こんにちは。にしきよです。
今日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1. 地雷の値段って知ってる?
2. プノンペンへの夜行バスがエロい
1. 地雷の値段って知ってる?
2020年1月3日のお話
チョムリアップスオ!
沈没していたわけではありませんが、なんだかんだで6泊もしましたね。イキイキゲストハウス。本当に良い宿でした。
宿泊費は32ドル(約3,500円)でした。1泊ではありません。6泊でです。
ちょっと本当にちゃんと利益出てるのか心配になります。
さて、そんなここも本日チェックアウトです。
0時出発の夜行バスでプノンペンに向かいますよ。
宿でバスチケットを手配。10ドル(約1,100円)でした。
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出発まではゆっくりしときましょう。
共有スペースで全力でだらける。
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ラストトンカツ。3ドル(約330円)。おいひい。
ツアー手配や食事などもなるべくここで行いました。お世話になった宿にちょっとでも貢献をと思いまして。
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1日ゆっくりしておこうと思っていたんですが、あと1箇所訪れときたいと思っていた所があるのを思い出しました。
宿の人に聞いたらすぐ出発可能とのことなので行ってきましょう。
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宿の専属ドライバー。
安全運転でお願いします。
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着きました。
地雷博物館です。
シェムリアップの街からバイクで1時間くらい離れた場所にあります。
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入館料は学校を建てたり、地雷除去の費用になったりするみたいですね。
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入館料は5ドルです。
参りましょう。
もうすでに展示が始まってますね。後ろのやつは不発弾みたいです。
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「地雷博物館にようこそ」
左上の写真の方が館長のアキ・ラーさんです。
カンボジアの方ですが日本のチームと仕事をすることも多く、日本人の名前に似たアキラと名乗っているみたいです。
以降はアキラさんでいきますね。
簡単な自己紹介と博物館設立の経緯が書かれています。
ちょっとだけ内容をかいつまんで紹介。
と言っても少し長くなりますが。でもぜひ読んでください。
アキラさんはクメール・ルージュが支配するカンボジア内戦の時代に生まれました。
アキラさんは自身の生年を知らないらしいですが1970年だと言われたのでそう信じているようです。
10歳の時にクメール・ルージュにより銃を渡され少年兵となります。そして銃の取り扱いや地雷の埋め方を訓練されます。
以降、たくさんの仲間や市民の死を目にすることとなります。しかし、幼少の頃よりそんな状況だったため、それが普通だと思っていたようです。
両親も5歳になる前までに亡くなったようです。
内戦が収まるとアキラさんは街に戻りました。
その際、多くの一般市民も手足を失っていることに気付き、それが自分が埋めた地雷によるものかも知れないと自責の念に駆られます。
以降、アキラさんは生涯に渡って地雷を除去していこうと決めたようです。
また、自身が撤去した地雷を展示した博物館も創り、地雷の悲惨さを世に伝えています。
以上、簡単ですがそんな背景で個人によって建てられた博物館です。
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入口でオーディオを借りれます。入館料に含まれています。
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入って行きます。
外国人もぼちぼち来ていますね。
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アキラさんがこれまで撤去してきた地雷の数は5万個以上。
中央の池にはその一部が展示されています。
けっこうなインパクトですね。でもこの博物館にあるのは10分の1の5,000個くらいみたいです。
これ全部一人で撤去し続けてきたってシンプルにすごい。
博物館はそれほど大きくはないです。
先ほどの池の回りに建物が4つほどあるくらいです。
展示を見ていきます。
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例のごとく他の団体ツアーのガイドの話を盗み聞きする不遜な輩はワタシです。
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少年兵。
銃が重そう。
なんの思想にも染まっていない小さな子供は扱いやすかったとのこと。
カンボジア以外でも世界中で少年兵ってあったようです。
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不発弾。アキラさんは地雷の他に不発弾処理も行っています。
入口にも巨大なやつが並べられていましたね。
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カンボジアにはアメリカ軍によって大量の爆弾が落とされたみたいです。ベトナム戦争のトバッチリで。それがカンボジアを疲弊させ内戦へとつながります。
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別のスペースにもおびただしい数の地雷や不発弾が。
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地雷の仕組みなどの展示。
上の絵痛々しいですね。もしかしたら被害者の方が描いた絵かもしれません。
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対人地雷です。小さいですね。
片手に収まるサイズです。
地雷の目的って知ってますか?ぼく敵を殺すことだと思ってましたよ。
実際には大人が踏んでも死亡までには至らないそうです(子どもは体が小さいので死亡する場合もある)。
そこまで威力は大きくないということです。
というより、あえて威力を抑えているみたいです。
理由は、敵兵を殺すよりも負傷させることを目的としているため。
1人の兵が負傷すると、救出のため2~3人の負傷してない兵も同時に戦場から離脱させられるからとのこと。
そして、治療などのためにより多くの費用を発生させられるからとのこと。
苦しむ兵の姿を見て他の兵にも精神的なダメージを与える目的もあったみたいです。
エグい話ですよね。
しかも地雷は無差別です。
敵兵のみならず自分たちの兵も、あるいは戦闘と関係ない民間人ですら傷つけます。
むしろ被害者の多くは、戦闘と関係ない民間人だそうです。
また、地雷は一度埋められると爆発するまで半永久的に残り続けます。
2010年以降も被害者は年間100人前後いるとのことです。
除去活動の甲斐あって、年々被害者数は減ってきているというのがせめてもの救いでしょうか。
すみませんねぇ。付け焼刃で集めた知識をべらべらと。
もう少しだけお付き合いくださいね。
今回の見学で個人的に衝撃だったのがこの対人地雷の値段。
あまりに驚いたので今回の挑発的なタイトルとなった次第です。
1個いくらだと思いますか?
