#111 大都会マドゥライと究極のヒンドゥー神殿 インド(20)

インド

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.大都会マドゥライと究極のヒンドゥー神殿

1.大都会マドゥライと究極のヒンドゥー神殿

2022年12月6日のお話

ナマステー。
前回のポンディシェリからマドゥライに移動してきました。

バス停。今、朝の4時半。
まだ暗いです。

とりあえずチャイを一杯。
10ルピー(約17円)

今日も一日。

長距離バスが着く場所は中心地からやや離れているので市バスで中心地へ向かいます。
バス一回17ルピー(約29円)

マドゥライの街並み。

ゴミゴミしていて好きじゃないです。

本日の宿。一泊600ルピー(約1,020円)
安い宿を求めてさまよっていたらおっさんに声をかけられて紹介された宿です。
おっさんにコミッションとして別途20ルピー渡しました。

この街、料金の割に宿のクォリティがいまいちです。
WiFiもロビーのみです。

う~ん、この街苦手w
デカいだけで面白みない典型的なインドの都会って感じです。

というわけでさっそく観光へ。
この街で行きたいところは1か所だけなのでさっさと観光してさっさと出ていきましょう。

てくてく。

マツコデラックスさんどもっす。

マドゥライの唯一の見どころ「ミナクシー寺院」に向かっております。

お!見えてきましたね。

インドにはお寺を中心に発展した街が少なくないのですが、ここマドゥライもそのうちの一つで、マドゥライを訪れる旅行者、巡礼者は1日1万人をこえるとのことです。

お(゚∀゚)!

おおお(゚∀゚)!

おおおおおお(゚∀゚)!!
すげーーーーっ(゚∀゚)!!

このわちゃわちゃ感、THE☆インド!!
って感じですね。

盛りに盛られた神様の数はなんと3,000以上!!
何がすごいって、とりあえずあるもん盛り付けとけみたいな脳筋思考じゃなくて、これ全部の神様一つ一つに名前とストーリーがしっかりあるということなんですよね。

見てるだけで騒がしい&そこはかとなくウザイ。
神様がこんなんだからインド人がウザくなるのも必然でしょうな。

そんな街のどこからでも見えるゴープラム(塔門)が東西南北4つもあります。

こちらは4つの中で最も高い南門。
なんと60mもあるそうです。

中に入っていきましょう。

DHARSANっていうのは参拝みたいな意味合いでしょうか?
とりあえずこちらに向かって進んでいきましょう。

寺院の周りには上半身裸の男がわんさかいました。
後で知りましたが、南インドの寺院では基本的に男は上半身裸で参拝するみたいですね(強制ではない)。

入場料は無料。
ただ靴やスマホを預けるのに数ルピーだけかかります。

このミナクシー寺院、あまり期待していなかったのですが予想以上に素晴らしい場所でした。

残念ながらカメラ持ち込み禁止でしたので内部の写真はありません。
したがってここからは基本的に文字のみの説明となり、どこまでお伝えできるかわからないのですがよろしければお付き合いください。

東西南北4つのゴープラムと壁に囲まれた内部は全面屋根に覆われていまして、中は荘厳な雰囲気に包まれていました。

ゴープラムから中に入ると回廊が続いており、天井には極彩色のマントラ、回廊のわきにはヒンドゥーの神々をかたどった柱がずらりと並んでいます。

(すこしでもイメージが湧きやすいようにネットから画像を拝借してきました。
実際にはこれよりもう少し暗かったです。)

しゅ、しゅごい・・・(´Д`)
これがヒンドゥーの世界観なのか・・・

何と言えば伝わりますでしょうか、例えるならゼルダの伝説に出てくる神殿のような世界観です。
もしかしたらゼルダの伝説はヒンドゥーの世界を参考につくられたのではないか?と本気で思えてくるほど世界観が似ています。

岩造りの重厚感ある巨大空間、
そこに並ぶ神々をかたどった無数の柱、
格子状の採光窓からさす光の筋、
その光に照らされる微細なレリーフ、
参拝者が供えるろうそくの炎にゆらゆらと照らされてまるで動いているかのような動物たちの像・・・

(画像はすべてネットより拝借)

す、すげぇ・・・
かっこいい・・・(´Д`)

寺院内にある神々の像もインドによくあるようなふざけおちょけたような感じではなく、金剛峯寺の四天王像のようにパキっとした精悍な顔つき体つきで強そうです。
(画像はネットより拝借)

これはヒンドゥー教に対する認識を変えなければいけませんね。
今までのヒンドゥーのイメージは「なんでもあり面白おかし奇天烈ワールド」でしたが、この寺院を見た後では「ヒンドゥー=かっこいい」に変わりつつあります。

もしかしたらヒンドゥーって本気出せば西洋神話にも負けず劣らずかっこいい世界観になるんじゃないかと思えてきます。

・・・・・・

寺院奥にはヒンドゥー教徒しか入れない場所がありました。
このブログで何度か書いてます通り、インドにおいては仏教もヒンドゥー教の一つですので「これもしかしたらぼくも入れるんじゃね?」みたいなノリで列に並んでみました。
そうしましたら「お前ヒンディーじゃねぇだろ!」と係の人に止められたのですが、
「いやぼく日本人だから!仏教徒だから!マジだから!」みたいなこと言って粘ったら根負けしたのか入れてくれました。

中ではヒンドゥーの儀式が行われていて、汗だくになりながら巨大な炎の中に粉を投げ入れるバラモン、炎からエネルギーをもらうかのように手をかざしそのまま頭を撫でつける参拝者などなど、とにかく熱気に包まれた空間でした。

・・・・・・

いやぁ、すばらしい場所でした。来てよかったです。
初め、ゴープラムのわちゃわちゃ感を見た時はいつも通りのふざけ倒したインドかなと思いましたが、内部のカッコよさには心底驚かされました。
ヒンドゥー教の新しい一面を見られたようで面白かったです。
この寺院が入場料無料というのは太っ腹ですね。

観光後のアイスクリーム。
20ルピー(約34円)

・・・・・・

夕飯は宿近くにあったこちらの食堂で。

何やら地元の人たちで賑わっていますね。
人気のお店なのかな?

北インドのターリーに相当する南インドの定食、ミールス。
ご飯、揚げ煎餅に数種類のカリーを混ぜて手で食べます。
お代わり自由で110ルピー(約190円)

ここまでなるべく避けるようにしてたのですが、スプーンが出されなかったのでこのタイミングでインド初となる手による食事となりました。

有名な話ですが、食事の時は右手のみを使います。
インドでは左手はトイレをした後に処理する側の手であるため不浄の手とされているためです。

ところでぼくはトイレの後は右手なのですがその場合でも右手を使うのでしょうか?
・・・あまり気持ちのいいい話ではないのでこのへんにしときます。

という感じのマドゥライでした。
マドゥライという都市は正直好きじゃないですが、ミナクシー寺院は大変良かったです。
こういうパターンって珍しいような気がします。

次回はスリランカにほど近いラメーシュワラムという街からお届けします。

今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきダンニャワードでした!

2022年12月6日 インド・マドゥライにて

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