こんにちは。にしきよです。
本日もよろしくお願いします。
今回の出来事です↓
1. 渇いた心とタージマハル
1. 渇いたこころとタージマハル
ナマステー。
エベレストトレッキングの後、カトマンズで2泊休養しまして再びインドに入国しています。
カトマンズ→ネパール-インド国境
ネパール-インド国境→アグラ
と900km、合計1日半のバス移動でした。
アグラはタージマハルで有名な街ですね。
アグラに着いたのは朝4時頃。
暗い中動くのは危ないので明るくなるまでバス停で待機中。
7時!
明るくなったので動きます!
タージマハルの近くに適当な宿を見つけてチェックイン。「Hotel Shahjahan」
タージマハルから徒歩3分、屋上のレストランからタージマハルが見えるなど良い立地です。設備は必要最低限と言った感じでシングル一泊500ルピー(約1,000円)でした。
荷物置いてさっそく目玉のタージマハルに行ってきましょう。
嗚呼、この臭さ、この汚さ、人の多さ、
インドに戻ってきてしまったようだ。
インド人「こにちは(`∀´)!どこいく!?タージマハル!?トゥクトゥク!?」
うぜぇ・・・( ^ω^ )
ネパールにはなかったインド独特のネチャ絡みうぜぇ・・・( ^ω^ )
てかここタージマハルまで徒歩3分だろいい加減にしろ。
そんなタージマハルさん、
てっきりこっちの南門が入り口だと思っていましたが、
出口専用でした。
入り口は東門とのことでちょっと歩きます。
なお、南門だろうが東門だろうが徒歩圏内なのでいずれにせよトゥクトゥクはお呼びでないです。
入場ゲート見っけ。
うじゃうじゃ並んでいやがんなインド人ども。
外国人入場料
1,300ルピー(約2,600円)(。∀゚)!!!!????
というのはさすがに事前情報で知っていました。
タージマハルは昔から入場料が強気価格なことで有名なのです。
1,300ルピーあればインドで2日過ごせますからね。
ちなみにインド人の入場料は45ルピーらしいです。
・・・滅びろ( ^ω^ )
まぁまぁ厳し目の荷物検査を終えて、
入っていきましょう!
なんだかんだでワクワクしますな(゚∀゚)!
茶色の正門をくぐると〜(゚∀゚)、
タージマハル(゚∀゚)!
すげー!本物じゃん(゚∀゚)!
庭も整備されて大変綺麗じゃないですか。
ここはインドなのでしょうか。
インド人各位も写真撮影に大忙し。
先っちょをつまむトリック写真が定番のようですな。
観光客に声をかけて撮影料を要求するカメラ小僧も。
5人くらいに声かけられました。無視しました。
もちっと近こう寄ってみます。
すげー(゚∀゚)!
ホントに白いんですね。
ふ、ふつくしい・・・(´Д`)
そんなタージマハルさん、有名な話ですが、お城や宮殿ではなく霊廟、つまり「お墓」です。
“タージ・マハル(ヒンディー語: ताज महल, ウルドゥー語: تاج محل, 英語: Taj Mahal)は、インド北部アーグラにある、総大理石の墓廟。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設した。インド・イスラーム文化の代表的建築である。1983年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された“
というのはいつもお世話になっておりますWikipedia先生からそのまま拝借。
Wikipedia先生を読んでいくと、完成は1653年とのことで20年以上にわたって建設されてきたわけですか。
1653年というと日本だと江戸時代が始まって半世紀くらい経った頃ですね。
その時代にお墓のためだけにこれだけ巨大なものを作ってしまうとは素直に驚きです。
建設に際しては膨大な量の白大理石、国内外から職人や宝石がかき集められ、国が傾くほどの予算がかけられたようです。
もちっと近こうに。
写真だとなかなか伝わらないと思いますが近づくと相当デカイんですよね。
実際ぼくが想像してたより遥かに大きいです。
フレームに収まりきらんよ。
のっぺりと白いだけかと思いきや細かなレリーフがあしらわれてます。これはなかなか。
先ほどチケットは1,300ルピーと申しましたが、実は2段構成になっておりまして、
・タージマハルを外から見るだけなら1,100ルピー
・タージマハル内部を見学するには+200ルピー
が実際のところです。
せっかくなのでぼくは内部に入れる1,300ルピーのチケットにしました。
チケットと一緒に渡されたシューズカバーをして中に入っていきます。
内部は皇帝とお妃の棺が保管されてるとのことで撮影禁止です。
まぁインド人各位はガン無視でキャイキャイ自撮りに勤しんでおりましたが。
係員の注意にも逆ギレしてました。インド( ^ω^ )
タージマハルの裏側、ヤムナー川。
川の向かいは何もなく寂しい感じですね。
牛はいる。
ところどころに建物の基礎っぽいものが残ってるのがわかるでしょうか。
国が傾くほどの予算をつぎ込んで妻のためのお墓タージマハルを作り終えたシャー・ジャハーンは、続いて川の対岸に黒の大理石で対となる自らの墓(通称ブラックタージ)を建設することを計画したようです。
さすがに金がかかりすぎるとのことで、
シャー・ジャハーンは息子にどつかれ、幽閉されそのまま生涯を終えたようです。
何とも残念な着地に終わったシャージャハーンですが今のインドではどんな評価なんでしょうね。
今ぼくが泊まってる宿も「Hotel Shahjahan」ですし意外と人気あるのかしら。
当時の人からしてみれば税金のほとんどを妻の墓建造にあてるとんでも皇帝だったと思いますが、そのおかげで現在インドに来る観光客から1,300ルピーもふんだくれてるわけで、今のインド人からすればグッジョブって感じなのかもしれませんね。
ブラックタージが完成していればまた一層素晴らしい観光地になっていたのかもしれません。
・・・・・・
タージマハル観光終了。
せっかくなのでもう少し眺めていきます。
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・・・・・・
えぇと・・・
今の本当の気持ちを言ってもよろしいでしょうか?
・・・実はあんまり楽しくありません。
もちろんタージマハルは美しいのですが・・・
なんなんでしょうか・・・今一つ心が動きません。
なんというか、
「うん、綺麗だね。」
以上の感想が出てこないんですよね。
少し前までヒマラヤにいた時は本当に楽しかったのですがどうしてしまったのでしょうか。
いやだからこそあの時見たヒマラヤの山々と、今目の前にあるタージマハルを比べてしまっているのかもしれません。
目をキラキラさせて楽しむインド人たちをよそに
何も楽しめていない自分がいます。
ぽつんと一人置き去りにされている気分です。
いったんどうしてしまったのでしょうかぼくの心は。
瑞々しさを失い、ガサガサに渇いてしまった土くれのようです。
ぽっかり穴が開き、旅を楽しむ感性を失ってしまったかのようです。
いったんどうしてしまったのでしょうかぼくの心は。
単に疲れているだけだと良いのですが・・・
少し休憩が必要なのかもしれません。
2022年11月8日 インド・アグラにて
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