こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.ポンペイ、一夜にして滅んだ街
1.ポンペイ、一夜にして滅んだ街
2023年2月27日のお話
チャオっす!
おはようございます!
ナポリ2日目です。
本日はナポリから電車で30分ほど離れた「ポンペイ」という街に日帰り遠足です。
ポンペイ、ご存じでしょうか。
ローマ帝国時代の2000年前、火山の噴火で一夜にして滅んでしまったローマ帝国の大都市です。
ナポリ鉄道駅から始めましょう。
あいかわらずナポリ汚いですね。
写真には写さないようにしましたが、駅前にはホームレスが数十人単位で布団をひいており、糞尿の臭いに鼻をつまみたくなります。
ナポリ駅地下。
駅の中はしっかり綺麗です。
お?CD屋さん?
さすが世界のK-POP。イタリアでも人気みたいです。
日本のMANGA、ANIMEも負けていませんよ。
鬼滅の刃って日本以外でも人気あるんですね。
てっきり日本限定かと思ってました。
地下鉄のチケットを~
購入~。片道3ユーロ(約440円)
後ろの写真がポンペイです。
地下鉄の写真撮りたかったのですが電車がすぐ出発で飛び乗っちゃったのでなしです。
どれくらいの間隔で走ってるかわからなかったもので。今思えば普通に頻発してたと思いますが。
ナポリの地下鉄、予想通りっちゃあ予想通りでしたが汚かったです。ゴミやら落書きやら。
おそらく絶好のスリスポットなんでしょうね。略してスリスポ。スリパラ、スリ天とも。
街ぶら同様かばんは前に抱えて参ります。
途中で乗り込んできたおっちゃんがアコーディオンで歌い始めました。
ぶっちゃけ対して上手くもありませんし目の前すぎてやかましかったです。
ただ、歌ってる歌はイタリア民謡?っていうんですかね。
何曲かメロディーを知っているのもありそれなりに楽しませてもらいました。
周りの乗客もノリよく楽しんでいるご様子。
歌い終わったあと帽子で乗客からコインを集めておりそこそこ入れられてました。
写真やら動画やら撮らせてもらいましたのでぼくも1ユーロだけ投げ銭。
車窓からヴェスビオ火山。
この火山が噴火したことでポンペイの街は火砕流に飲み込まれ一夜にして滅亡しました。
噴火により山の頂上は吹き飛びましたが、噴火前はもっと高かったようです。
はいポンペイ駅です。
ポンペイにはいくつか駅がありこちらは「ポンペイ・スカーヴィー駅」
駅から出たらすぐに観光事務所みたいなのがあり、そこで係員らしき人たちが呼び込みをしてました。
どうやらここでポンペイ遺跡への入場チケットやらガイドやらを手配できるみたいですね。
入場料18ユーロ(約2,600円)
ポンペイ遺跡への入場ゲート。
地図やらパンフレットもらえます。
スマホでダウンロードもできるみたいです。
日本語あり。
さて、このポンペイ遺跡。
ローマ時代には地中海に面した大都市だったということでとにかく広大です。
今いるのは左下のはじっこ。
エリアは9に分けられており、各エリアに最大20近い見所があります。
とてもじゃないですが全部は見れません。押さえておきたい見所みたいなのもあるんでしょうがいまひとつリサーチ不足です。
しかも悪いことにパラパラ雨まで降ってきてパンフレット広げれません。
というわけで、行き当たりばったり歩きつつ見つけたものに反応していく形で進めてまいりましょう。
というわけでスタートです。
見事なモザイク画。
残されたローマ帝国当時の街並。
歩道にある石は、馬車がスピードを出しすぎないようにするためと、雨の日でも歩行者の靴が濡れないようにという工夫があるみたいです。
水道。
蛇口をひねれば水が出るという構造は、仕組み自体は現在のものと変わらないのだとか。
街を囲む塀にやってきました。
登ればポンペイの街を一望できます。
曇って見えませんがヴェスビオ火山。
遺跡探検続けます。
庶民の家でしょうか。
多くはこのような簡素なつくりの部屋ですが、
中には貴族や豪商の邸宅跡なんかもあります。
出土した保存状態の良い絵。
ポンペイの街は火砕流に飲み込まれて以来、1000年にわたって火山灰の下に眠り続けていました。そのため他のあらゆる資料や遺跡よりも当時のローマの様子を正確に残しているのだそうです。
絵画の鮮やかな色の他、当時の居酒屋のメニューなんかまで残されているそうですよ。
さらには、逃げ遅れた人々の最期の姿まで残されています。
人体が火山灰で埋められた後、遺体部分は時間とともに腐敗消滅してそこには空洞が残ります。その空洞に石膏を流し込んでできたものがこれです。
懸命に逃げようとする人々の最期の姿が石膏像として再現されています。
ぼくは見つけられなかったのですが、抱き合って最期の瞬間を迎える夫婦、もがき苦しむ犬、中には表情までくっきりと残った子供の像まであるようです。
出土品のガラス。
ガラスってそんな昔からあるんですか?
