こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1.サグレスへ
2.ユーラシア最果ての地、サグレス
3.最後の夕陽
1.サグレスへ
2023年4月10日のお話
オラー(゚∀゚)!
おはようございます!
そういえばポルトガル語でも「こんにちは」は「オラ」なんですね。
スペイン語と同じです。
でも「ありがとう」は「グラシアス(スペイン語)」と「オブリガード(ポルトガル語)」で違うみたいです。
はい!バスターミナルです。
本日はついにヨーロッパ最後の目的地「サグレス」に向かっていきます。
ヨーロッパ旅、ひいてはユーラシア縦断旅の最終地点です。本日もよろしくお付き合いください。
ところで若干ポルトガルのバスターミナルがインドのそれを彷彿とさせます。
いやさすがにそれはポルトガルに失礼か。でもなんか似てるんですよね。
わちゃわちゃ感?構造?とも臭い?
もしかしたら、勝手に案内してお金せびってくる野郎にさっき久々に合ったからかもしれません。
なお、ちょっと嬉しかったのは秘密です。(ヨーロッパにはあんまいないので)
ばいばい!リスボン!
綺麗ないい街だったぜ!
本日のバスの隣の席、やたら恰幅のいいマダムで正直窮屈でしたが「体大きくてごめんねぇ(´・∀・`)」みたいにしきりに気にかけてる感じなのでぜんぜん許せます。
バスはポルトガルの平野を走っていき、
日が沈む手前頃、サグレスに到着しました。
サグレス、ここです。
ポルトガルの最南西。
大西洋。
見ていきたいところですが先に宿にチェックインしちゃいましょう。
サグレスの街並。
てくてく。
バス停から宿までは5分ほど歩きます。
日が沈む~
本日の宿「Sagres Natura」
宿の紹介は明日。
本日の夕食。
ヨーロッパには日本のカップ麺が全くなくて「日清仕事しろ」と常々思っておりましたが一応あるっちゃあるんですね。
値段忘れちゃいました。確か2ユーロ(約290円)とか。
さて、本日はもう寝ます。
明日はサグレスを思いっきり観光していきます。
お休みなさ~い。
2.ユーラシア最果ての地、サグレス
2023年4月11日のお話
おっはよーございまーっす!
翌日です。
こんなところに泊まっていました。
ドミトリー1泊20ユーロ(約2,900円)
たっぷり共有スペース。
ヤシの木が素敵。
室内共有スペースにキッチンも完備。
サグレス、何もない町と思っていましたがサーフィンではけっこう有名なようでここもサーファー向けの宿みたいです。
にゃんこも完備。
なかなか居心地よいいい宿です。
てかこの町自体がすごい居心地いいです。
のんびりしつつも、
家々は真っ白綺麗でおしゃれ。
サトウキビじゃないですが沖縄に雰囲気似てます。
サグレスの町をぶらぶら中。
数時間もあれば隅から隅まで見きれるくらい小さい町です。
カモメさんこんにちは。
海遊び用の売店も。
小規模ですがスーパーもありました。
サグレスビールがまさかの2ユーロでびっくり。
リスボンで同じのが0.59ユーロでしたよ。
海の方へ向かいましょう。
おー、水面キラキラ。
大変綺麗です。
青が映える。
ビーチにやって来ました。
やっぱり場所的に来にくいんでしょうね。
ビーチも海もこんなに綺麗なのにほとんど人がいません。
わんこはいる。
風が心地いいです。
ぜんぜんベタベタしてないんですね。
静かすぎて波の音しか聞こえません。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
やばいです。
はやくも感動しちゃってます。
マレーシアのタンジュン岬から始めたユーラシア横断の旅。
東南アジア、インド、中東、ヨーロッパと辿ってきてここが最終地点です。
盛大に祝うようなモニュメントなどはありませんが、それはそれで乙ではありませんか。
感無量です。
は(゚Д゚)!
いかんいかん(゚Д゚)!
