#163 ベルリンの壁とチェックポイントチャーリーと思ったこと ドイツ(1)

ドイツ

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.ベルリンの壁とチェックポイントチャーリーと思ったこと
2.ベルリン観光続き


1. ベルリンの壁とチェックポイントチャーリーと思ったこと

2023年3月21日のお話

グーテンターク!
おはようございます!

第22ヵ国目、ドイツに入国しております。

今いるのはベルリン。
ドイツの首都ですね。

ベルリンの宿「St.Christpher’s Inn Berlin」
一階部分がバーになっている大型ホステルでした。
ドミトリー1泊15ユーロ(約2,200円)

安くていいのですがキッチン付いてなかったのは誤算でした。
ペペロンチーノが作れないではないですか。
それともドイツではソーセージを食べるべしという天啓か?

さっそくベルリン観光に行ってきます。
天気は・・・よくないですね。

モヤの向こうに見えるあのタワーが気になります。

ベルリン、世界屈指の経済大国の首都なので当たり前なのですが相当でかい都市ですね。
おまけに広い範囲に見所が点在しています。

どうやって効率よく観光したものかと頭を悩ませた結果、

ベルリン市内の有名観光スポットをこんな感じ↑で見ていくことにしました。

①べリリンの壁
②チェックポイントチャーリー
③ソニーセンター
④ベルリン・フィルハーモニー
⑤ポツダム広場
⑥モール・オフ・ベルリン
⑦虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑
⑧ブランデンブルク門
⑨国会議事堂
⑩ベルリン大聖堂
⑪各種博物館

歩いて回るのは無理があるのでメトロで。

24時間有効の1日パスを使うことにしました。
チケット自販機。

8.8ユーロ(約1,300円)は高すぎて泣きそうになります。

打刻機で忘れずに打刻しておきましょうね。

ドイツやオーストリアの電車(あとイタリアも)、信用改札方式といってその気になれば切符持たなくても乗れてしまう構造なのです。
ただし、定期的に係員が見回っておりまして、もし切符持ってないor持っていても打刻していないのが見つかると高額の罰金が課されるようになっております。

イタリアでもオーストリアでも一度もチェックされたことがなかったのでせっかくなら一度くらいはチェックされたいなぁと思っていましたが、

ベルリンにて初めてチェックされちゃいましたーーーヾ(*´∀`*)ノ

ちゃんと打刻してたのでもちろんやましいことなどないのですが、何か勘違いがあったらと思うとけっこうドキドキしちゃいましたね。

ちなみに同じ車両にいたおばちゃんが一人連れて行かれちゃいました・・・(´Д`)

ところで・・・

ベルリンのメトロがややこしすぎるんですが・・・

左右の線路で行く方向決まってるわけでもなければ、1本の路線で最後まで進むとは限らないんですよね。途中の駅でいきなり折り返されてふぁっΣ(゜Д゜)ってなります。

あと工事中でところどころ使えない駅があります。

なので1駅分歩いたりね。

1駅分歩いて次の駅からライドオン。
ベルリン市民のみなさん、普通にペットとか自転車とか乗り入れるんですね。

メトロの車窓から。
高層ビルが立ち並びベルリンという都市の大きさがわかります。

空港みたいな駅ですね。

本日一ヵ所目のスポット「ベルリンの壁」です。

ベルリンの壁について少々。

第二次世界大戦で敗れたドイツはその後、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連などの連合国によって分割統治されます。
そのうちアメリカ、イギリス、フランスの資本主義陣営が占領した地区が「西ドイツ」、共産主義のソ連によって占領されたのが「東ドイツ」。

ベルリンは東ドイツにありながら、特例的に「西ベルリン」と「東ベルリン」にさらに両陣営によって分割されました。

年月は進んで米ソ冷戦時化、貧しく自由が許されない東側から豊かで自由でな西側へ脱出しようとする人が急増。
特に西ベルリンは西側諸国への脱出の窓口となったため、東ドイツは人口の流出を抑えるために1961年、突如として西ベルリンの周囲をすべて有刺鉄線で隔離、のちにコンクリートの壁を作りました。

