買うのやめました。
というのも、
もう見えてるんですよね。
距離にして200mくらいです。全然歩けます。
これに10ポンド払うなら3分くらい歩いて浮いたお金でコーラ買う方がQOL高いと思いまして。
はい、改めまして
「ハトシェプスト女王の葬祭殿」でございます。
わくわく感がすごい。
ハトシェプスト女王様、
先ほど申し上げた通り、古代エジプトの唯一の女性ファラオでございます。
エジプト第18王朝の王妃およびファラオで時代は紀元前1479年頃。
先代ファラオである夫の死後、幼い息子が即位するまでの22年間エジプトを統治していたようです。
このお方です。美人さんです。
エジプトで大変人気のあるファラオ様のようです。
こんな感じのふわっとした知識だけですが雰囲気だけでも楽しんでいきますよっと٩(゚∀゚)و
すごいですね。
保存状態がすごいです。
中に入っていきます。
けか激熱です(´Д`)もはや灼熱(´Д`)
岩場を削って作ったんでしょうか。
インドのエローラ遺跡を思い出した。
内部です。
今でも色彩が残されています。
当時は極彩色だったのでしょう。
ほほのあたりに顔料の跡が見えますね。
当時は砂色ではなく鮮やかに彩られていたのかもしれません。
未復元の岩たち。
ヒエログリフ。
高台から周囲を一望。
観光客が訪れるのはそのうちのいくつかだけですが、ナイル川西側にはおびただしい数の墓跡が転がっています。
これ・・・(´Д`)
野良エジプト人が勝手にセルフィーに入ってきてお金を請求するやつです。
ヨーロピアンのお姉ちゃんが絡まれていました。
エジプト人「10ユーロだ」
お姉ちゃん「そんなこと言ったって、今私20ユーロ札しか持ってないわ(;∀;)」
エジプト人「お釣りは持ってないから20ユーロ置いてけ(`∀´)」
みたいなやり取りをしてました。
お姉ちゃんかわいそうに・・・
ぼくくらい心が汚れてると「〇ね(^ω^)」と一言で捨て置けるのですがこのお姉ちゃんは心が綺麗なんでしょうね。エジ野郎を無視することなくちゃんと対応してました。
「払う必要なんてないぜ姉ちゃん」
みたいにかっこよく助け船出そうかとも思いましたがやめました。
お金が絡むと本当にめんどくさいんですよ、エジプト人。
ハトシェプスト女王の葬祭殿終了です。
再び200mほどのトラムはカットして10ポンド節約。
隣にあったレストランにしばしタダ乗りし、
お土産コーナーを通って出口へ。
この出口前にお土産コーナー置くパターンほんとエジプト多いな。
合理的なんでしょうね。
2.偉大なる王家の谷に無礼な態度で臨む
はい、続いてのスポットに向かっています。
あ、あっつ~(´Д`)
陽射しさえぎるものが何もねぇ・・・(´Д`)
そんで全然進まねぇ…(´Д`)
緩やかな坂道になってるんですね…漕いでも漕いでも一向に加速しません。
や、やばい・・・(´Д`)
水がなくなった・・・(´Д`)
み、みず・・・(´Д`)
何とか到着しました。
古代エジプトの歴代ファラオが眠る「王家の谷」です。
喉がカラカラすぎてもはや貼りついてますが気合いで観光続けます。
入口館内。
王家の谷のジオラマ。
谷のあちこちにファラオの墓が残されています。
このジオラマおもしろいです(゚∀゚)!
地表の下を横からのぞき込むと地下に通路が伸びている様子が再現されています。
何これめっちゃワクワクするw蟻の素みたいw
王墓にはそれぞれ番号が振り分けられています。
たくさんある中からあらかじめどの墓を訪れるかあたりを付けれますね。
そして英語、アラビア語はわかりますが日本語の表記があることに驚きました。
他にも随所に見られる日本語たち。
どうやらエジプト考古学の分野で日本の支援がたくさん入っているようですね。
全然知りませんでしたが誇らしいですね。
入場料。
少々ややこしいです。
基本の入場料は260ポンド(約1,170円)
たくさんある王墓の中から3つまで好きな墓を選んで入ることができるようです。
ただし、ラムセス5世と6世、ツタンカーメン、セティ1世の墓だけは通常チケットでは入れず別に専用チケットを買う必要があります。
お値段はラムセス5世と6世120ポンド(540円)、
ツタンカーメンが360ポンド(1,620円)、
そしてセティ1世にいたっては驚愕の1,000ポンド(約4,500円)!!
