#157 ハルシュタットを全力疾走 オーストリア(2)

オーストリア

こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。

今回の出来事です↓
1.ハルシュタットを全力疾走

1.ハルシュタットを全力疾走

2023年3月10日のお話

グーテンターク!(ドイツ語でこんにちは)
ザルツブルクの朝です。

確か早朝6時くらい。
頑張って早起きしました。

と言いますのも、
本日のスケジュール、なかなかにタイトなのです。

今いるのがザルツブルク。
本日は「ハルシュタット」という街を観光し、
ハルシュタットには泊まらずにそのまま首都「ウィーン」へ向かいます。

ハルシュタットこんなところです。(ネットより拝借)
アルプスの美しい湖畔の町として有名なんですよ。
上の写真とか見たことある人も多いんじゃないでしょうか。

本当はハルシュタットに宿泊できれば楽だったんですけどね。
探してみたのですが、観光の街ということでどの宿も100ユーロ以上の超強気プライスだったのであきらめました。

そういうわけでして本日はなかなかの強行です。
「ザルツブルク」➔「ハルシュタット」➔「ウィーン」と無事最後までたどり着けるのでしょうか。お付き合いください。

ザルツブルクの鉄道駅です。
OBBってのはオーストリアの国鉄のことね。

OBBの窓口で昨日予約したチケットについて確認します。
前回みたいに列車乗りそこなうのはもう絶対に勘弁ですので。

これ、昨日予約した「ザルツブルク」➔「ハルシュタット」のチケットの予約画面なのですが、これが本当にわかりにくい!

OBBで予約したので当然鉄道で向かうものだとばかり思っていましたが、チケットには「バス」って書いてあるんですよ。
ドイツ語の正確なニュアンスが読み取れないので宿のスタッフに協力を頼んだんですが、「OBBなら鉄道だろ」とだけ。

「でもここにバスって書いてあるんですよ」
ともう少し食い下がってみたら
「知らね。自分で調べてくれよ。」

みたいな感じで放置されちゃいました。
まぁこれはこのスタッフが冷たいわけじゃなくて、ヨーロッパ圏では自分の仕事外のことについては基本ノータッチなのが普通なので仕方のないことですが。下手にアドバイスして万一間違ってたら責任問題になっちゃいますものね。

で、昨日このチケットを2時間くらいかけて頑張って解読していたのです。
マジでややこしすぎて頭沸騰するかと思いました。

一応、鉄道じゃなくてバスっぽいなというところまではわかったのですが(OBBはメインの鉄道時事業の他にバス事業もやってるっぽい)、このチケット、ぼくの出発地点だけじゃなく始発場所とその始発時間まで情報を乗っけてたりしてどれが自分にとって必要な情報だかさっぱりわからないカオスっぷり。もういろんな情報がとっ散らかってます。意味不明です。

で、念のため少し早めに来てOBBの窓口で自分の理解が正しいかどうか確認したかったというわけです。

結果、やはり鉄道ではなくバスということでした。
バス停は駅のすぐ隣です。

時刻表。
ハルシュタットまでの直通はなく、いったん「Bad Ischl(バッド・イシクル)」というところで乗り換えるみたいですね。

ふぅ、とりあえず良かったです。
事前に調べた通りの交通手段で行けそうです。

それにしてもなんでヨーロッパの鉄道ってこんなにややこしいんでしょう。
ヨーロッパのっていうかオーストリアのってことですが。

予約は事前にしとかないといけないし、1本たりとも前後しちゃいけないし、もちろん乗り過ごしちゃったらアウトだし、案内板わかりにくいし、聞こうにも駅員いないし。
ヨーロッパの鉄道、苦手になっちゃいそうです。

バスまでしばらく余裕あり。
朝っぱらから酔っぱらってるおっさんの図。

このパンめっちゃまずい。
劇甘かつ密度がすごい。一口でおなか一杯になります。

とかなんとかやってたらバスが来ました。

乗っていきましょう。

景色は穏やかな山道へ。

湖水地方ということでたくさんの湖が。
そして湖畔にたたずむ村というのもたくさんあるのですね。
今から行くハルシュタットはその中で最も美しいと有名な場所なのです。

予定通りバッド・イシクルで一度乗り換えた後、

ハルシュタットーーー٩(゚∀゚)و!!

