こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.ペシャワール
2.玄奘の峠
1.ペシャワール
2023年1月14日のお話
アッサラームアライクム!
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前回のフンザから移動すること3日間、ペシャワールという街にやって来ました。
写真はイスラマバードからペシャワールへの道中にて。
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ペシャワールここです。
パキスタンの北西、アフガニスタンとの国境から50kmくらいです。
紀元前6世紀にはガンダーラ王国の中心地として発展し、紀元前100年頃には人口12万人の世界で7番目に大きな都市だったんですって。
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ペシャワールの宿「Qatar Palace Hptel」
個室1泊1,500ルピー(約900円)
WiFiが部屋まで届くのがグッド。お湯は出ませんが電熱コイルがあるのでOKです。
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作業机があるのも地味に嬉しいポイント。
ペシャワールに到着したのが14日の日没前。
街歩きは明日からにするとして今日は近場で夕飯を食べるだけにします。
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ビーフパラウ400ルピー(約240円)。
瓶コーラが50ルピー(約24円)
ほんのり甘めの味付けがおいしい。
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付け合わせの生野菜もめちゃめちゃおいしかったです。
きゅうりはみずみずしくいくらでも食べれそう。そしてニンジンが驚くほど甘いです。
生のニンジンってこんなにおいしいんですね。パキスタンのニンジンだけでしょうか。
この国では生のニンジンが道端で売られていて、大の大人がおやつのようにボリボリ食べてるのを目にするのですが、確かにこれはおやつ代わりに食べれる美味しさだなと思いました。
・・・・・・
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次の日です。
おはようございます。
ペシャワールのバザールをぶらついていきます。
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砦のそばをたまたま通りました。
一応見所っぽいですがそれほど興味ないのでスルーします。
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ペシャワールのバザール。
食べ物や生活用品などが集まる賑やかな市です。
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ヨーグルトかな?
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いろんな人から俺の写真を撮れ!と言われ楽しいです。
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屋台のサンドイッチをオーダー。
頼んだのはサンドイッチだけですが、春巻きやらフライドチキンやらいろいろ盛り付けられました。
値段聞いたら「1!」と答えるので「これで100ルピー(約60円)かぁ安いなぁ。」と思っていたのですが、会計の時になって1とは1ドルのことだったらしく300ルピー(約180円)お支払いしました。適正価格はそんなもんだと思いましたので特に文句はありません。
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この少年が言葉が通じないながら一生懸命接客してくれました。
逆光ですまんな。
バザールには電化製品も多く売っています。
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洗濯機は日本ではもうなかなか見れない型ですね。
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ナショナル!?
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スピーカーとか誰が買うんでしょう。
アザーン(コーランの音読)を流すためにモスクが買ってくんでしょうかね。
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ペシャワール博物館。
ガンダーラ美術が多数収蔵されているとのことでやって参りました。
ガンダーラと名の付く場所ににしきよさんありです。
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チケット代1,000ルピー(約600円)
・・・取られたんですが、よく見たら500ルピーって書いてありますね。
ぼく「どゆこと?」
職員の兄ちゃん「カメラ持ち込み料が500ルピー別にかかるんだよ」
ぼく「そんなのどこにも書いてないぞ」
兄ちゃん「書いてないけどそうなんだよ」
ぼく「ちょっと上司に確認させてもらっていい(^ω^)?」
兄ちゃん「ご、500でいいし・・・」
みたいなやりとりがありました。
公務員がインド人みたいなことやってんじゃないよ。
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内部。
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ガンダーラ美術の出土品を中心に多数のコレクションが展示されていました。
一応、ガンダーラ美術について再度説明しておきますと、ガンダーラ美術とはインド美術とギリシャ美術の合いの子のようなものと思っていただければ大丈夫です。
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仏像の顔立ちがギリシャ像っぽいでしょ?
