こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.奇跡の出会い!日本大好き少年現る!
1.奇跡の出会い!日本大好き少年現る!
サラーム!
イスファハーンの観光を終え、夜行バスで首都テヘランに移動します。
宿のおっちゃんに洗濯を頼んでいたのですが、漂白剤で盛大に色落ちさせられました。
悲しみ・・・(;ω;)
「色が落ちただけで問題ナッシング!」
「逆にオシャレでいいと思うぜ!」
などと言っており悪びれる感じもなさそうなので諦めました。
洗濯はホテルのシーツ類と一緒でいいからとこちらから頼んだことですし、無料でやってもらったので文句言うに言えなかったのです。
すまん、我がズボンよ。
宿からバスターミナルまで少々距離がありますので路線バスを使っていきます。
どのバスがバスターミナル行きかわかりませんが、それっぽいバスに飛び乗っちゃいましょう。
比較的時間に余裕を持たせていますので最悪タクればいいの精神で参ります。
結果、問題なくバスターミナルまでまっすぐ進んでくれました。
バス代3万リアル(約9円)。安いなw
長距離バスターミナルに到着。
バス会社がたくさん集まってますし、テヘラン行きはいくらでもあるでしょ(゚∀゚)
バス会社A「満席だ。B社でも売ってるからそっちに行ってくれ」
バス会社B「満席です。C社へどうぞ。」
バス会社C「満席です。A社かB社(略)」
ぼく「全部売り切れてりゅ━━(゚∀゚)━━!!」
絶(´Д`)!
望(´Д`)!
となるほどでは別にありませんが少々めんどくさいですねぇ・・・
もう1泊イスファハーンに足止めですか・・・
宿代は別に高くないのですが、動くと決めてからもう1泊というのはやや気が重いものがありますねぇ・・・
まぁ仕方ないです。
とりあえず今できることは明日のチケットを押さえておくことくらい。
さっさと買って宿に戻りましょうかね。
???「もしかしてニホンジンですか??(日本語)」
ぼく「ん?はい、日本人です。」
ややたどたどしい日本語で話しかけてきたのはテヘランに向かうという16歳の高校生。
名前はアリー。
アリー「ドコいきますか?」
ぼく「テヘランに行きたかったけど満席みたいなんだ。明日のバスにするよ。」
アリー「良かったらぼくのチケット使ってください。」
ぼく「ふぁっ(゚Д゚)!?どゆこと!?チケット譲ってくれるの??」
アリー「はい、ぼくは譲ります。ぼくは明日のバスでも大丈夫ですので、どうぞ。」
ぼく「いやいやそれは悪いよ!」
アリー「いいんですいいんです。ぼく日本大好きなので日本人たすけるのうれしいです。」
ぼく「てかチケットいくらだったの!?譲ってもらうとしてもさすがにその分だけは払わせて!」
アリー「いいんですいいんです」
アリー「あ!ちょっと待ってください。」
アリー「かくかくしかじか」
バス会社係員「コレコレしかじか」
アリー「こっちついて来てください」
ぼく「????」
アリー「このバス、あと10分で出発ですが1人来てないみたいです。出発までにその人が来なければ乗せてくれるみたいです」
ぼく「まじかよ来ないよう祈ろうぜ(゚Д゚)」
こちらが日本大好き少年アリー。ピチピチ16歳の高校生です。
日本の国旗をスマホにくっついてますね。
これで日本語を勉強してるみたいです。
簡単な会話だけでなく、ひらがな・カタカナ・驚いたことにいくらかの漢字も読めていました。
アリー「ぼくはデスノートが大好きです。あと進撃の巨人と鬼滅の刃も最高です」
ぼく「ほんと日本語うまいよね。どれくらい勉強してるの?」
アリー「3ヵ月くらいです」
ぼく「3ヵ月っっ(゚∀。)!?!?!?」
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結果、10分経っても最後の1人は現れずキャンセル枠にすべり込む形で乗車できました。
しかも運賃なんとたったの30万リアル(約90円)!でもこれはキャンセル枠だからでしょうね。テヘランまでは直線距離で300kmありますのでいくらなんでも安すぎです。
そんなこんなであっという間の出発でした。
バスターミナルの写真などもろもろ写しそびれてしまいましたが、かなりバタバタしていたということでご容赦くださいませ。
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テヘランへのバス。
途中休憩中に撮りました。
アリーがおごってくれました。
さすがに高校生におごってもらうのは気が引けるので断ったのですが「あなたはゲストだからぼくに出させてください」と聞かなかったので押しに負けて買ってもらいました。
合わせて30万リアル(約90円)くらいでしょうかねぇ。高校生の彼には決して安くない金額だったと思います。(イラン人にとっての90円は日本人にとっての900円に相当すると考えてよい)
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テヘランには夜中の2時頃に到着。
アリーの案内でモスクの宿泊部屋に泊まらせてくれました。
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朝があけてからテヘランの宿「Hotel Mashhad」に移動してきました。
ダブル1泊300万リアル(約900円)。暖房が抜群に効いており、久々に薄着で寝れて気持ちよかったです。
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夜はアリーの紹介でテヘランに住んでいる日本人の方と食事という超素敵イベント。
ひさびさに日本語でしゃべれて楽しかったです。
テヘランの日本人学校で教えているという先生方。
面白いお話をしていただいた上にごちそうまでしていただいてありがとうございました!
日本大好き少年アリー。ピザをわざわざ箸で食べてるところに注目。
スーツ着てるのはブラジル大使館と日本大使館に用があったからみたいです。何者なんですかねこの子。きっと将来は日本とイランの架け橋となる人材となってくれることでしょう。期待していますよ。
ちょっと短いですが今回の投稿は以上です!
明日はテヘランを観光、さらにアリーと一緒にとあるスポットに行って参ります。
最後まで読んでいただきメルシーでした!
2023年1月29日 イラン・マシュハド~テヘランにて
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