1,000ドル(約11万円)くらいすると思いますか?
いえいえ、貧しい国でも大量に使用されるのです。もっと安いです。
100ドル(約11,000円)くらいでしょうか?
正解は5ドル(約550円)です。
たった5ドルで人を一生苦しめる怪我を負わせるんですね。
その安さゆえに大量に使用されたのですね。
そして戦争が終わった後も残り続けたのですね。
ちなみに地雷1個を除去するのにかかる費用は500ドル(約55,000円)とのこと。おおう。
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地雷には対人地雷以外にも種類があるようです。
この大きいのは対戦車地雷。人が踏んでも反応せず、より重い車や戦車が通ると吹っ飛ばすようです。
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地面に埋めないタイプ。地表の物陰に隠して置いておきます。
ワイヤーに足をかけると安全ピンが外れて爆発する。
見えやすいように展示してありますが、隠されると本当に気づけないんじゃないでしょうか。
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義足。
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訪問時、幸運にも館長のアキラさんがご在館でした。普段は地雷除去活動のため留守であることが多いみたいです。
ツアー参加者からの質問に答えていました。ちなみにアキラさん日本語話せます。
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ぼくは団体ツアーの参加者ではなかったので最初遠慮したのですが、構わないから見ていけとのこと。ありがたく。
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これからも地雷除去活動を続けていくみたいです。
仕事ではないのでお給料を貰っているわけではありません。
ただ自身の行ったことの償いとして。
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アキラさんはその功績からCNN(アメリカのテレビ)が選ぶ2010年の10人のヒーローに選ばれたんですって。
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地雷原であることを示すマーク。
ぼくが訪れたような街ではもうずいぶん昔に地雷除去が完了して見られなくなりました。
現在は4つの団体が地雷除去活動をしているとのこと。
それでもカンボジア国内に残された地雷の数は500万個以上と推計されており、すべて除去するのは100年以上かかるとのこと。
みなさんはカンボジアに対するイメージってどんなのですか?
ぼくは遺跡観光とかそっちのイメージの方が強いです。
実際ぼくが地雷博物館に来たのも思い出したかのように来たわけですし。
これはぼく個人の感想なので実際はどうかわかりませんが、カンボジアに対する地雷のイメージは年々薄くなってきているのように思います。
これから経済発展していくカンボジアにとってはその方が良いのかもしれません。
一方で、まだまだ多くの地雷が残されている現状ではそのイメージが薄くなっていくのも考えものでしょう。
いつの日かそのイメージが完全になくなっても良くなる日が早く来て欲しいものです。
・・・・・・
帰りま~す。
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帰り道まさかのパンク。
修理に付き合う。
まぁ時間が推してるわけではないので全然大丈夫です。
無事帰ってきました。
おつかれさまです。
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23時にピックアップが来るということなのでそれまでゆっくり。
もうチェックアウトしたのにシャワー使っていいという神対応。
ありがとうございますありがとうございます。
良い宿でした。
ちょっとだけですが離れるのが寂しいですね。
きっとまた来たいと思いますよ。
2. プノンペンへの夜行バスがエロい
うっかり父兄ホイホイなタイトルをつけてしまったので先に謝罪しておきます。
期待されているようなことは起きません。
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バスターミナルです。今23時半くらい。
ここから夜行バスでカンボジアの首都プノンペンに向かいます。
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こちらがバスです。寝台バス。
大きい。きれい。
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意外なことに土足禁止。
入口で配られるビニール袋に靴を入れます。
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中の様子。
通路めっちゃ狭いです。ぼくでもかなりギリギリ。
両側にベッドがあります。
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ここが指定された席、といかベッド。
シングルベッドより狭いくらいですね。
と、出発間際になってぼくのベッドにカンボジア人のおっちゃんが。
どうやらこの席、2人で1ベッドな模様。
え?マジ?こんな狹いベッドで?
もはや添い寝状態なんですけど?
おっさんと添い寝は死ねる。
いや女性だったらそれはそれで死にますけど。
今気づきましたけどなんか車内のライトもいい感じにエロいですね。
何がいい感じだって話ですけど。
ちなみにバス自体はいたって快適でございました。
そんなシェムリアップのラストナイトでした。
今回の投稿は以上です。
最後まで読んでいただきオークンでした!
2020年1月3日 カンボジア・シェムリアップにて
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今日の1枚。熱心にお話してくださるアキラ館長。
※お願い
今回の記事中に事実と異なっている箇所などがありましたら、大変お手数ですがお問い合わせフォームまたはSNSのDMなどでご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いします。
コメント
撤去が50000ってことは埋めたのはさの何倍もあるんだろうね、、、
何日間埋めてたんだろう、、、
(バスはスルー)
アキラさんは自分が埋めたやつ以外にも、カンボジア中の地雷を撤去してる。
アキラさん自身が過去に埋めた数はもっと少ないと思うで。