ちなみにヴェスビオ火山の噴火は西暦79年のことです。
秤。商売用でしょうか。
出土物からワイン醸造も主な産業だったことが知られているそうです。
ブドウ畑?
テルメ、あるいはテルマエ。
大衆浴場のことですね。温水プールまであったそうです。
円形劇場に
闘技場まで。
ここまで巨大な娯楽施設があったことからも当時ポンペイがいかに大きな街だったかがわかります。
火山って怖いですね。
これだけ栄えた都市が一夜にして滅んでしまうのですから。
ふわっとした感想で恐縮ですが、活火山の近くに住むというのはそれだけで滅亡のリスクと隣り合わせであるのだなぁと思いました。
あれ?
そういえば富士山と東京・・・(゚∀゚)?
気になって調べてみたのですが、富士山の最後の噴火は江戸時代の宝永大噴火(1707年)だそうです。
江戸にも火山灰が降り積もり交通は混乱、麓の町や村では家屋や農地が埋まり餓死者が多数出たのだとか。
平安時代以降の噴火記録を見てみると、富士山の大きな噴火は300~400年周期。
とすれば次の大きな噴火は向こう100年か、何なら今すぐ起こっても不思議ではないですね・・・
日本には地震や津波もありますし、現状の東京一極集中ってのは日本にとって危険極まりない状態なのではないかと思いました次第です。
なんにせよ東京が未来のポンペイとなることがないように祈ります。
ポンペイ遺跡終了。
だいたい2時間くらいあればざっと見て回れました。
遺跡好きな人がじっくり見れば6時間くらいは楽しめそうです。
遺跡のすぐそばは普通に市街でした。
聖堂もあります。
せっかくなのでお昼もポンペイでいただきます。
珍しくこちらのこじゃレストランで。
実はイタリアでぜひとも堪能したい逸品がございまして。
こちらです。
「ボンゴレスパゲティ」
港町ナポリ地方で特に人気のスパゲッティです。
ボンゴレはイタリア語でアサリのことです。
マフィアじゃないですよ。
アサリを白ワインで蒸し、その汁でパスタをゆでたスパゲッティ料理です。
思ってたよりアサリが小ぶりですが果たして味の方は?
いざ実食٩(゚∀゚)و!
おぉ!うまい(゚∀゚)!
これ美味しいです(゚∀゚)!
アサリから出たであろう潮の風味がバターとマッチしています。
振りかけられてるバジルもちょい苦で程よいアクセント。
白ワインの風味は特に感じませんでしたが、調理段階でアルコール分は飛んだんでしょうね。
美味しいです。
美味しすぎて付け合わせのパンで皿のソースを残らず拭き取っちゃいました。
ごちそうさまでした。
ふむ、満足。
海鮮系は食材調達にせよ味付けにせよ自炊難しいんですよね。
本場の味がいただけて満足です。
お値段は13ユーロ。
値段が高くなりがちな海鮮系ですが比較的安く済みましたね。
・・・って思ったけど13ユーロって1,900円!
ぜんぜん安くねぇじゃん(゚Д゚)!!
インドルピーにすると1000ルピー越えだとぉ(゚Д゚)!?(←なぜか出てくるインドルピー)
ヨーロッパ入ってから金銭感覚が着々と破壊されてますね。
ユーロって数字小さく表示されるので一見安く感じちゃうんですよ。
気を付けなければ。
帰ります。
地中海。
電車の車窓から。
帰りにちょっとばかしスーパーでお買い物します。
自炊始めてからスーパーが楽しいんですよ。
これいいですね。
リゾットが1.4ユーロ(約200円)
2つ買いました。
このへんのスパイス類、ピルクル類は悩みます。
荷物重たくなりそうで・・・
本日の自炊。
さっき買ったきのこリゾットをさっそく作ってみました(右下)。
600mLの水で煮るだけなのですが水が全然足らず追加しまくりました。
(貴重なミネラルウォーターが・・・(^^;))
作り方がイタリア語でしか書かれてないので勘でやっちゃいましたが、たぶん強火でグラグラ煮るんじゃなくて弱火でコトコトやるのが正しかったんでしょうね。
とはいえ味はしっかりおいしかったです。
もっといろんな自炊に挑戦したいなぁ。
次回はローマです。
お楽しみに。
今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきグラッツェでした!
2023年2月27日 イタリア・ポンペイにて
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