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「断食するブッダ像」ここにもありました。
ラホールで見たものよりサイズが一回り小さく保存状態も悪いですが独特の迫力。
ガンダーラ美術と断食するブッダ像については下記の記事も合わせてどうぞ。
#123 Youは何しにラホールへ?? パキスタン(2)
ラホール博物館を訪れた時のお話です。
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ガンダーラ美術館終了。
帰りは美術館の職員がバイクで宿まで送ってくれました。
入場料ぼったくってきた奴の後輩にあたるっぽい職員です。
ぼったくりのやり取りの時もその場にいたのですが、先輩の悪事を咎めれる立場にはなかったんでしょうね。
ぼく「入場料って本当に1,000ルピーなの?」
後輩職員「彼(先輩)が1,000っていってるからそうじゃないかな…」
みたいな先輩に忖度する態度でしたし。
何かしら埋め合わせたいと思って帰りのバイク送迎を願い出たのかもしれませんね。
なお、バイクの送迎には何食わぬ顔で例の先輩もついてきました。
お前メンタルどうなってんの(^ω^)?
良からぬことを考えてるというわけではなく、単純に外国人を送り届けたい好奇心モードっぽかったです(もしくは仕事サボりたかったか)。
2.玄奘の峠
2023年1月16日のお話
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おはようございま-っす!
本日は少し遠足。
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ペシャワールから西に50km程、アフガニスタンとの国境地帯に「カイバル峠」という場所に行こうと思います。
宿の人に聞いたところ、メトロで目一杯西に行き、そこからは乗り合いバスで行けるらしいです。
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ということでメトロバスに乗っていきます。
今いる宿はメトロ駅のすぐ近くなのでありがたい。
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終点の「Karkhano Market Station」に到着。
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カイバル峠行の乗り合いバス見っけ。
ちなみにこのおっさんらはバスの写真撮ろうとした際、どうしても映りたかったらしくどいてくれなかったのでお望み通りフレームインしてもらいました。
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それに飽き足らず「ワシをメインに撮れ!」とアピールしてきたので撮らせてもらいました。なんで撮る時だけそんないかつい顔になるんですかねぇ。
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一瞬日本からの中古車か?と思いましたが微妙に日本語が怪しいですね。
パキスタンは親日国でもありますのでじゃっかん怪しい日本語をデザインした車が多く見られます。
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パキスタン名物、デコトラ発見。
一説によるとドライバーは収入の1割をデコレーションに費やすそうです。何のためでしょうか。
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車は峠道を1時間くらい飛ばしまして、
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アフガニスタンからわずか5km程の国境の町に到着しました。
意外と賑わったマーケットで驚きました。
アフガニスタンに何度も出入りしてる商人や、アフガニスタン人も多いです。
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アフガニスタンの子どもたち。
「あの山の向こうがアフガニスタンだぜ」
と道行くおっちゃんが教えてくれました。
アフガニスタン・・・
今回ぼくは行きませんがいつか行ってみたいですね。
深夜特許で沢木耕太郎が「シルクロードで最も美しかった景色」と称していたような気がします。
彼が旅した時代はまだ政情が不安定になる前で、首都のカブールなどはバックパッカーに人気の滞在地だったと聞いたことがありますね。
いつか政情が安定したら行ってみたいものです。
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帰りに寄ったポイント。
というより、実はここが今回の目的地です。
行きの道で気付かずに通り過ぎてしまい、さっきまでいたアフガニスタンとの国境の町まで誤って行ってしまったのです。
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だいたい場所はこのあたり。
Maps.meに何の目印もないのが通り過ぎてしまったことの原因です。
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カイバル峠。
古代よりインド世界と中央ユーラシア世界を結ぶ交通の要衝です。
インドはユーラシア大陸と陸続きでありながら砂漠や山脈で事実上隔絶されていまして、
ここカイバル峠はそんな陸の孤島インドに入るための唯一の入口なのです。
紀元前4世紀のアレクサンダー大王も、7世紀の玄奘三蔵もこの峠を通ってインド世界に入ったとされています。
やばくないですか??
少なくとも今ぼくが目にしてるこの範囲のどこかをかつて玄奘が歩いてたということです。
やばくない?
やばくない??
興奮しすぎて過呼吸なりそうです。
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という感じのカイバル峠でした。
来れて良かった。大変満足です。
今回の投稿は以上です!
次回はパキスタンから次の国に移動していきます!
次の国はいったいどこでしょうか??お楽しみに!
最後まで読んでいただきシュクリアでした!
2023年1月15~16日 パキスタン・ペシャワールにて
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