ここはまだ単なるビーチ。
ここからも見えてるあの岬をもってユーラシア横断完!といたしましょう。
その名もずばりな「サグレス岬」です。
向かいます。
てくてく。
てくてく
絶景なんだよなぁ~。
同じような構図ですみません。
何度でも撮りたくなっちゃうのです。
写真で伝わりますでしょうか。
海が大変綺麗です。
「サグレス砦」
「ヨーロッパはここから始まる!」とのことです。
ぼくにとっては「ヨーロッパはここで終わる」ですけどね。
入場料3ユーロ(約440円)
安くてよかったです。
というのも、
サグレス砦は岬に蓋をするように築かれており、岬に進むにはここを通らないといけないのです。
入場料40ユーロとか言われたらどうしようかとドキドキしてました。
砦の中進んでいきます。
すみませんねぇ、同じような海の写真が続きまして。
ほんとどこを見ても写真映えする景色なんですよ。
釣りをするおっちゃんたちも。
ここ高さ100mはあろうかという断崖なんですが怖くないんでしょうか。
大西洋ぉぉぉーーー٩(゚∀゚)و!!
はるか海の向こうはアメリカだったり、
はたまた向きを変えるとアフリカだったり。
両方いっぺんに仰ぎ見れるのは最南西というポジションゆえですね。
まぁ正確にはここから向こうに見えているあの「サン・ヴィンセンテ岬」がユーラシア大陸の最南西端なのですが。
地図でいうとこんな感じ。
ここからは10数キロ離れており、行く手段は車をチャーターするか歩くのみ。
沢木耕太郎は歩いて行ったみたいですね。
氏はあの場所で海を臨み旅の終わりを決意したそうです(正確には、旅の最終目的地であったロンドンに向かうことを決意する)。
せっかくなのであそこまで行っても良かったのですが、ぼくはここサグレス岬で手打ちとしました。
理由はほんとになんとなくです。強いて言うなら「サン・ヴィンセンテ岬」より「サグレス岬」の方がかっこよかったから、とかそんなレベルです。
サグレス岬の西側は大西洋の波をもろに受けるのか荒々しかったです。
東側は穏やか。
岬が波の勢いを抑えてるんですね。
サグレス岬終了。
いったん宿に戻ります。
この町ホント好き。
もう帰りのバスまで買っちゃったので明日帰りますが、願わくば3,4日滞在したかったです。
何もないですがそれがいい。
穏やかな潮風香る心地よい町。
そんなところです。
ヨーロッパの旅は正直息苦しいことが多かったですが、最後をこの町でというのはなかなか良い締めくくりと言えるかもしれません。
宿着。
お昼は絶品ペペロンチーノ。
あ、自炊です。もうペペロンチーノならそんじょそこらのシェフには負けません。
3.最後の夕陽
夕方になったので再び出かけます。
ユーラシア横断をこの地で見る夕陽で締めくくろうではありませんか。
夕陽~
お(゚∀゚)!
せっかくだからあの岩の上から見たいな。
どうやって登るんだ?
間に合うか?
