こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1. ブッダガヤ到着
2. ブッダが悟りを開いた地で煩悩が離れない
3. スジャータ村
1. ブッダガヤ到着
2022年9月29日のお話
おはようございまーす(小声)
現在朝の4時半、ガヤ駅に到着しました。
ガヤ自体は単なる通過地点でして、ここから15km程南下したプッダガヤに向かいたいと思います。
ただまだ暗いので明るくなるまでは駅で待たせてもらいましょう。
家族でお寝んねインド人。
実にインド。でもこの光景けっこう安心できるんよね。
アッパークラス専用の待合室。
アッパークラスの定義がわかりませんがエアコンクラスのチケット持ってるから大丈夫っしょ。
ちなチケット確認はなし。
複数ある売店は元気に稼働してます。
一部店主が寝てるとこもあり。
あちちっ!チャイがあちぃ!
ん〜、でもおいちい…(´Д`)
朝食代わりのクッキー40ルピー(約80円)とチャイ10ルピー(約20円)。
だんだん明るくなってきましたね。
そろそろ行きましょう!
ブッダガヤへ行くのは簡単です。
駅を一歩出るとリクシャー(小回りのきくバイクタクシー。東南アジアではトゥクトゥクと呼ぶ)のおっちゃんたちが目を光らせて待っていますので。
おっちゃん「ブッダガヤ600ルピー!ノープロブレム!」
ぼく「高いよ!」
初め600だった値段は次の瞬間400に。
結局200ルピー(約400円)で手打ちとなりました。
本当は乗り合いリキシャーなら50くらいで行けるんでしょうが見つかりませんでした。
もっと安く行く手段があるので癪ですがそれでもそんなに高くはありませんしフル装備で動いて疲れるのも嫌なのでまぁいいとしましょう。
ブッダガヤへの道中の景色です。
コルカタとは打って変わってのどかな田舎ですね。こっちのほうが好きです。
宿泊はこちら「Beauty GuestHouse」
家族経営の居心地の良い宿です。
ツインルーム一泊300ルピー(約600円)
安くて助かる~
牛さーん(*´∀`*)
何気にインドで初登場?コルカタでは見なかったような気がします。
近くのレストランで昼食。
エッグカリー80ルピー(約160円)。ライスは別で60ルピー(約120円)。
味の方ですが・・・おいしいんでしょうがちょっとまだインド料理の辛さには慣れません。いつかはおいしく感じれたらいいのですがそんな日は来るのでしょうか。
ところでこれメニューですがちょっと興味深いです。
カリーはカリーでもチキンカリーやマトンカリーはエッグカリーよりもずっと高額です。
肉が貴重な食材であることがわかります。
個人的には卵のほうが安い上においしいので好みです。
ご飯が多すぎたのでテイクアウトさせてもらいました。インドではライス系頼むと食べきれないほど出てきます。半分でいいのよもったいないじゃない。
さて、本日は移動しかしてませんがもう休みます!
コルカタの詐欺師から逃れるのにここまであまり精神に余裕がなくてですね。
無事逃げ切れたことで安堵してどっと疲れが出ちゃいました。
というわけでちょっとばかしブログも書きつつ、
爆美味マンゴーラッシー35ルピー(約70円)
2. ブッダが悟りを開いた地で煩悩が離れない
2022年9月30日のお話
おっはよーございまーっす!
おかげさまで久しぶりにゆっくり眠れたような気がします。心なしか体が軽いです。
さぁさぁ本日も元気に参りましょう。
本日は「マハーボディー寺院」という場所に行ってきます。ここは我らが仏教の教祖様ブッダが悟りを開いたとされる場所です。今ひとつピンとこないかもしれませんが仏教ファンにとってはクッッッッッッソ重要な聖地です。聖地中の聖地ですマジで。
そしてわたくし、決して仏教ガチ勢ではありませんがそれなりにブッダの説く智慧というものに興味がありまして。
ブッダが悟りを開いたというこの地で、ぼく自身もまた悟りの境地の何たるかをほんの少しでも掴めたらいいなぁという次第です。
マハーボディー寺院の場所はここ。ブッダガヤ自体がこの寺院のためにあるような町ですね。
出陣前に朝ごはんをいただきましょう。
ブッダガヤは小さい町ですが少ないながら感じのいいカフェがあります。
「Be Happy Cafe」
いい感じのカフェですね。
クーラー効いてますしネットも使えます。
えぇ・・・これで300ルピー(約600円)もしたんですが・・・( ;∀;)
高すぎんだろおい。
特にミルクティー!お前だよお前!