そうしてできたのがドイツ分断の象徴であり、かつ東西冷戦の象徴でもある「ベルリンの壁」です。

以降、1989年に撤去されるまでベルリン市街を二分し続けました。

1989年ってつい最近ですよね。
ぼくが生まれるたった2年前のことです。
そんなつい最近まで世界が米ソ冷戦なんてやばい状態にあったってにわかに信じがたいです。

厚さ自体はこんなに薄い。

当時は近づくだけで射殺される壁でしたが、ベルリンの壁崩壊後は数々のアーティストによって彩られ、現在は「イーストサイドギャラリー」として無料の観光名所になっています。

イーストサイドギャラリー・・・
「西側のギャラリー」ですか・・・
名前の付け方に恣意的なものを感じますね・・・

(※後日追記)イーストは東でしたね・・・すみません(^^;)

内容は様々。
平和を願うものや戦争を風刺する絵が多い気がします。

いくつか並べます。







イーストサイドギャラリーで最も有名な絵がこれですね。

リアルすぎてちょっとアレですね・・・
昨今の風潮的に率直な感想を申し上げるのは控えたいと思いますがちょっとお肌がソワっとします・・・30年前とかもっとアレだったんでしょうね・・・

ところでぼく、この絵の意味を間違って理解していました。
これ見てた時は「これまで対立してた東と西の人々の雪解け」を表してるとばかり思ってたのですが、実際にはこの2人、ソ連のブレジネフ書記長と東ドイツのホーネッカー書記長ということで、西ドイツからすると敵である両国を強烈に風刺した絵でした。

イーストサイドギャラリー終わり。
残っているのはベルリンの壁のごく一部でしたが、それでも何気に1.5kmくらいありました。

てくてく。

ふたたびメトロに乗り込み、

「チェックポイントチャーリー」という場所にやって参りました。
冷戦時代の東ドイツと西ドイツの国境検問所跡です。

ソ連兵が睨みを利かせる裏側は、

アメリカ兵の姿が。

ベルリンの壁ほどの知名度はない気がしますが、ここもベルリンの壁と並ぶ東西分断の象徴として、冷戦のシンボルのような存在とのことです。

当時の検問所。

ベルリンの壁。

周りのあったお土産屋さん。
アメリカ、イギリス、フランスは戦勝国側だからでしょうけど、なんというか・・・ノリが軽いのが気になります。

戦争に勝った側は自分たちが正義であることにお墨付きを与えられ、逆に負けた側は末代まで自分たちがいかに悪かったかを認めさせられる。
戦争にどっちが良い悪いもないでしょうに。

「戦争は二度と起こしてはいけない」という意識があるのは負けた国の側だけで、勝った国とはそう思ってないような気がします。

日本も第二次世界大戦については「戦争はいけないもの」という意識ですが、日清戦争・日露戦争については今だにむしろ誇りに思ってる節もあるのでお互い様なんですかね。

ちょっと考えまとまらないのでこの辺にしときます。

2.ベルリン観光続き


ベルリンの見所はまだまだ続きます。

ベルリンは古い町並みが残るザ・ヨーロッパ!というよりは、高層ビルが並ぶ近代的な都市という感じですね。
ヨーロッパは首都でも昔ながらの街並を残す場所ばかりなので逆に新鮮に感じます。

「ソニーセンター」

「ベルリン・フィルハーモニー」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地。

ウィーンの楽友協会みたいに飛び込みで何か聴ければ聴きたかったのですがないようですね。ベートーヴェンとか聴きたかった。

「ポツダム広場」
ポツダムってポツダム宣言のポツダムでしょうか。ちょっと自信なしです。

ポツダム広場の隣にもベルリンの壁の一部が残されていました。

ベルリン最大のショッピングモール「モール・オブ・ベルリン」
ここでお昼を食べます。

世界のユニクロ。

その隣に世界のSuperdry極度乾燥(しなさい)。
ふざけたパチモンブランドにしか見えませんがこう見えてちゃんとした世界ブランドです。

アジア料理ぃ(´Д`)

やばいです(´Д`)
めっちゃ美味しそうです。しかも比較的安い!

ここ最近アジア料理を食べてないので体が欲してるんでしょうね。
めっちゃ食べたいです。

インド料理まで美味しそうに見えてしまいます。
末期ですね。

SUSHI (゚∀。)!

しかーし!
短いドイツ滞在です。ここは心を鬼にしてドイツ料理をほうばっていきます。

ソーセージにケチャップとカレー粉をかけた「カリーブルスト」というのがベルリン名物と聞いておりますのでそれをいただいていきます。

カリーブルスト!
これで6.9ユーロ(約1,000円)は高ぇw

しかしうまぁーーー(゚∀゚)!!

