#76 圧巻!2500の仏塔が建つ聖域へ! ミャンマー(8)

東南アジア

こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1. トレッキングツアー探し
2. 圧巻!2500の仏塔が建つ聖域へ!


1. トレッキングツアー探し

2020年3月21日のお話

ミンガラバー!
おはようございます。

本来ならここニャウンシュエの前にカローという町に行く予定でした。
そこからここまでトレッキングで歩く予定でしたが、前回の日記にも書きました通り、寝すごして気づいたらニャウンシュエまだやって来ちゃったのです。
というわけで本来の予定とは逆ルートになりますが、ここからカローまでのトレッキングツアーを探したいと思います。
果たしてそんなの見つかるのでしょうか。

と思っていましたが、ごく簡単に見つかりました。
今いる宿のオーナーがガイドと知り合いなので電話で頼めるとのことです。
ぼくが知らなかっただけでどうやら逆ルートのトレッキングも普通みたいです。

ただ、値段が問題です。
1泊2日で80ドル(約8,800円)とややお高く感じるところ。
ちょっと一旦保留です。
町にも旅行代理店がたくさんありますので比較してみたいと思います。

とりあえず出かけます。
ニャウンシュエの町の様子はこんな感じ。

静かです。
コロナの影響で観光客が減っているのもあると思いますが。

小さな町ですがやはり立派な寺院があります。

旅行代理店発見~。

ぼく「ミンガラバ~。カローまで1泊2日のトレッキングしたいのですがいくらですか?」
店員「お一人での参加ですか?でしたら80ドルです。」
ぼく「むむむ。ちょっと高いです。もう少しお安くなりませんか?」
店員「お友達を連れてこられればもっとお安くなりますよ。」

つまり、グループでの参加だと一人あたりの金額が安くなるみたいですね。
観光でよくあるシチュエーションです。
でも今、町に観光客ほとんど見られないんですよね。
そもそもいたとしても、一緒にツアーに参加しませんか?などとぼくは言えません。
にしきよさんの対人コミュ力は決して高くはないのです。

お一人様での参加の条件でツアー探し続行です。
引き続き目に入る旅行代理店に片っ端から入っていきます。

・・・結果、70ドル(約7,700円)が最も安い料金でした。
う~ん、おそらくかなりいい値段なのでしょう。でももう一声ほしいところ。

最後にもうこれで決めるつもりで今いる宿のオーナーに値段交渉しました。
結果、60ドルで受けてくれるとのことなので即決です。ありがとうございます。

無事に決まりましたのでお昼食べに行きます。

やって来たのはミンガラーマーケットという市場です。

一部観光客向けのお土産も置いてますが、

大部分はこんな感じのローカル感漂う市場です。

あれ?意外と食堂がないと思った矢先に見つけたシャンヌードル屋さん。

地元の方もお食事に来るローカル食堂です。

シャンヌードル。お値段800チャット(約60円)。
今回のシャンヌードルは汁ありみたいですね。
どれどれ。

ん!。美味です。
スープはあっさりしてます。
乗っているピリ辛肉味噌は味が濃いですが、これをくずしながら食べると大変おいしくなります。
最後はカボスをしぼってさっぱりといただきました。

いや~これ美味しいですね。
しかもこれで60円。
ビバ・シャンヌードル。

この後、小さなスーパーマーケットでコーラを買いました。
その時たまたま停電していたみたいです。
ミャンマーの電力事情はまだまだわるく、1日に何度か停電します。
で、停電中にお買い物があった場合は、レジシステムが使えないためだと思うのですが、このようにノートに何が売れたのかを記しておいて、復旧後に登録するみたいです。
いたって慣れた様子でしたがちょい申し訳ない。

2. 圧巻!2500の仏塔が建つ聖域へ!