なに170ルピーもしちゃってんの?自分の立場わかってる?外で飲んだら10ルピーだからな?おぉん?
いやメニュー見て退店すればよかったのですが値段見て尻尾巻いて逃げるのとか恥ずかしくてできませんでした。1品だけ頼むのも。
朝食に600円・・・
今泊まってる宿一泊分と同じですよ朝食ごときが・・・
この怒りはどこにぶつければいいのでしょうか。
あまりに高すぎる朝食の怒りを飲み込んでやってきました。マハーボディー寺院。
スマホの持ち込みは禁止なのでここで預かってもらいます。無料です。
入場料自体は無料ですがカメラを持ち込む場合は種類に応じてお金がかかります。
ぼくは100ルピー(約200円)ですね。
靴も脱いで〜
厳重なセキュリティを通過して入っていきます。
はい!これがマハーボディー寺院!
寺院内部はこんな感じ。
ブッダ像が置かれており、僧侶がお経をあげています。
しばし僧侶と同じように座り込んでみます。
ブッダ様のご尊顔。
すべてを包み込むかのような御眼。
落ち着くんご。
そもそも仏教発祥の地がインドって知ってました?中国だと思ってる人も多いんじゃないでしょうか。
そして重要なことなのですが、このスポットのメインは寺院ではなくこちらです。
この菩提樹(ぼだいじゅ)こそ今からおよそ2500年前にブッダが悟りを開いたとされるまさにその場所!
くぅ〜たまんねぇ〜(゚Д゚)!
柵の中の金の台座が見えますか?
ブッダはそこに座って瞑想を続け悟りを開くにいたったとのことです。
花のお供え物。
柵があることからわかりますが菩提樹に触れることは堅く禁止されています。
伸びて低いところまで降りてきている枝に背伸びして触ろうとしたのですが割りとガチ目に怒られました。
ひらっ。
菩提樹の葉っぱゲットーーーっ!
うぉーーーやったぜーーーっ(゚Д゚)!!
クンカクンカ(´Д`)
この菩提樹の葉っぱ、落ちた瞬間からインド人による争奪戦が繰り広げられます。
周囲には他にも立派な樹がいくつか。
ん?ガネーシャ!?(ヒンドゥーの神様)
そういえば今朝宿のオーナーが「仏教とヒンドゥー教は同じだ」って言ってた気がします。
確かヒンドゥー教では、ブッダだってビシュヌ(ヒンドゥーの最高神の一人)の化身って扱いですし、インド人的には仏教もヒンドゥー教もマジで区別ないのかもしれないですね。
仏教僧とヒンドゥー聖者、まみえる。
読経してる僧に混じってぼくもしばらく座り込んでみました。
ここで仏教が始まり世界中に広がったことを空想すると何だか不思議な気分です。
テントを張って長時間瞑想に励む僧もいますね。
ただ座っているだけですが心が洗われる気分です。
1時間位ここでのんびりぼーっとしてました。
最初は素足で気持ち悪かったですがブッダもまた素足でこの地を歩いていたかもと思うと何だか大地からパワーが得られる気がします。
スピリチュアルなこと書くと引かれそうなのでこの辺にしときますが。
・・・・・・
しばらく座っていると、12時ちょうどにボランティアらしき人からお弁当を手渡されました。
驚いてとっさにノーサンキューと断ってしまったのですがどうやら修行者に無料で配ってるようですね。ぼくただの観光客ですけど。
あーせっかくなんでもらっておけばよかったですねー。いえ、タダメシうまー(゚Д゚)というわけではなく、もっと純粋に慈悲の精神に触れたかったという意味ですよ。
・・・・・・
いや~本当に心洗われるいい場所です。
こんな穏やかな場所にいると今朝の朝食が600円もしたことなんて小さなことに思えてくるかボケィ(゚Д゚)!!