ぶつ切り太めソーセージにケチャップとカレー粉をぶちまけただけの料理と言えるかも怪しい料理ですが普通にうまいw
繊細な味わいなどとかではなくただただソーセージの旨さでねじ伏せるだけの豪快なB級グルメですね。

しかしこのソーセージおいしいですね。
プルプリ感といい肉汁といい焼き加減といい。
日本でこんなおいしいソーセージ食べたことないです。日本でも買えるのかな?

飲み物はスーパーで買った0.5ユーロくらい(約70円)のエナジードリンク。
ヨーロッパ、なぜかコーラよりエナドリの方が安いんですよね。

ところで、ベルリンでは黒人(数は少ない)が社会にうまく溶け込んでることに驚きます。
今隣の席に大学生のグループが座っているのですが、友達グループの中に黒人がいるのは当たり前です。なんなら白人と黒人のカップルすら見かけますし。

イタリアでは端から見ててわかるほど両者に深い溝を感じましたが、ドイツはそのへん少し進んでいるようですね。

ショッピングモールを後にして次の場所へ。

日本料理店を見つけました。
なお経営は中国人でした。やっぱり西洋人にとって日本人だろうが中国人だろうがあんま変わらないんでしょうね。

「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」
その名の通り、ホロコーストで亡くなったユダヤ人のための慰霊碑です。

大小様々な大きさの直方体はなくなったユダヤ人ひとりひとりを表しているのかもしれません。

左右その方角を見てもこんな感じ。

迷宮みたいです。

修学旅行生らしき人たちも多く来ていましたが、高校生くらいの子たちが場違いな写真撮影をしていたり、もっと小さい小学生の子たちは鬼ごっこをしたりと残念ながらマナー違反が目立ちました。

ここが慰霊碑というのを理解してないのかもしれません。
まぁ平和な時代になったということなのかもしれません。

ベルリンのランドマーク的存在「ブランデンブルク門」

面する広場にはアメリカ大使館や、

フランス大使館。
ドイツ外交の一丁目一番地でもあるようです。

装飾はギリシャっぽい。

門の歴史についての説明。
後で読もうとして結局読まないやつですね。

てか今気づきましたが英語ですらないですし。
つまりその程度ということです。

「国会議事堂」

ドイツとオーストリアは同じドイツ系民族ですが、中世〜近世にかけて隆盛したハプスブルク家のオーストリアが伝統を重んじるのに対して、比較的新興国であるドイツは新しいものをドンドン取り入れようとする気概を感じます。この国会議事堂のガラスのドームとか象徴的じゃないですか?

だいぶ歩き疲れてきましたがもう少しです。
頑張りましょう!

てくてく。
(ブランデンブルク門の通り)

いきなりウクライナ国旗カラーの何かがあるなーと思ったら、

ロシア大使館の前でした。

てくてく。

「ベルリン大聖堂」

でかいですねぇ。

ただ入場料10ユーロ(約1,450円)と高額だったので外側だけ。
大聖堂はすでに食傷気味ですし。

その他、近くにあった各種ミュージアム。

・・・・・・

以上、ベルリン1日駆け足観光でした。
ちょっと最後疲労のため投げやりになった感が否めませんがお許しを。

ベルリン、見所が散らばっているという点で観光しやすい都市ではなかったですが、歴史を学べるスポットが多かったりヨーロッパには珍しい近代的な街並が新鮮だったりと歩いてて結構おもしろい都市でした。

メトロで宿の近くまで戻ってきました。
今日一日ずっと気になってたあの塔、ベルリンタワーと勝手に名付けて読んでいましたがテレビ塔みたいですね。
歩ける距離ですが疲れたのでもういいや。

夕飯はカップラーメン。
ひもじいでーす。

あんだけ歩いたのでご褒美としていいもの食べようとも思ったんですがやっぱ高いんですよ、ベルリン。
ホステル併設のバーなら25%オフで飲食できるのですが、それでもハンバーガー1個が10ユーロ(約1,450円)とか。財布がタヒにます。

ただ、カップラーメンの汁にサラミベーコンをしゃぶしゃぶするとチャーシューみたいになって激うまなことを発見しちょっと幸せな夜なのでした。

今回の投稿は以上です!
次回はフランクフルトです。
最後まで読んでいただきダンケシェーンでした!

2023年3月21日 ドイツ・ベルリンにて

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