こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.驚愕(゚∀。)!エローラ遺跡!
1.驚愕(゚∀。)!エローラ遺跡!
2022年12月23日のお話
ナマステー!
本日は昨日のアジャンター遺跡に引き続き、アウランガーバード近郊の2大遺跡のもう一方「エローラ遺跡」へと参りたいと思います。
そしてこのエローラ遺跡、何を隠そうインドでも屈指の激ヤバ遺跡と評判なのであります。
国そのものが激ヤバなのにその中で屈指の激ヤバ度とは一体何がどうなるレベルなんでしょうかね。大変楽しみです。
昨日同様、出発はバス停から。
の前に、すみません。
先に鉄道駅の方に寄ります。明日次の街に行くための足を早めに確保しておきたいのです。
アウランガーバード駅。
無事チケット確保~。
空き席の関係で無駄にハイグレードな3A(エアコン有り)クラスで2,475ルピー(約4,200円)と想定の倍くらいもしてしまいました。
でも移動の目処が立たない宙ぶらりんな状態がいちばん精神衛生上よろしくないのでひとまずこれで良し!
では遺跡観光行ってきます(゚∀゚)!
エローラ遺跡は昨日のアジャンターと違って比較的近いので公共バスが頻発しています。
40分くらいの乗車で運賃は45ルピー(約77円)。
本日のバス。
\バスが来たぞぉぉぉーーー!/
\うぉぉおぉぉおぉーーー!/
・・・本日も異常なし(^ω^)!
走行ちう。
エローラ遺跡に到着。
あたりはこれまで何度も見てきた、インド人に人気の観光地といった雰囲気。
ちょうど12時なので先にお昼いただいちゃいましょう。
最近登場回数多すぎな気もするマギー。おいしいの。60ルピー(約100円)
もう一品。ベジチーズバーガー。80ルピー(約130円)
それではいざ!エローラ遺跡!観光していきましょう(゚∀゚)!
ぐっ…(´Д`)入場ゲートが狭いなぁ(´Д`)
長い間インド人に揉まれてようやくたどり着きましたが入場にトークンが必要みたいです。
それをここで買えると思ってたんですが…?
と思ってたらちょっと戻ったところにチケット売り場がありました。
ぼくが見逃しただけですがちょっとわかりづらい場所に置いてるインドも悪いと思うの。
昨日に引き続き外国人入場料600ルピー(約1,020円)
なおインド人は40ルピー(^ω^)
もはやインドの外国人料金は仕方ないと思ってなすが、ただ節操なく高くするだけじゃなくもう少し優遇措置とか取ってくれたらいいのにねぇ。例えば外国人専用窓口作るとか。このインド人の海の中に並ぶだけでもけっこう疲れちゃうんですが。
とか思ってた矢先に係員に肩を叩かれ、外国人はこっちでチケット買えるぞと一番前に通してもらえました。
あまりのタイムリーさに驚いちゃいました。
そして高い分、外国人が並ばなくてもいいような優遇措置もいちおうあるんですね。
入場料を払ってトークンげとー。
エローラ遺跡、こんな感じになっています。
入り口から入ると、地図上の下から上にかけて第1窟~第34窟まで並んでいます。
その内、30~34窟までは1kmくらい離れているみたいですね。
入口から入って正面の最も目立つ場所に最大の見どころである第16窟が配置されてるみたいですが(写真の奥)、なんかそれだとインド観光局の手のひらで転がされてるようで癪ですので、今回は第1窟から順番に見ていくことにします。
広い敷地を歩いて第1窟に移動中。
その第1窟は食糧を備蓄する倉庫として使われてたようでビジュアル的には地味でした。
続いて第2窟。
柱や仏像の数々が並びます。
第5窟。
幅18m、奥行き36mというエローラ最大の空間を持つ僧院で講堂として使われていたようです。
前回のアジャンター遺跡と同様に、ここエローラ遺跡も一つの岩場からノミとトンカチだけで掘った場所です。この空間を手作業だけで掘ろうとすると大変な労力が必要だということが容易に想像できますね。
第10窟。
ここだけ他の場所と違い土足禁止でした。
中はエローラ唯一のチャイティヤ(塔院)窟。
前回のアジャンターでも似たような構造の窟がありましたね。
ストゥーパの代わりにすでに仏像が現れていますので、制作はアジャンターでいう後期(5世紀)以降だとわかりますね。ちなみにこの窟は7世紀の制作らしいです。
一部未完成状態の壁画も残されており作業工程がうかがえます。
まさかの2階建て構造。
同じこと何度も言って恐縮なのですが、ただの岩場から2階建て構造の建築を掘るってどういう頭してたんでしょうね。現代でノミとトンカチ渡されて同じことできる人っているんですかね。
ブッダ?
