#137 トルコ東端の街、ヴァン トルコ(1)

トルコ

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.トルコ東端の街、ヴァン

1.トルコ東部の街、ヴァン

前回は紆余曲折ありながらも無事にイランから脱出し(詳細は前回の日記を見てね)トルコに入ったところまででしたね。
今回はその続き、トルコ東部の街ヴァンに着いたところから始めます。

ヴァンの街並。
なんというか、一気にヨーロッパっぽいです。

トルコは中東の国だと思ってましたが、街並を見ただけではヨーロッパの国かと思います。
いよいよアジアを離れてヨーロッパに向かっていることを実感させてくれます。

本日の宿「Crystal Hotel」
例によってBokking.com最安値ですが、

ずいぶんいい宿でした。

トイレとシャワーが分かれていてもちろん清潔感ばつぐん。

タオルもあり。

コーヒー紅茶まで備え付けてあります。

ヴァンの街並も見渡せます。

これもしかしたら4つ星ホテルじゃないですかね。
少なくともバックパッカーが来る場所ではありません。

気になる一泊のお値段は20ユーロ(約2,800円)
昨日までいたイランでは1,000円で泊まれてたのでお高く感じますがまぁ良しとしましょう。トルコに入って初の宿ということでこの国についての情報収集もしたいですし、何より長時間長距離に渡る国境越えの移動で疲れていますので。

2時間ほど休憩したり調べものしたりしてるうちに暗くなってしまいました。
夕飯を求めて街ブラです。

の前に現金をキャッシングします。
どの国でもそうですが、入ったばっかりで現金ないときの心細さは異常です。

キャッシングにどの銀行のATMが良いのか先ほど調べましたところ、

「HSBC」
「Ziraat Bankasi」
「HALK Bank」

の3つの銀行が手数料安く安心だということです。
逆に「Vakit Bank」なる銀行は手数料が高く、取引のキャンセルにも手数料がかかるという最悪の仕様らしいので絶対使わないように!とのことでした。

運よく良い銀行の「Ziraat Bankisi」がすぐに見つかったのでキャッシング。
よしよしこれで現金確保~(゚Д゚)

現金も手に入ったことですし夕飯をいただきましょう。
その辺にあったローカルの食堂に適当に入ります。

おメニュー。

記念すべき初トルコ料理はこちら。
「タブクドネッシュ」もしくはトルキッシュチキンというようです。
パンで見えませんが下に薄くスライスしたローストチキンが埋まっています。

一部掘り出してみました。
最初からこう撮れば良かったですね。

味の方はチキンだけでなく、ご飯、パン、ポテトも野菜もすべて無難以上に美味しかったです。
トルコ料理はおいしいと評判なのでこれから楽しみです。
お値段は45トルコリラ(約315円。1リラ=7円で計算)とリーズナブル。

ヴァンに特に用はないですが、せっかくなので明日は1日ヴァンをぶらついてみようと思います。

2023年2月2日のお話

メルハバ~(トルコ語でこんにちは)
翌朝です。

快・晴!

雪は積もっていますが太陽がぽかぽかで温かい。
街ブラ日和の素晴らしい天気です。

その前に朝ごは~ん。

なんと朝食は宿泊費に含まれていてしかもビュッフェ形式でした。神。

というわけで遠慮なくいただきます。
日本にいてもめったにないめっちゃ栄養バランス良さそうな朝食です。最高。
これで宿代20ユーロ(約2,800円)なら全然ありですね。

街ぶらスタート。

あ、そうそう、その前に。
前回、当初の予定では「ヴァン」ではなく「ドグバヤジット」という街に行きたかったと言ってましたがその理由をいちおう説明しときます。

その理由がこちらです↑
(ネットより拝借)

アララト山といいます。
ノアの箱舟が流れ着いた場所と言えばわかりますでしょうか。

その昔、怒った神様が洪水を起こして人類を滅亡させようとしますが、ノアという心優しい人間とその家族だけは箱舟を作ったため助かった、という聖書のお話です。

アララト山は洪水が収まったあとにノアの箱舟がたどり着いたとされる場所で、ドグバヤジッドはその最寄りの街です。

近年の考古学の研究で箱舟らしきものの痕跡も見つかったとかいないとか。

それについては本当かどうかわかりませんが、少なくともヨーロッパ系の白人(コーカソイド)のDNA情報をたどっていくと、この辺りの地域(コーカサス)に起源があることがわかっているようです。