何があるんでしょうね、セティ1世。
なんたってなのツタンカーメン王の3倍しますからね。
さぞかし驚愕の光景が広がってるんでしょうね。
非常に迷ったのですが、一番安い260ポンド(約1,170円)の通常チケットにしました。
セティ1世はともかくツタンカーメン王の墓には心惹かれたんですけどねぇ・・・
お財布と相談して今回は見送ることにしました。ツタンカーメンファンの方には申し訳ありません。
さて、ここでも電動トラムがあるみたいです。
まぁ案の定有料ですが。
運賃10ポンド(約45円)
ただ今回は甘んじました。
さっきと違って先が見えずどれくらい遠いかわからなかったのと、本格的に水分不足で下手したら観光中に熱中症になるんじゃないかと心配になったので。
トラムの移動距離は400mくらいでした。
水があればなんてことない距離でしたが、今回は乗って正解だったということにしましょう。
はい、有名な「王家の谷」でーす。
広大な渓谷に古代エジプトの歴代ファラオや神官などの有力者の墓が集まっています。
現在、24の王墓を含む64の墓が発見されているようです。まだまだ未発見の墓もあるのだとか。
年代的には紀元前1500年頃の新王国時代といわれるあたりみたいです。
ピラミッドより1000年くらい後ですね。
さてさて、誰のお墓におじゃまさせていただきましょうかね~(゚∀゚)
各入り口には、どのファラオのお墓なのかとその墓の全体像が示されています。
ふむふむ、どの墓がいいんでしょうかね。
3ヵ所しか入れないんですよね。
単純に規模が大きいお墓に入ったらいいのかしら?
というわけでまず一発目はこちら、メレンプタハ王の王墓にします。
最初のジオラマでもかなり目立ってたのでここに行こうと決めていたのです。
おじゃましま~す(゚∀゚)
ふむ、
右のはハヤブサの頭を持つ太陽神「ホルス」ですね。
(↑直前にYouTubeで勉強した)
ふむふむ、古代文字ヒエログリフ。
奥へと進んでいきます。
地上と違って地下はひんやりしていて良きです。
通路途中に置かれていた棺。
形大きさからして人間用ではなさそうですね。
どこかで動物用の棺というのもあると聞いたことありますのでそれかもしれませんね(適当なこと言ってます)。
通路一番奥までやって来ました。
すなわちファラオが安置されていた玄室です。
王家の谷のほとんどすべての王墓は盗掘の被害にあっているらしいです。
もともとの棺も本来はもっと立派だったんでしょうね。
地下にこんな壮大な空間を作らせるくらいですからね。
紀元前1500年前当時の技術レベルがどの程度だったかはわかりませんが大変な事業だったのでしょう。
メレンプタハ王の偉大さを感じることができました。
・・・・・・
ところでメレンプタハって誰(゚∀゚)??
・・・・・・
地上に戻ってきました。
残り2ヵ所。
王家の谷を探索中。
アメンヘテプ2世って宗教改革した王様でしたっけ?
高校の歴史の教科書に唯一出てくるくらいに偉い王様だったはず。
どこにしようかなー。
おっと、これ以上は進めないみたいですね。
セティ1世。
一番高い1,000ポンド(約4,500円)の専用チケットが必要なとこです。
ということは偉大な王だったのでしょうが、通路の形状的にはそれほど変わったところはないですね。
こちらは有名なツタンカーメン王の墓。
360ポンド(約1,620円)の専用チケットが必要です。
ちっさ・・・(゚∀゚)
ツタンカーメン王って名前だけは有名ですからね。
さぞかし大きい墓なのかと思って専用チケット買った人は後悔しそうですねどんまい。
丘の上へ。
2ヵ所目はトトメス4世の墓におじゃまします。
小さいでしょ?