・・・じゃない!どこだよここΣ(゜Д゜)!

ハルシュタットの手前3kmくらいのところで降ろされました。

なんでだよ!
ハルシュタットまで行かないのかよ(゚Д゚)!

とりあえず、

綺麗だなぁ・・・

チョコおいちい・・・(‘ω’)

待ってたらバスが来ました。
OBBとロゴが似てますが関係あるんですかね?

ぼく「このチケットで乗れますか?」
運転手「よくわからんがいいからとりあえず乗れ」
ぼく「(あ、そこは適当なのね)」

・・・・・・

というわけでよくわかりませんが、

ハルシュタットーーー٩(゚∀゚)و!!

良かったです。
最後のバスについては結局よくわかりませんでしたがまぁいいでしょう。

ハルシュタットの街並。

湖きれー。

観光地ですね。

オーストリアの民族衣装でしょうか。
ヨロレイヒー♪と聞こえてきそうな気がします。(スイスか?)

スキーも有名なようで、スキーウェアを着た観光客も多いです。

白鳥きれー。

水めっちゃ透明です。

湖にそそぐアルプスの雪解け水。

観光客の数がすごいですね。
そしてそのほとんどが中国人。9割くらい中国人なんじゃないですかね。
町も中国語だらけ。やはりチャイナマネーは侮れないですね。

たまに日本語も見かけます。
嬉しくなりますね。

さてと、とりあえず、今フル装備で観光どころでがありません。
荷物を預けるロッカールームみたいなのありませんかね。

ありました。
預かり料5ユーロ(約730円)。

無料で預かってくれるという情報もあったのでちょっぴりイタタですがまぁいいでしょう!
これで自由だ٩(゚∀゚)و!

殺人級の荷物から解放されましたので本格的にハルシュタット観光開始です。

今11時くらい。
17時の列車のチケットを予約していますので少し余裕をもって16時までこの町を観光しましょう。

その前に、

帰りに使う鉄道駅は湖の対岸にありまして、そこまでは渡し舟が運航されているみたいです。

直前でチケットを買うのは混むということなので今のうちに買っておきま・・・

冬季運航休止―――(゚∀。)!!

ふぁーー\(^∀^)/――っ!

いや、別に致命的なことではないですけどね。
船で湖を横切るんじゃなくて、バスでぐるっと回って向こう側に行かなければならないというだけです。

今気づいて良かった。
直前に判明しなくて良かった。
16時まで観光の予定だったけど1時間早めて15時までにしよう。

登ります!

山の中腹からいい景色が眺めれる場所があるみたいなのでそこまで行ってみます。
ロープウェイもあるみたいですがそれほど高くないので歩きます。

すでにもういい景色。

下は観光客向けのお店ばかりでしたが、少し上がると生活感もありますね。

これ!面白い(゚∀゚)!
民家に飾ってあったキリスト像ですが、木の枝そのままを使ってますよね。
素晴らしいインスピレーションです。

んん?
通行止め(゚Д゚)??

この先入ったら死の危険ありみたいな警告文でしたが、近くにいたセキュリティーに聞いたら「OK!OK!」ということだったので入っていきます。

登っていきます。
気温は肌寒いくらいですが歩いていると汗ばんでくるいい感じの気温です。
割りとちょこちょことトレッキング客とすれ違いましたので通行止めではなかったようですね。

途中の景色。

街があんなに小さく。

つづら折りを30分くらい登り・・・

ビューポイントに到達です。
「世界遺産の眺め」ですって。

さて、お待たせしました。

見よ!!
これが世界遺産の眺め!!!!

ドン曇り!!

いやわかってましたけどね。
ここまで登ってくる間にも曇ってんなーと思ってました。

残念ですね~
晴れてたらもっときれいだったんでしょうけどね~
まぁ仕方ないです。これも旅です。

ちなみにビューポイントはこのようななかなかスリリングな展望台となっています。

一番小さい子供がギャン泣きしてたんですがさもありなんという感じです。
めっちゃ怖いんですよ。

手を滑らしたらもはや回収不能ですのでスマホ持つ手も震えます。

展望台のすぐ隣にはレストランがあり、素晴らしい景色を眺めながらお食事もできるようです。
すごく高かったのですぐに退散しましたが。

ちなみにロープウェイはいくらだったんでしょうかね。

片道12ユーロ(約1,740円)!
往復22ユーロ(約3,200円)!