ブッダが悟りを開いたという場所まで来て、朝食600円の後悔が頭から離れません。
ぼくの悟りは遠そうです。
3. スジャータ村
続いて向かうのは「スジャータ村」
スジャータ村の説明をするために、ブッダが悟りを開くに至るまでの経緯を簡単に説明させてください。
ブッダは前正覚山という岩山で断食を含む苦行を6年間にわたって行う(@前正覚山)。骨と皮だけになるほどの厳しい苦行を積むが結局悟りを開けなかった。
↓
苦行では悟りを開けないとわかったブッダは下山する。そこでスジャータという名の村娘からミルク粥を与えられ体力を回復する(@スジャータ村)。
↓
その後川を越え、菩提樹の下で瞑想を続け悟りに至る(@マハーボディー寺院)
といった感じです。
時間とお金に余裕があるなら
前正覚山➔スジャータ村➔マハーボディー寺院
とブッダが悟りを開くに至るまでの時系列順で訪れるのがいいようです。
ちょっと遠いので前正覚山はスキップさせてもらい、徒歩でも行けるスジャータ村だけ行かせてもらいます。
スジャータ村の場所ココです。
バイクやオートリクシャで行くのをおすすめされますが、徒歩でも30分くらいで行けます。
川にかけられたこの橋を渡っていきます。
あの遠くに見える岩山が「前正覚山(ぜんしょうがくさん)」
ブッダが苦行を6年間行い結局悟りを得られなかったという場所ですね。
スジャータ村への道中。
非常にのどかな場所です。
牛糞干してる。
燃料として使えると聞いたことあります。
建築材としても?
本日のおやつ。揚げたてサモサ1つ10ルピー(約20円)。
2つ買いました。インド料理の辛さは正直苦手ですがまだこれはいけます。
学校帰りの中学生かな?
写真撮ってと声かけてくれました。
スジャータ寺院に着きました。
ミルク粥の供与を受けるブッダの像。
この像が置いてあるだけのごく小さい寺院です。
スジャータ村はほんとにこれだけです。
豪華な何かとかは求めずに、ブッダの足跡とのどかな村の景色を楽しむつもりで行くといいと思います。
ところで余談ですが・・・
スジャータ村への観光の途中、インド人から声をかけられましてね。
NPOの運営している小学校が近くにあるからぜひ見ていってほしいと言われたんですよ。
ちょっと怪しく感じて断ったのですが、それでもどうしても、本当に見るだけで構わないとのことなのでその学校に寄ってみることにしました。
教室。非常に簡素な設備です。
カメラの設定で明るく撮ってますが教室内は電球1つで暗いです。
子どもたちは観光客の訪問に慣れているようで、あいさつしたらしっかりと返してくれました。
10分くらいで一通り教室を見せてもらった後、学校についての説明もされました。
・日本人のSさん(伏せます)が始めた学校であること
・親のいない子供たちに教育の機会を提供しているということ
・多くの観光客が来て生徒たちとふれあっているということ(写真も多く本当のことなのだと思います)
・今はコロナで観光客が来ないので先生の給料も子供たちの給食も出せない状態であるということ
などなど。
その後、学校運営のために、どんなに少額でもいいからいくらか寄付してくれないかと求められました。
頼んで連れてきてくれと言ったわけでもないので断ってもよかったのですが、
それでも親のいない子供たちに教育を提供しているという部分は賛同できますので、
ほんの心ばかりと100ルピー(約200円)だけ寄付を申し出ました。
すると、金額が少なすぎると激怒され受け取りを拒否されました。
(激怒したのはガイド)
あなたは恵まれない子供たちに教育を与えたいと思わないのか?
あなたはこうして旅行できるほどに豊かなのに、たったの100ルピーしか出さないとはどういうことか?あなたには心がないのか?
とのことです。
まぁ確かに学校運営を援助するための資金としてはあまりに少額ですが、そもそも断ったのに無理やり連れてこられたわけですしねぇ・・・
後で宿のオーナーに聞いたところによると、観光客から寄付されたお金のうちの半分を学校に連れて行った(自称)ガイドが受け取る仕組みのようです。
NPOも学校もそれ自体はしっかりしたものだと思うのですが、こういう資金の集め方というのはどう考えているのでしょうか。グレーなやり方だと認識した上で黙認しているのでしょうか。それともSさんはコロナで帰国したままずいぶん戻ってないと言っていたので、苦肉の資金集めのためにSさんの関与しないところで勝手に始められたことなのでしょうか。
一部彼らの主張もわからんではありません。
確かにぼくはこの学校の子供たちよりはるかに豊かです。
それこそ彼らの言うように外国を旅行できるほどに。
それは決してぼくが優れているからではなく、ぼくがたまたま日本という豊かな国に生まれ十分な教育を受けられたからです。
たまたま運よく豊かな国に生まれ、豊かな生活を享受してきた人間として、100ドルでもせめて10ドルだけでも気前よく支援してあげても良かったのかなぁ~と後になって思わないでもないです。
いずれにせよ、いくらか嫌な思いをしたNPO学校訪問となりました。
もうインド人ほんとイヤ・・・
今回の投稿は以上です。
最後まで読んでいただきダンニャワードでした。
2022年9月30日 インド・ブッダガヤにて
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