こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.ハンピ良いとこ一度はおいで
1.ハンピ良いとこ一度はおいで
2022年12月18日のお話
おっはよーございまーっす!
本日よりハンピを観光していきますよっと。
の前に、観光客向けのこじゃレストランにて朝食をば。
にゃーん。
子猫が2匹じゃれ合っててきゃわいい。
・・・オーダーしてから30分くらい経ってるんですがたぶんこの辺はそんなもんなんでしょう。気長に待ちますよっと。
トースト、ゆで卵、ポテト、ラッシーの朝食セット
200ルピー(約340円)。ちょっとお高い気がしますね。
まぁでもこれは場所代です。
非常にのんびりした落ち着いた空間で、パソコン持ち込んで作業などもさせてもらいました。
おやつのフライドポテト。
カレー味から逃れたくて頼んだのにマサラが振りかけられてました。
なんでそんな嫌がらせみたいなことするんでしょうかインド。
さて、それでは満を持してハンピを観光していきます。
その前にハンピについて少々。
歩き方先生より抜粋したり編集したり簡単にまとめました。
ハンピは14世紀から16世紀にかけて南インド全域にわたって繁栄を極めたヴィジャヤナガル王国の都で、イスラーム勢力に破壊されて以降は廃墟と化し、現在では荒涼とした巨岩群に遺跡が点在するだけの小さな村となっている。
昨日お見せしたこのような奇岩がごろごろする景色が広がる不思議な村、それがハンピです。
1986年に世界遺産に登録されましたが、アクセスが良くないこともあり観光地化がそれほど進んでいない穴場スポットということで比較的時間がある旅行者にじわじわ人気が出てきているのだとか。
早速やって来ましたは「ヴィルーパークシャ寺院」
村の中からならどこでも見える巨大な塔門が目立つ寺院です。
立派な塔門。
例によって靴は脱がなくてはいけないのでこの預かり所に預けます。
・・・のですが管理がずさんそうに見えたので、持ってたビニール袋に靴を入れてバックの中に入れて自分で持ち歩くことにしました。
寺院内部。
う~ん。ビジュアル的には特筆すべきものはありません。
インドで普通に見られるヒンドゥー遺跡ですね。
これより先、カメラ有料でした。500ルピー(約850円)だったかな?
そこまでのものでもないかなと思ったのでここからはカメラもバックにしまいます。
・・・まぁスマホで撮るんですけどねw
カメラ持ち込みは有料でNGですがスマホはOKだと都合よく解釈させてもらいました。
まわりのインド人も当たり前のようにスマホでパシャパシャやってますし警備員に怒られる気配もありませんので大丈夫っしょw
寺院内部奥の方。
むむむ・・・これはなかなか・・・
ふむ。この天井絵、なかなか素晴らしいですね。
先ほど特筆すべきところがない普通のヒンディー遺跡だと申したばかりですが、想像以上に荘厳な神殿造りと細かいレリーフ群に驚いております。
寺院内部ではバラモンによる儀式も。
寺院最奥が混んでます。
いちおう列に並んで行っては見たのですが写真がなく何があったか覚えてません。
たしかシヴァ神のリンガだったような気がします。
またまたバラモンさん。
壺の中の水を参拝客の手のひらに撒き、参拝客は水をもらうと頭に振りかけていました。
ヴィルーパークシャ寺院終了。
その隣にある丘に登ってみます。
柱と屋根だけの小規模な遺跡が点々と残されています。
すごいですね。巨大な岩がゴロゴロと。
中にはいったいどういうバランスで留まってるのかと思うほど不安定そうに見える岩もあります。
ていうか今立っているここ自体も巨大な一枚岩ですよね。どうなってんだこの場所。
巨岩の上に巨岩の上に巨岩の上に神殿遺跡。
なぜそこに造ろうと思ったのでしょうか。
比較的まともな場所にある神殿遺跡。
丘の上からの景色。
あの塔門はさっき訪れたヴィルーパークシャ寺院です。
盛大にガスってますが遠くに見える岩山。
すっご。ちょっとしたことで崩れ落ちそう。
ほんと、この地形自体一体どうやったらできるんでしょう。
ヒンドゥーの言い伝えによると、ハヌマーン神が怒って岩を投げ散らかしてこんな巨岩だらけの大地になったとのことですが地学的にはどういうプロセスでこうなったのか気になるところです。
村を適当に散策中。
牛~
川~
お昼はチベット料理のトゥクパ。野菜スープの麺料理です。
インドにはチョウミンという焼きそばみたいな麺料理はありますが、なぜかスープにひたった麺料理がないんですよね。
ずっと食べたいと思ってたところ久しぶりに見かけて即注文しました。
100ルピー(約170円)
村から少し歩いてヤシの木やバナナの木が密生する場所へ。
う~ん、のどか。
ちょこちょこ点在する風の遺跡たち。
このレベルの遺跡が特段名前つけられることなく佇んでいます。
これはハヌマーンさんではないですよね?
