#141 イスタンブール、アジアとヨーロッパが交わる街 トルコ(5)

トルコ

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.急行!イスタンブール!
2.イスタンブール、アジアとヨーロッパが交わる街


1.急行!イスタンブール

2023年2月9日のお話

メルハバー!
おはようございます。

前回の首都アンカラから、トルコの最大都市イスタンブールに移動していきております。
いや~ついに来ましたね、イスタンブール。

ご存じですか?
トルコはアジアとヨーロッパにまたがる国。
イスタンブールはちょうどその境目に位置する街なのです。

ユーラシア大陸を横断する時、
アジア方面から来た場合はこの街がヨーロッパ最初の街、
ヨーロッパ方面から来た場合はアジアへの入り口となる街です。

ボスポラス海峡を横切るまさにその瞬間↑

アジアとヨーロッパの文化が交じり合う独特の文化を持ち、多くの旅人がその魅力をほめたたえるというイスタンブール。
そんな素晴らしき都についにたどり着きましたよ。

おはようございます!

イスタンブールの宿「アゴラゲストハウス」
が神宿だったのでご紹介。

何が神かって朝ごはんが食べ放題!
普段はパン1個とかで済ますことも多いのでここぞとばかりにガチらせていただきます。

ただ一つ問題が・・・
朝ごはんがあまりに神過ぎてもはやお昼いらなくなるんですよね。
トルコ料理はまだまだおいしいものが多くて、イスタンブールでは食い倒れる予定だったのでこれはいけませんよ。

人懐っこいわんこ付き。

ご飯食べてると膝に頭をちょこんと乗せてくる憎いやつです。

部屋やトイレもしっかり清潔!
もちろんWiFiも問題なし!

これでドミトリー1泊12ユーロ(約1,730円)!
この旅屈指の神宿と言ってさしつかえないでしょう。
イスタンブールには1週間ほど滞在する予定ですので全力でだらけたい所存です。

2.イスタンブール、アジアとヨーロッパが交わる街

2023年2月10日のお話

アジアとヨーロッパが交じり合った独特の雰囲気で多くの旅人を魅了する都市、
そんなイスタンブールを観光していきたいと思います。

宿の近くの通り。
イスタンブールの歴史地区、観光の一丁目一番地に我が宿はあります。

街並めっちゃきれい。
雰囲気は中東というよりもはやヨーロッパみたいですね。

まずやって来ましたは「スルタンアフメト・モスク」
イスタンブールを象徴するモスクの1つです。

建造はオスマン帝国時代の17世紀。世界で唯一6本のミナレットを持ちます。

・・・のはずですが4本しか見えてませんね(^^;)
この時点では6本のミナレットというのを意識しておらず撮り逃しちゃいました。実際にはこの右にあと2本あります。

内部は青を基調としたタイルやステンドグラスで彩られることから「ブルーモスク」とも呼ばれます。

・・・が残念ながら工事中で中には入れず…!
くぅ!これは入りたかった(´Д`)!

その向かいにあるのが「アヤソフィア」
ブルーモスクと並んでイスタンブールの象徴たるモスクです。

ビザンツ帝国時代の6世紀にキリスト教の大聖堂として建造。
キリスト教会ともイスラムモスクともつかない独特な雰囲気が特徴的です。

これだけ大きな教会が6世紀に建てられたってにわかには信じがたいですね。
日本だと聖徳太子が活躍した飛鳥時代の前後といったところでしょうか。

それから、もともとはイスラム教のモスクとしてではなく、キリスト教の大聖堂として建造されたってのも面白いですね。

イスタンブールの以前の名は「コンスタンティノープル」
キリスト教をローマ帝国の国教と定めたあのコンスタンティヌス大帝が建設を命じた都市です。

現在でこそイスラム教の都市であるイスタンブールですが、かつてはローマをしのぐほどのキリスト教世界の中心地として君臨した都市です。現在の感覚からは想像できないですね。

330年の建設から実に1000年以上にわたり不落を誇ったコンスタンティノープルですが、1453年にオスマン帝国によりついに陥落し、それ以降アヤソフィアはイスラムのモスクとして改修されました。

アヤソフィアがイスラムモスクともキリスト教会とも判断しがたい雰囲気であるのはそういった歴史があるためです。

アヤソフィア内部。
入場は無料でした。

す、すげぇ・・・

本当にモスクと教会どっちかわかんねぇ・・・

アラビア文字があるからモスクにも見えますし、

キリスト教のイコン(二次元絵)があるので教会にも見えます。

そしてでけぇ・・・

すばらしい場所でした。
まさに東洋と西洋の中間たるイスタンブールを象徴する建造物といったところでしょうか。
かなり列には並びましたがこれは見てよかったです。



なお、近年ではキリスト教・イスラームどちらでもない博物館として公開されていましたが、2020年に突如としてイスラムモスクとして使用されることが宣言され物議をかもしているようです。

イスタンブール、不思議な場所です。
キリスト教とイスラム教、ヨーロッパと中東双方の雰囲気がここまで違和感なく見事に混じり合ってるとは驚きです。

街並み :ヨーロッパっぽい
人種  :ヨーロッパっぽい
宗教  :中東っぽい
食べ物 :ヨーロッパと中東両方
土産物 :中東っぽい

って感じですかね。

街歩き続けます。

街の中に路面電車通ってるんですね。

路面電車乗り場。

この辺りのおしゃレストラン、お高いですよ~。
最低でも150リラ(約1,050円)、魚料理とか頼むと平気で500リラ(約3,500円)とかします。ちょっと手が出ないですね。

ぶらぶら。

坂が多い。

街並はヨーロッパ!