なんかすごい話ですよね。
伝説のお話を科学が補強するだなんて。

そういうわけでして、そんなノアの箱舟の伝説が残るアララト山を一目見ておきたかったわけでございます。

まぁ、前回の日記の通りドグバヤジッド行きは取りやめて急遽ここヴァンに来たわけではありますが。

そんな雪山のふもとの街、ヴァンを街ブラしていきますよっと。

ふふ。

すっごい楽しい。
特に何もない街だけどすっごい楽しい。

何が楽しいって人がめっちゃ話しかけてくるんですよ。
しかも某インドみたいなウザ絡みでなく非常に紳士的にです。

これは何だろうなぁ、と覗いてみたら

食べてみろ!といただけました。

輪っか状の生地を油で揚げて砂糖シロップに漬けたお菓子ですね。
チュロスっていうのかな?

ありがとうございました。

運送屋のお兄さん。
俺の写真を撮れ!と言われたので。

八百屋さん。

野菜色鮮やかでめっちゃきれいですね。

すんごいおいしそう。

俺の写真を撮れ!と言われたので。

みかんくれました。

ヴァンの人たちめっちゃ優しいですね。
日本から来たと言ったら「ウェルカム to トルコ!」と歓迎してくれて食べ物くれたりします。

お昼は「ロカンタ」と呼ばれる大衆食堂で。

並んだメニューの中から食べたいものを指さしで選んでいきます。

もうね。全部うまいです。
右下のピラフはトルコ風の雑穀ご飯みたいなものですかね。バター風味でほんのり甘い。
左下のビーフ(もしかしたら羊かも)とジャガイモのシチューもコク深い味わいでめっちゃおいしかったです。無料のパンで残さずふき取っていただきました。

朝がっつり食べたのと、歩いてるだけでいろいろもらえたので控えめに注文したのですがペロリでした。トルコ料理おそるべし。

ちなみにお会計は55リラ(約390円)
最初45リラと説明されてたので「ん?」と思いましたが、正しくは3品で45リラだったみたいです。ぼくは4品頼んだので55リラとなったようです。

てか入口にちゃんと書いてましたねw
45しか見えてなかったわw

街ブラ続けます。

おぉ!モスク!

細い通りにいきなり現れるもんだから驚きました。
街並みはヨーロッパっぽいですがここはまだイスラム圏であることを思い出させてくれますね。

こんな内陸に魚!?
と思いましたが、近くにはヴァン湖というトルコ最大の湖があるみたいです。

にゃ~ん。

チャイ屋さん。
道に小さな机と椅子を並べてチャイを飲むのが社交の場となっているようです。

チャイ屋にいたおっちゃんたち。
「ジャポンべりぐぅ~!」とのことです。

チャイごちそういただきました。
ありがとうございます。

おっちゃんの孫娘さん。
日本人が珍しいのかこちらをチラチラと伺っていたので撮らせてもらいました。

トルコまで来るとぼくたちの目からみるとほとんど白人に見えますね。(もちろんヨーロッパの白人とトルコ人は別の民族ではありますが)
でも宗教はイスラム教なので白人がヒジャブかぶってる感じです。
そういうところからもトルコがアジアとヨーロッパの間に位置していることが伺えます。

いったんホテルに戻って休憩&調べものなど。

夕飯は近くのローカルレストランでトルコ風ピザの「ピデ」

最初値段きいたときは50リラ(約350円)だったのですが、お会計を担当した青年が10リラでいいよ~と言ってくれました。
10リラなわけはないのでこれもおもてなしなんでしょうね。もしくは日本語のあいさつ教えてあげたお礼なのかも。ありがとうございます。

以上、トルコ東端の街ヴァンからでした。

・・・・・・

これは後になって知ったことなのですが、実はヴァンは2011年に起こったトルコ東部地震の被災地なのだそうです。
マグニチュードは7.1、死者は604名の大災害。日本からも救助支援が入りましたが、現地で救助活動にあたっていたNPO職員1名が救出作業中の余震によりなくなったそうです。

日本から来たと言うとヴァンの人たちが無条件にあたたかくしてくれたのはそのことを記憶しているからというのもあるのかもしれません。
その時はそれを知らずに能天気に彼らの親切を受け取っていたのですが、その親切の裏にはそのような壮絶な理由があったことを後になって知り恥ずかしく感じたのでした。

2023年2月2日 トルコ・ヴァンにて

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