しびれます。
さすが金持ちの国オーストリア。

少しだけ展望部屋で座って休憩させてもらい(無料WiFiもありました)、

降りていきましょう。

ちょっと晴れてきましたねw
どうせなら上にいるときに晴れてほしかったw

ちょろっとだけですが青空も顔を見せてくれました。

山の上よりもこの辺くらいからの景色の方がいい気がしますね。

はい、町に戻ってきました。

さっきから目立ってたこの教会にも入ってみます。

この教会です。
ハルシュタットでもよく目立つ、街のシンボル的な教会でしょうか。

中はいたって普通。

豪華な装飾などはない小さな町の教会といった趣。
バチカンなどの豪華絢爛な大聖堂も見ごたえありますがこういう小さな教会もいいですね。

この眺めがまさに「ハルシュタット!」というアングルですね。

おなか空いたーー(゚∀゚)

ハルシュタット、そこそこ楽しませてもらいましたのでお昼はここでお金落としていきます。にしきよさんの流儀です。

左のケバブが6.5ユーロ(約940円)とお手頃だったのでこれにします。

ほんとは右のシュニッツェルも気になりましたが12.9ユーロ(約1,870円)としびれる値段なのでパスしました。
ただこの屋台は安い方です。周りのレストランでは20ユーロ(約2,900円)とかしますからね。

ケバブーー(゚∀゚)

そういえば屋台のおっちゃんがトルコ人でした。
最初はトルコ人とヨーロッパ系白人の見分けなんてつきませんでしたが、最近は不思議とわかるようになってきました。(まぁトルコ料理の屋台やってたというのもありますが)

「メルハバ!(こんにちは)」
「テルキシュエデリム!(ありがとう)」
と言うとめっちゃ笑顔で返してくれます。

湖見ながらいただきましょう。

ケバブにまさかのソースがなかったのでバックに潜ませていたいつぞやのケチャップを引っ張り出してきました。

これどこ産でしょう。
ベジタリアンマークがあるのでインドでしょうね。
はるばるこんなところまで飛ばされて使われるケチャップなんてそうそうないでしょうね。

うま~。

穏やか~

ケバブまじでうまい。
トルコ料理最高なんだよな~。

さて、ぼちぼち時間ですので行きましょうかね。

ありがとうハルシュタット!
静かで美しいいい町だったぜ!

バスで鉄道駅、

そして鉄道でオーストリアの首都ウィーンへと向かいます。

・・・と2行で簡単に済ませましたが、実はこの駅に着くまでもなかなか大変でした。
バスを想定外に3本乗り継いだ挙句、もともと乗り込む予定だった駅とは別の駅に着いたのです。

どのように右往左往したかを事細かに記してもたぶん伝わらないので割愛しちゃいますが、まぁまぁバタバタしたり余分にお金払ったりしました。

結果的に無事列車に乗ることができたので良いのですがハルシュタット絡みの移動については未だによくわかっていません。

・・・・・・

はい来ました!
これでウィーンに向かいます!

ちなみにウィーンまでのチケット代54.6ユーロ(約7,900円)
ザルツブルクからハルシュタットまでの移動も含めると本日は移動費だけで1万円超えてます。ヨーロッパの移動費高いです・・・。

ただめっちゃ速くて快適。時速200km出てますね。
まるで新幹線みたいです。高い値段するのも納得です。

中はPC作業もできるほどの広々空間。
いいですね。

この後夜中にウィーンに到着です。

いや~本日は大変でした。
朝早くにザルツブルクを出てハルシュタットを全速力で観光、その後ウィーンに向かうというかなり密度の濃い1日でした。
こういう日は大量の情報がいっぺんにブチ込まれて頭がバグりますがこの感覚嫌いじゃないですね。



次回はウィーンです。
お楽しみに!

今回の投稿は以上です!
最後まで読んでいただきダンケシェーンでした!

2023年3月10日 オーストリア・ハルシュタットにて

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