#193 ジンカ、少数部族が集まるマーケットへ! エチオピア(3)

エチオピア

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.ジンカ、少数部族が集まるマーケットへ!
2.自分の中に呼び起こされた差別感情


1.ジンカ、少数部族が集まるマーケットへ!

2023年5月19日のお話

テナ イステリン!
おはようございます!

現在いるのはエチオピア南部のアルバミンチ。
エチオピアの南部には珍しい特徴を持った少数部族が多数住んでおり、彼らの生活におじゃまする民族めぐりツアーがエチオピア観光の目玉だったりします。

有名なのは唇にお皿をはめ込んだムルシ族とか(画像はネットより拝借)。
どこかで見たことあるのではないでしょうか。

で、はるばるアフリカまで来たわけなのでぼくも部族ツアーに参加しようかと悩んだわけなのですが・・・

・・・いま一つ気乗りしないんですよねぇ・・・(^^;)

なんなんでしょうねぇ・・・
少数部族が特徴的な見た目をしており物珍しさから観光客受けするのはわかるのですが、お金払って見に行くってのは何か違う気がするのです。

部族が観光客スレしまくっててがっかりなんて意見もありますし・・・

インドとか、人と触れ合うのが醍醐味だと言える国もあるのですがこの違いはなんなんでしょうか。
「会いに行く」と「見に行く」の違いでしょうかねぇ。

最後の最後まで本当に気乗りせず悩んだ結果、ツアーには参加せず自分で村に行き彼らの生活の様子を覗かせてもらうことにしました。

・・・・・・

というわけで本日はジンカという街に参ります。
なんでも周辺の少数部族が多く集まるマーケットが毎週開催されているのだとか。

こちらのバンで向かいます。
これなら早朝ではなく日中に移動できると前日に情報をキャッチしておいたのです。

ぼく「これジンカ(゚∀゚)?」
おっさん「行かないぞ」
ぼく「あれ?ジンカ行くって聞いてたけど・・・」
おっさん「バスは早朝しかないぞ」
ぼく「(゚∀゚)??昨日日中もあるってきいたぞ??」

とりあえずあのバンはマジでジンカには行かなさそうなのでいったんバスターミナルに来ました。

おっさん「ジンカ?早朝だけだなぁ」
ぼく「マジかぁ・・・(゚∀゚)」

別のおっさん「ジンカ?これだぞ」
ぼく「(゚∀゚)???」

・・・結果、これがジンカ行きのバスでした。

・・・えぇと、どゆこと(゚∀゚)??
別に早朝しかないって嘘つかれたわけでもなさそうですし。
単に情報がとっ散らかってるだけでしょうか。

とにもかくにもこれが本当にジンカ行きっぽいです。
運賃260ブル(約650円)

満員になると出発するパターン

出発まで時間あったのでその辺でちょい休憩。
ジュース30ブル(約75円)

このおっちゃん、一見親し気に見えますがめんどくさいやつでした。
「俺と話せて楽しかっただろ?ジュースをおごってくれるよな?」みたいな。

エチオピア人、うざ(^ω^)

もちろんウザくない人もいますよ。

興洋産業(株)
気になってわざわざググってしまいましたが山口県の会社みたいですね。
遠いところ大変おつかれさまです。

・・・お(゚∀゚)!!

なんと!早くも少数部族に遭遇してしまいました(゚∀゚)!
こちらはハマル族の方ですね。赤土で固めた髪の毛が特徴です。
勝手に女性かと思っていましたが、周りの人曰く少年らしいです。髪を土で固めるのは女性のみと思っていました。

こちらはハマル族の女性。
ファッションもおしゃれです。

アルバミンチは比較的大きい街ですがこんなところにも少数部族のみなさん来ているのですね。
ハマル族、凛としていてカッコよかったです。

この方、ご存じでしょうか。
有名YouTuberのジョーブログさんをガイドしたマサイという方で、エチオピアを旅する人にとっては割と有名人です。

フリーでツアーガイドをしているらしく、この街に来た旅行者に少数部族ツアーを提案しているみたいです。
ツアー代は2泊3日で500ドル(うろ覚えです)となかなかお高かったです(言い値だったのでここから交渉可能だと思います)。

エチオピア人はかなりグイグイと押しが強い人が多いですが、マサイは日本人の機微を理解した物腰やわらかな人でした。
今回ぼくはツアーを頼みませんでしたが日本人に人気があるガイドさんというのはわかる気がします。

ツアー行かないと断った後でもエチオピアについていろいろと親切に教えてくれました。
お礼と言ってはなんですが、マサイの連絡先を載っけておきます。
エチオピアで少数部族ツアーを考えてる方は彼にガイドを頼むといいと思います。
短い時間しか話せませんでしたが誠実な人柄のいいガイドさんだと思います。

メール:massaymesele1@gmail.com
インスタ:@massaymesele
ワッツアップ:251-909-749907

友情の証ということで1元(約15円)コインをもらいました。
マサイは中国人と日本人は違うことを理解してたと思うのですがアレ??