本当は別の墓に入りたかったのですが、登る階段を間違えちゃいましてね。
1分2分で上り下りできるくらいの階段なのですが熱中症寸前で危険を感じたためもうこっちで妥協しました。
妥協の産物トトメス4世の墓におじゃまします。
ふむ。
ふむ。
ふむ。
トトメス4世終了。
お気づきかと思いますがかなり投げやりになってます。
いやね、もう今にもぶっ倒れそうなほどふらふらなんですよ。
一刻も早く終えて水を飲みたいです。
水分不足ではぁはぁ言いながら入口の方へ。
最後の三ヵ所目、入口近くにあり規模も大きかったこちら。
ラムセス2世(この方は非常に有名なファラオ)の息子たちがまとめて入れられてる墓みたいです。
王様のお墓ではないですが規模重視での選抜です。何気に王家の墓でもっとも大きいのではないでしょうか。
残念ながら閉められてました。
悲しい気持ちになりました。
もうどうでも良くなったのでその隣にあったラムセス4世で手打ちです。
ここもくっそ小さいですね。無論どんな方か存じ上げておりません。
さっさと見て帰りましょ帰りましょ。
いや、
ちょっと待て・・・
これは・・・
なかなかいいですね。
先2つと比べて明らかに保存状態が良いです。
長くて大きい墓を選んで入ってましたが、もしかしたら満足度は墓の規模に依らないかもしれませんね。
小さい墓でもここラムセス4世の墓のように保存状態が良いところはそれなりに見ごたえがあります。
さっきツタンカーメンの墓がちっさいのでがっかりするかもと言いましたが、それも大間違いかもしれないですね。
ツタンカーメン王の墓はほぼ未盗掘のままで見つかった唯一の王墓だと聞いてますので、小さいながらも見ごたえ抜群なのかもしれません。
チケットに3つ目の穴も押してもらいこれにて王家の谷終了でーす。
一刻も早く戻ります。
速くお土産エリアでコーラを買いたいです。
帰り道もトラム。
そしてこのトラムを運転してるおっさんがゲイでした。
ちょっとおかしな様子はあったんですよね。
少し後ろから別の観光客数人が見えていたのにぼく1人だけ乗せて出発しましたし、執拗に助手席乗るように促してきたり。
はじめは
「結婚はしてるのか?」
「子どもは?」
「彼女は?」
みたいな中東圏ではよくある質問から始まったのですが次第に、
「男は好きじゃないか?」
と変な方向に進み出し、しまいには札束ちらつかせてこれでスペシャルサービスどうだ?みたいなことを言い出しました。
こいつゲイじゃん(´Д`)
見た目普通のおっさんなのにゲイじゃん(´Д`)
しかもかなり積極的な部類の(´Д`)
ぼく自身ゲイに対して積極的に差別するつもりは別にありませんが、自身に好意を向けられるとなるとちょっと堪えるものがありますね。
このご時世ですしセンシティブなトピックなのでこの辺にしときますが。
てかエジプトでゲイってどういう扱いなんでしょう?
サウジアラビアみたいなガチのイスラム国家では即死刑だったと思いますがエジプトはそのあたり緩いんですかね?
・・・・・・
はい、ゲイのおっさんを華麗にスルーして入口に戻ってきました。
さっそく土産物屋ゾーンでコーラを・・・
ん(゚∀゚)?
お土産屋さん閉まってたぁーーーー(゚∀。)!!
え?何?早くない?18時には閉まっちゃうの?
ぐぅ・・・(´Д`)
観光後のコーラを楽しみにしてたのに・・・
てかここからまた自転車漕いでくの冗談抜きでぶっ倒れそうなんですけど。
と思いましたが思いのほか楽勝でした。
行きに登りだった分、帰りは緩やかな下り坂なんですね。
ほとんど漕がずにすいすい進めまて助かりました。
コ━━━━(゚∀゚)━━━━ラッ!!!
うんめぇぇぇぇwwwwww(゚∀。)
染み込むぅぅぅwwwwww(゚∀。)
はいおつかれさまでした。
本日の観光すべて終了です。
最後かなり投げやりになっていたため信じてもらえないかもですが。
王家の谷、かなり良かったですよ?
・・・・・・
再びフェリーで東側へ。
夕食はチキンとキョフテ。
120ポンド(約540円)
明日はさらに南下してアスワンに向かいまーす。
今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきシュクランでした!
2023年5月5日 エジプト・ルクソールにて
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