隣に若い女性を連れてるってことは王子時代の様子でしょうか。
第12窟。
3階建てで学校やアパートのように見えますね。
僧侶が暮らすための部屋が一つづつ並んでいるだけと思いましたが大間違いでした。
それぞれのフロアに講堂のような大きな空間が広がっていました。
仏像やレリーフのクオリティも素晴らしいの一言。
ちなみに前回のアジャンター遺跡同様、ここエローラ遺跡にも多くのインド人中高生が来ておりセルフィー攻撃の嵐でした。
おっさんからセルフィーを求められても「うんこと撮ってろ」と吐き捨てるだけのにしきよさんですが学生からの頼みには極力対応するようにしています。
担任「すまんが生徒たちと写真を撮ってやってくれんか?」
ぼく「はいはい。お安いご用ですよ~」(パシャ)
担任「どうもありがとう。ついでなんじゃがワシともセルフィーいいかな?」
てめぇ初めからそれが目当てだろ(^ω^)
みたいなことはありましたが。
生徒たちの前でニコニコ愛想振りまいた手前、担任だけに失礼な物言いはできませんので不本意ながら生徒をダシに使う汚いおっさんともセルフィーしてしまったのでした。無念。
・・・すみません。脱線しました。
さて、第1窟から順番に上がって来て、いよいよエローラ遺跡最大の見どころ、第16窟を見ていきますよ~フゥゥーーッ(゚∀゚)!
あれが第16窟、別名カイラーサナータ寺院!
人の数が他の窟とは別次元です。
こ、これは… (゚Д゚)!
しゅ(゚Д゚)、
しゅ(゚Д゚)、
しゅごしゅぎぃぃ━━━━(゚∀。)━━━━っっ!!!
な、何ということでしょうか(゚∀。)!!
巨大な空間に建造物、そして彫刻・レリーフの数々!
本当に同じこと何度も繰り返して申し訳ない!
くどいようですが、これ全部一つの岩からノミとトンカチだけで掘ったものですからね!?
これだけ巨大なものを掘るのに一体全体どれほどの計画性と労力が必要だったか!
そしてこの寺院、なんと中に入れます!
やばすぎでしょ!
寺院の形に掘り出すのでは飽き足らずその寺院の内部に空間までくり抜くとは!
驚愕!まさに驚愕という言葉がふさわしい!
頭おかしい(゚∀。)!
頭おかしすぎるぜインド人(゚∀。)!
歩き方先生によりますと、このカイラーサナータ寺院は756年に作られ始め、完成までに1世紀以上を要したようです。
当時の平均寿命が30歳前後らしいので数世代にわたる大事業ですね。
100年ですよ!100年!
なぜ作ろうと思ったのか、なぜ作れたのか、人間の持つ無限の可能性を感じずにはいられません。
歩き方先生はその説明文の中でこの寺院を「怪物」と評していました。
先生がそのような強い表現を使うのってあまりないですね。
某キングダム漫画においては露ほどの値打ちもない怪物という評価ですが、歩き方先生が使うとすごみがありますね。そして個人的にはその評価は妥当かと存じます。
エローラ遺跡に関する歩き方先生の引用をもう一文。
「8世紀の中頃、石工たちが岩肌をノミで削り始めた。それからおよそ100年、デカン高原に途切れることなく響き続けた岩を削る音が止まったとき、そこにあったのはシヴァ神を祀る祠でも、何万もの彫刻が施された寺院でもなかった。それは奇跡そのものだった。」
それは奇跡そのものだった・・・
ガイドブックがそんなポエムみたいな表現していいのでしょうか。
この文書き上げた人絶対ドヤ顔でペン置いたんでしょうね。
とまぁ、いつになくポエムチックな歩き方先生に突っ込みを入れつつも、この遺跡が奇跡であるということには賛成です。
「文明がどんどん進歩し、機械の力でどんな巨大な建造物ができても、カイラーサナータの偉大さには及ばない。」
「カイラーサナータは人間の力の大きさを示し、人間の能力に際限がないことを教えている。」
どちらもその通りだと思います。
この遺跡は人間のもつ底なしの可能性を教えてくれているとまさに同じことを思いました。
インドを称賛するのはポリシーに反するようで何やら気色悪いですがここは素直に素晴らしい!の一言ですね。
ちなみに、遺跡の全体像を撮るべく崖の上にポニョりたかったのですが、転落防止のため登ることはできませんでした。
まぁそれ許可したら絶対セルフィー中に落っこちるインド人が続出しそうなのでさもありなんです。
代わりと言ってはなんですがネットから拝借した画像を乗っけておきます。
岩壁をくり抜いている様子がわかりやすいですね。
という感じのエローラ遺跡でした!
(ちなみに、17~29窟も見たのですが、全部紹介していくとブログ的にかなり冗長になってしまいますので思い切ってカット、また30~34窟はやや遠くなりますのでそもそも行きませんでした。)
南インドの旅はここまで!長らくお付き合いいただきありがとうございました。
1ヵ月、長いようで短いようで長かったですね笑
南インドは北インドと比較してきれいで、人も気候もゆったりしてた印象でした。
当初は来る予定なかったけどせっかくなんで旅できてよかったです。
次回は電車にて再びデリーに戻りますよっと!
今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきダンニャワードでした!
2022年12月23日 インド・エローラ遺跡にて
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