そばにあった道から意外と簡単に登れました。
たくさんの人が夕陽を見るために集まってますね。
大西洋に沈みゆく夕陽
そしてお供はもちろんこいつ。サグレスビールです。
サグレスでサグレスビール片手に夕陽を見る。コレがやりたかったんですよコレが。
ちなみにサグレスで買ったもの(2ユーロ)ではなくてリスボンで買ってここまで持ってきたやつ(0.59ユーロ)です。
おつまみはこっちで買ったやつです。
あ、やべw
思ってたより沈むの速ぇw
イワシの缶詰、唐辛子味。
激うま。最高のおつまみ。
そして飲むビール
う、うめぇじゃねぇか・・・(´Д`)
ユーラシア最果ての地で、生ハムとビールをチビチビやりながら夕陽を拝む。
なんとも贅沢な時間ではありませんか。
東南アジア、インド、中東、そしてヨーロッパ、いろいろなことがありました。
ここまでの旅路を噛みしめながら最後の夕陽を楽しむとしましょう。
ユーラシア横断の旅、
最後の夕陽が~
落ちる~(´Д`)
落ちました。
・・・・・・
はい、皆様。
これにてヨーロッパ、およびユーラシア横断旅のイベントはすべて終了です。
大変長らくのお付き合いいただきありがとうございました。
以下、ヨーロッパを旅して思ったことを簡単に述べます。
(簡単と言いつつちょっと長くなりますがよろしければお付き合いください。)
前にも少し言いましたが、ヨーロッパは旅というより長期の旅行と言った方がしっくりくるようでぼくには少し合いませんでした。
それでももちろん、世界一周の一部としてヨーロッパを周遊できたのは良かったと思います。
綺麗な街並を見たり美味しい料理を楽しんだりというのももちろんですが、
それ以外にも例えば、西洋の本格的な資本主義社会に身を置いたことで、資本主義とは何か?本当の豊かさとは何か?ということを自分なりに考えたりしました。
ヨーロッパはどこもかしこも物価が高いです。
牛丼やうどんのチェーンはないし百円寿司もありません。
では全ての物が高い社会は豊かだと言えるのでしょうか。
ぼくはそうは思いません。
高いものから安いものまで幅広く自由に選べる社会の方が豊かであると思います。
そう考えると日本は世界で最も豊かな国と言えるのではないでしょうか。
豊かさというものが、社会で最も強い者がどれだけ持てるかという指標だというなら、日本はアメリカやヨーロッパに遠くおよびません。
しかし、弱いものがどれだけ不自由なく暮らせるかという指標であるならば、おそらく日本はアメリカやヨーロッパよりずっと豊かな社会と言えないでしょうか。
本格的な資本主義経済のヨーロッパを旅する中でそんなふうに思いました。
また、(ブログにはあえて書かなかったのですが)なかなかに手厳しい人種差別を受けたりしたことも、今後のぼくの人生で見ると大きな財産になったのではないかと感じています。
変なこと言うようですが、ヨーロッパの旅で得られる最も貴重な経験って、綺麗な街並や美味しい料理なんかではなく、自分が人種差別を受ける側だと気づくことなんじゃないかと思います。
日本人って、自分たちのことを「先進的で他のアジアの国とは一線を画してる」と思ってる人が多いんじゃないかと思います。
東南アジアとかで現地人に横柄な態度を取る日本人は多いです。
でもヨーロッパの人からすると日本人だって他のアジア人と同じなんですよね。
ヨーロッパの多くの国では現在、イスラム教徒や黒人の人口が急増しておりある種社会問題となっています。
ヨーロッパでは人種差別の問題があまりに身近すぎます。
その緊張と軋轢は旅行者の目線で見ても痛いほど感じます。
では外国人が少ない日本では差別がないかと言えばそれは大間違いで、
たとえ同じ日本人であったとしても、
性別、住んでる場所、就いてる仕事などでそこにはいくらでも差別が発生します。
人間って差別しないことには生きていけない生き物なんじゃないかと思わせるほどに。
日本国内であっても、基準が変えれば自分が差別される側になることもあるわけです。
ヨーロッパの旅で、自分が差別される側にまわるという経験は、差別される側の人の気持ちを知れるという意味で、今後の人生でおおいに役立つのではないかと思いました。
以上、ヨーロッパを旅して感じたことでした。
いま一つまとまらず何が言いたい文章かわかりにくかったですね。申し訳ありません。
・・・・・・
さて、沢木耕太郎氏はこの地で旅の終わりを決意したわけですが、ぼくの旅はもうしばらく続きます。
明日のバスでいったんリスボンに戻り、そこから次の国に飛びます。
次の大陸での旅にも引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。
それではまた次回の投稿でお会いしましょう!
次回はポルトガルから次の国に入国するお話です(大変でしたw)!
今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきオブリガードでした!
2023年4月10~11日 ポルトガル・サグレスにて
にしきよWORLD第3章「ヨーロッパ編」 おしまい!
次の大陸での旅も引き続きお付き合いください!
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