たぶん初めて見る神様です。昔人気があったけど今はそうでもなくなった神様かもしれません。
こちらはガネーシャさん。
現代でも大人気の神様ですね。
ハンピの子どもたち。
明らかに興味深そうにこちらの様子を伺ってましたので「写真撮っていい?」とカメラ向けると堰を切ったようにはしゃいで質問攻めにされました。
ハンピは観光地で外国人もそこそこ多いはずですが、子どもたちは観光客スレすることなく本当に無邪気ですね。癒されます。
村の東にある岩山「マタンガヒル」に登ってみます。
夕焼けが綺麗とのことです。
中腹からの眺め。
岩ゴロゴロ方面。
ヤシの木密生方面。
あの岩山の積み上がり方半端ない。
村&寺院方面。
あの寺院はさっき行ってきたヴィルーパークシャ寺院です。
途中、岩に彫ってあるだけの階段を通過します。
足を滑らせたら転落しそうで非常に怖いです。
猿に見守られながら通過。
ここを通れというのか・・・??
(左側絶壁&道狭&傾斜&滑りそう)
この上にさらに寺院もあるのですが(どうやって建てた!?)、ちょっとここを通る勇気がないのでここで断念します。
全員が写真に写っている彼みたいに腰が引けてしまいます。
頂上からではありませんがここからの景色だって充分に・・・
・・・ぜ・・・絶景(´Д`)
見渡す限り岩が散りばめられている大地。
夕陽に照らされた岩がオレンジ色に輝いて美しい・・・
絶景あるあるですが、写真だとこの風景のすばらしさのひとかけらしか伝えられないですね。
写真だとどうしても奥行き感やパノラマ感、それから細部のディテールが伝わりづらいので。
本当にいったいどうやってこんな地形ができたんでしょう。
神様ないしは巨人がお遊びで積み上げたとしか思えないほど面白い地形です。
再び村&寺院方面。
盛大にガスってますがこの霞みがなければさらに美しい景色だったでしょうね。
悔やまれます。
見てみたかった。
霞み一つない最高のコンディションのハンピを。
ガスってる影響で夕陽じたいはそこまで。
冒頭の説明の通り、ハンピは14世紀から16世紀にかけて南インド全域にわたって繁栄を極めたヴィジャヤナガル王国の都だった場所です。
ヴィジャヤナガル王国はなんでこんな岩だらけの場所を王都に選んだんでしょうね。非常識ささえある岩の散乱具合に神聖さを感じたんでしょうかね。
そして、広大な南インドを支配していたということは、ヴィジャヤナガル王国は決して小さな国ではなかったはずです。ハンピに残された寺院や遺跡を見るとむしろかなり強大な国だったのではと思います。
そんなかつて強国の都だった場所ですら現在では若干の観光産業を残すだけのへんぴな村になっているという事実に諸行無常を覚えたのでした。
・・・・・・
以上、ハンピでした。
訪れた旅人誰もが絶賛するハンピですがぼくも賛成です。ぜひ他の旅人に勧めたいと思います。
アクセスは悪いですがそれゆえののどかさ、適度に観光地化された居心地の良さ、まだ観光地スレしていない人たち、そしてもちろん景色の美しさなどなど・・・
ハンピの魅力はそんな複数の要素の集まりだと思います。
南インドに行かれる方はぜひ旅程に余裕を持ってハンピでのんびりしてみてはいかがでしょうか。とてもおすすめの場所です。
今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきダンニャワードでした!
2022年12月18日 インド・ハンピにて
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