お!ケバブが25リラ(約175円)からですか。
たまに安いところも見つかります。中心地だと60リラくらいしますからね。

はるか向こうに見えるビル群もイスタンブールです。
あまりイメージがありませんでしたが、イスタンブールの人口は1,500万人、中心地から離れた場所にも高層ビルが林立する実はヨーロッパでも屈指の大都会なのです。

ボスポラス海峡と金角湾にやって来ました。

地図でいうとこの辺↑

これぞイスタンブール!
という光景。

向こうに見えるのはアジア側。
イスタンブールはヨーロッパ側がメインですがアジア側にも広がっています。さっき見たビル群もアジア側です。

あの電波塔?目立ちますね。

あの超遠くに見えてるモスク。ぜったいデカいでしょう。

あのとんがり屋根の塔が気になります。
どうやらガラタ塔というみたいですね。
あそこ目指して行ってみましょう。

有名なガラタ橋を渡っています。

この橋は上下2段構造になっており、下側には激高レストランがずらり。

上には釣り人がずらり。

めっちゃ釣り人多いです。
これ全部釣り人。

よく釣れるみたいですね。

ガラタ橋を渡った先はかなりローカル感が強くなってきます。

見ざる聞かざる言わざる?
どういう理解で描かれたんでしょう。たまたまか?

坂道をぐいぐいっと登り、

ガラタ塔に到着です。
14 世紀に建てられ、牢獄として使用されていた塔を復元したようです。
最上階にはレストランがあり、ボスポラス海峡を一望できるとのこと。

入場チケット215リラ(約1,500円)であきらめました。
たぶんいい景色が見れるんでしょうけどね。ブログやってるくせにいい景色を撮りにいかないのはにしきよさんの悪いところです。

長蛇の列。やっぱり人気スポットみたいです。

さて戻りますか。

帰りのガラタ橋付近で見かけた看板。
観光地図かな?と思って軽くのぞき込んだらハザードマップでした。
TUNAMIって言葉がそのまま使われてますね。

エジプシャンバザール。
スパイス、カーペット、宝飾品などを扱う巨大な屋内マーケットです。

オリエンタルな雰囲気漂う活気あるバザールですが、イランで似たようなものを目にしてきましたので個人的には新鮮さに欠けました。

いったん宿に戻ります。

おー、午前中は曇りっぽかったけど晴れてます。
やっぱ晴れてると写真映えしますね。

同様にブルーモスク。

本日一緒に観光した中国人の青年(22)にもらいました。イカの唐辛子漬けみたいな?
辛いの苦手ですがこれ好きです。やみつきになる味でした。

余談ですが、その中国人の彼、終始自分の国のことを悪く言ってましたね。
中国には言論の自由がない!とか最悪の独裁国家!だとかボロクソでした。
日本や韓国が羨ましい、将来は絶対に出て行ってやる!とも。

何だかんだ日本人って自分の国のことを好きですしそれってものすごくありがたいことなのかもと思ったのでした。余談終わり。

夕食は少し離れたところにあるレストランで。

茄子の中に牛ひき肉とにんじん、玉ねぎ、パプリカなどの野菜を詰めて焼いた「カルヌヤルク」という料理です。

これめっちゃおいしかったです。
焼き茄子の食感がトロトロ。バター風味でまとめられており非常に美味でした。
120リラ(約840円)

デザート。
クルミとクリームチーズのもちもちした食感の「キュネフェ」というスイーツです。
日本にはない味わいで、ここだけの話ちょっと苦手でした。75リラ(約530円)

その他、コーラやミスで頼んだケチャップライス(カルヌヤルクにご飯がつくとは知らずに別に頼んでたやつ)を含めてお会計は250リラ(約1,750円)と思いのほか高くなってしまいました。

中心地から離れて比較的安くなったとは思いましたがまだまだ高いですねぇ。
イスタンブールはかなり物価高い印象です。気を付けないと平気で1食2,000円超えちゃいます。
魅力的な料理が多すぎてエンゲル係数すごいことになりそうですね。
この街では食い倒れする予定ですが予算には気を付けてまいりたい所存。

もひとつ余談ですが、トルコにはロシア人がけっこういます。
このレストランで「もしかして日本人?」と声をかけてくれた方がおりました。

「どこから来たの?」と聞いてもはぐらかされ、スマホの画面を見せてもらった時にキリル文字が見えたので「ロシアから来たんだね」と言うと「実はそうなの…」と申し訳なさそうに謝られました。

今国外にいるロシア人はみんな肩身の狭い思いをしてるのかもなぁと思いました。
日本に住む娘さんを持つという優しいおばちゃんでした。

余談終わり。

イスタンブールにはしばらく滞在する予定です。
よろしくお付き合いください。

今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきテシュキュルエデリムでした!

2023年2月10日 トルコ・イスタンブールにて

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