無事ツアーも決まりましたので本日のメイン業務に参ります。

郊外にあるカックー遺跡という場所に行きます。
個人的にゴールデンロックと並び見てみたいと思っていた場所です。

バイク屋でバイクをレンタルします。
ツアー探しと並行してバイク屋探しもしていたのです。

ただ1日のレンタル料は、
セミオートマ(?)が12,000チャット(約900円)
オートマバイクだと15,000チャット(約1,100円)、と割高です。
パアンでは7,000チャット(約530円)で借りれたのに。
さすがミャンマーきっての観光地、インレー湖を抱える町だぜ。

セミオートマ(バイク詳しくないのでこの表記で正しいかどうかわかりません)は乗ったことないですが、見た感じオートマとあまり変わらなそうですね。
ちょっとでも安いほうがいいのでセミオートマにしましょう。

バイク屋のお兄さん「セミオートマの乗り方はわかるか?」
ぼく「わからないお。教えてほしいお」
お兄さん「よし。こっちにこい。いいか?まずエンジンのかけ方だが・・・(中略)、次にギアが4段階あってスタートでは・・・(中略)、それから一番大切なことだが、ブレーキは手だけではなく右足でも踏む。わかったか?」
ぼく「わかった(゚∀゚)✩!」

ぼく「あれ?はじめはギアどこだっけ?」
お兄さん「そこじゃない、ここだ」

ギュるるん!ギュるるん!ポシュン・・・(エンジンがかからない音)
お兄さん「・・・・・・」

ギャギャギャギャギャギャ(アクセルとブレーキを同時に踏む音)
お兄さん「よ、よし!お前には特別に同じ値段でオートマを貸してやろう!」
ぼく「(゚∀゚)」

というわけで12,000チャット(約900円)でこちらのオートマバイクお借りしました。
さすがにオートマはなれたものです。

お兄さん「いいか?このルートは通るな。警察が多くはりこんでる。ここだけの話にしておいてほしいんだがこの国の警察はマジで(ピー)だぜ。観光客は金持ってると思われてる。特に日本人から金とるのは簡単だってな。こっちのルートを通るんだ。道幅はせまいが別に危険な道じゃあない。わかったか?」
ぼく「わかった(゚∀゚)✩!」

ということでガソリンを入れまして、

いざ!ビルマの風となる(゚∀゚)!

ふお~(゚∀゚) 気持ちいいお~(゚∀゚)

道中、パオ族の人々の暮らしぶりが見られます。
パオ族は頭にバスタオルのような布を巻いているのが特徴です。。

片道2時間くらい山道を走って目的地に到着です。

カックー遺跡。
一箇所に2478もの仏塔が林立するパオ族の聖域とのことです。
(聖域とかいう単語だけでうずいちゃう(´Д`))

さ、さ、入っていきましょう。
もちろん靴は脱ぎますよ。
入場料5,000チャット(約380円)です。

すごい。
すごい数の仏塔です。
四方八方仏塔だらけ。

1つ1つの仏塔に鐘のような鈴のようなものがついており、風に揺られてシャラシャラと心地よい音色を奏でています。

シャランシャラン・・・

・・・カランカラン

キランキラン・・・

音色は同じではなくそれぞれ微妙に違いますが、いずれも互いをじゃますることなく流れていきます。

この音、ずっと鳴っているんですね。
今は昼ですけど、誰も見ていない真っ暗な夜でも同じように鳴り続けるんですね。
いやまぁそりゃそうか。
でも何となく不思議です。

仏塔の大きさは様々です。

大きく立派なものから、

小さな控えめのものまで。
小さいと言っても3~4mくらいあると思いますけど。

仏塔の内部には仏像が収められています。
その仏像も、

金箔が施された立派なものから、

石でできた簡単なものまで。

その昔、バガン王朝時代に王様の命のもと、各家に一つの仏塔を建て始めたんだとか。
仏塔や仏像の大きさや立派さは各家庭の経済状態の差であるのだとか。

すごいですね。
小さな仏塔ですら1つつくるのに一体いくらくらいかかったのでしょう。
当時のパオ族の方々の信仰の強さを感じます。

インドっぽいレリーフも。
というのも、もともと建て始めたのはインドの王様だったとのことです。
それが紀元前3世紀のこと、らしいです。え?本当ですか?