2時間ほどで乗客が集まり出発。

エチオピアの大地を疾走。
大変爽快です。

隣のおばちゃんにもらいました。
塩味かと思ったら無味でした。口の水分奪われるしで食べるのなかなかに辛いで候。
しかも食べ終わったらわんこそば式にどんどん盛られて食べ終わりません。

夕焼け。
写真じゃ全然伝わりませんがものすごく綺麗でした。
高い道を走ってる時は雲海なのか湖に反射してるのかわからないくらい幻想的な光景でした。

暗くなってからジンカに到着。

2. 自分の中に呼び起こされた差別感情

2023年5月20日のお話

おはようございます!
翌朝です。

本日は午前中に少数部族が集まるマーケットに行き、午後は次の場所に移動していきます。

ジンカこんなところです。

「チャイナ!ニーハオ(゚∀゚)!」

かわいいですね。
アフリカでニーハオはアジア人への挨拶です。

ジンカの土曜市です。
ムルシ族、バンナ族など周辺に住む少数民族が週に一度商売のためやってくるらしいです。

すんごい賑やか。

バリエーション豊かな動物も見所。

これなんでしたっけ?
聞いたのですが忘れちゃいました。

確かスパイス。
味見させてもらいました。

バンナ族の青年たち。
バンナ族もハマル族のように赤土で髪を固める姿が特徴です。
近くに女性がいて写真を撮らせてと頼んだのですが断られてしまいました。

マーケットいろいろ。

ジンカマーケット終了です。

コーラがおいしいです。
30ブル(約75円)

ハンバーガー150ブル(約375円)

ボリュームたっぷりでおいしいです。

バスターミナルへ向かっています。

この子供たちは・・・(´Д`)
完全に擦れていますね。心なしか目も座っています。

マネー!マネー!といつまでも付いてきました。

バスターミナル。

次に向かうディメカという街へのバスです。
運賃150ブル(約375円)

・・・なのですが、
どういつもこいつも400ブルと言ってぼったくってこようとしてきます。

・・・あの、本当にすみません。
正直に言ってもいいですか・・・?





エチオピア人、嫌いです。







あんまりこういうこと言いたくはないんですけどねぇ。
今の時代、人種差別とか言われるのも具合悪いですし。

お金をぼったくられるくらいならまだいいです。
ただ、すれ違う人すれ違う人からアジア人蔑視のジェスチャーを投げられるのはけっこう心磨り減ります。(「チャイナ!」「ニーハオ!」くらいは悪意がない場合が多いのでOK)

バッグのチャック開けられて手を突っ込んでくることもありました。
そのことに怒ったらニヤニヤしながらけんか吹っ掛けてきたりとか本当にやめてもらいたいです。

なんなんでしょうかねぇ、この気持ちは。
ぼく自身ヨーロッパで陰湿な人種差別を経験しましたので、人種差別はいけないよね、なくさないとダメだね、と思ったはずなのですが・・・

今残念ながらものすごい勢いで黒人のことが嫌いになっている自分がいます。
差別とか偏見とかそういうことについて考えるためにアフリカを旅したいと思ったはずなのですが・・・

今ぼくの心は真逆のことになっています。
どんどん黒人に差別感情が増している気がします。

・・・すみません、書いてて自分で嫌になってきたのでこの辺にしときます。

バスに乗ったというのにさっきの子供がまだ着いてきてますね。

お金をくれお金をくれと随分しつこいです。

無視していると窓から石を投げ入れてきました。
幸いケガはありませんでしたが精神の方が磨り減りました。

こっちはキュートな子供たちの方。

お目目パッチリキラキラでかわいいです。

バスはハマル族の村ディメカに向かってようやく出発しました。

すみません、最後どろどろと黒い感情のまま終わって後味わるいことになりましたが今回は以上となります。
次回はハマル族の村ディメカからです。
最後まで読んでいただきアムセグナッロフでした。

2023年5月19~20日 エチオピア・アルバミンチおよびジンカにて

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