その後、大きな仏塔は12世紀に建てられ、その他の小さな仏塔は主に16~18世紀に徐々に建てられたとのことです。

もともとはレンガで作られており、1975年の地震によりほとんどが崩れてしまったみたいですよ。
確かにレンガが剥き出しのものは少ないですね。
今の姿は修復されたものですって。

それでも2500もの仏塔が並ぶ姿は圧巻です。
ビジュアルだけではなく、これを建てたパオ族の信仰心にもまた一礼です。

ミャンマーには数多くの見所となる寺院やパゴダがありますが、個人的にはこのカックー遺跡は一推ししたいと思いますよ。

さて、そろそろ戻ります。
実は18時から明日のトレッキングについての打ち合わせをガイドとすることになっているのです。今15時半。急ぎましょう。

バイクぶ~ん。

牛を引き連れるパオ族の男性。

バイクぶ~ん。

今更気づきましたがスピードメーター壊れてました。
終始速度がわかりません。

途中気になった村を少しだけ探索。

完全に不審者を見るかのような目・・・
いや彼らにとっては明らかに不審者でしょうけど。

手を振ってくれることもありますよ~。
遠すぎていまひとつわかりませんが。

いかんいかん。はよ戻らな。

・・・・・・

夕陽が山の向こうに沈む頃、
ニャウンシュエの町に戻ってきました。

その後、トレッキングガイドと明日のことについて簡単な打ち合わせをして、

夕飯です。
ミックスベジタブルカリーとミックスベジタブルサラダを注文するというミス。
何をしているのでしょうかぼくは。
しかもサラダって生野菜を想像していたのですがしっかり油で炒めてあります。
両方とも別に不味くはないのですが、この似た味の2品を同時にいただくのはいくらか残念な気持ちになります。
まぁ間違いなく野菜不足は解消ということで。
4,500チャット(約340円)。

お、おなかいっぱい。
ごちそうさまでーす。

食堂のモサモサデブデブいっぬ。

近くでナイトマーケットが。
規模は小さいですが何やら楽しげです。

このロックバンドの兄ちゃんらが普通にかっこいい。
ぼくは楽器はやったことないのでギターとかが上手いかどうかはわかりませんが、少なくともボーカルは上手いと思います。

聞き惚れるミャンマーガールズ。
右へ左へ体をゆ~らゆら。

ちょっと聞いていたいのでフレッシュオレンジジュースでも買って座りましょう。
カントリーロードの英語版を歌っていました。カントリーロード♪テイクミホーム♪
その後はたぶんビルマ語の歌だったのでわからずです。でも上手かったです。

そして、このオレンジジュースが最悪でした。
どう最悪だったかの愚痴をしばらく書き綴りますね。長くなるので面倒な方はスキップ推奨です。

まず、ストローが詰まる。
生のオレンジを使っているのですが、絞るのではなくミキサーしてます。ねぇなんでオレンジをミキサーするの?ミキサーしちゃダメでしょ?もちろん一番外の皮は剥いていますよ。でも薄皮はそのままです。しかもその薄皮がそこそこ根性ある薄皮で残る残る。もはや体積の8割くらいは薄皮が漂っています。そんなわけでストローなんか即効で詰まります。
あと種。ねぇ何で種あるオレンジをミキサーするの?ねぇ何で?苦いよ~。種苦いよ~。砕かれた種があちこち漂ってどうやっても入ってくるよ~。
問いたい。これ作った人は一度でも自分で飲んだことあるのかを。
間違いなくこの旅ワーストの飲み物ですよ。

・・・以上です。
お付き合い頂いた方はありがとうございました。
ちなみにこれ1,500チャット(約110円)とややお高め。一生許すまじ。

今回の投稿は以上です。
あ、愚痴で終わっていましました。てへ。
次回はカローへ向けて田舎の村をトレッキングで巡るお話です。
最後まで読んでいただきチェーズティンーバーデーでした!

2020年3月21日 ミャンマー・ニャウンシュエにて

今日の1枚。一推し!カックー遺跡!

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